ウォーキング・デッド ブログ

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大好きなドラマThe Walking Ded をシーズン1からあらすじ・感想を書いています。※ネタバレあり

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ウォーキングデッド シーズン6  エピソード一覧

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シーズン6 エピソード一覧表

 

EP1 First Time Again(導かれし屍たち)

EP2 JSS(不意打ち)

EP3 Thank You(逃げ場のない道)

EP4 Here's Not Here(師の教え)

EP5 Now(波打つ不安) 

EP6 Always Accountable(迷いの森)

EP7 Heads Up(生かされる命)

EP8 Start to Finish(雪崩)

EP9 No Way Out(死人を探せ)

EP10 The Next World(ジーザスと名乗る男)

EP11 Knots Untie(未知なる世界)

EP12 Not Tomorrow Yet(殺めるべき者) 

EP13 The Same Boat(張り詰めた糸)

EP14 Twice as Far(強く在るために)

EP15 East(巡る因果)

EP16 Last Day on Earth(悪魔の口笛)

 

 

シーズン1 エピソード一覧はこちら

シーズン2 エピソード一覧はこちら

シーズン3 エピソード一覧はこちら

シーズン4 エピソード一覧はこちら

シーズン5 エピソード一覧はこちら

 

 

 

Huluウォーキングデットページはこちら

 

【ウォーキング・デッド シーズン4】1話「嵐の前の静けさ」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

 

  《Hulu》ウォーキングデットページはこちら

 

 

シーズン4 エピソード1

題:嵐の前の静けさ(30 Days without an Accident)

 

 

 

刑務所からリックが出てきた。ドラム缶に貯めた水で顔を洗うと、刑務所の庭へと笑顔で歩いて行った。以前とは違い庭には手作り感のある建物があった。

リックは鍬を持ち、畑を耕す。その畑で作物を育てていた。

相変わらずフェンスの向こうにはウォーカーの姿があったが、自給自足のような生活に満足している表情のリックだった。

 

 

 

刑務所ではウッドベリーからやってきた人々との共同生活が始まっていた。カールは朝まで漫画を読み、食料の家畜にカールが名前をつけてリックが注意する。生活らしい生活をおくっていた。しかしカールが名前をつけた"バイオレット"という名前の豚は少し元気がなく、リックは心配をする。

 

大きなコミュニティとなった刑務所では、仮設のように作られたキッチンでキャロルが料理をしていた。キャロルはダリルとキッチンを離れる為、メガネの少年にキッチンの仕事を頼んだ。その少年は昨夜食べたシカのごちそうのお礼を狩りをしたダリルに言い、ダリルに握手を求めた。ウッドベリーの住人達を助けたリックやダリルは人気者となっているようだった。

 

 

フェンスにむらがるウォーカーをフェンスの中から退治していたが、ウォーカーは変わらず集まってきて、イタチごっこのようだった。

 

 

 

ダリルを呼び出したキャロルは、ダリルに物資調達に大勢で行くべきか尋ねた。下見をした場所に行こうと考えているダリルに、キャロルはどんどん集まってくるウォーカーの現状を遠くから見せた。そしてフェンスの倒壊の危険性があるから対策を練って欲しいとダリルに頼んだ。キャロルは少年に握手を求められたダリルを"モテ男さん"と呼んでからかった。

 

 

独房では、眠りからグレンとマギーが起きた。しかしグレンは浮かない顔でマギー食料調達へ行かなくてもいいと言い出していた。グレンはマギーを危険な目に合わせたくなかった。マギーは防護服があると言うが、グレンは今日は行かなくてもいいと言い、マギーも納得した。

 

 

倒しても倒しても増えるフェンスの向こう側のウォーカー。退治の仕事をしていたカレンにタイリースは物資調達に行くことを伝えた。タイリースは相変わらず信念を大切にしていた。フェンスの中から命を奪うのは、ウォーカーの顔を見てしまって嫌だと言うと、自分は別の事でコミュニティに貢献したいと言った。タイリースはカレンを見習って今まで進んでコミュニティの事を考えて仕事を率先してやってきた。カレンに気があるそぶりのタイリース。そんたタイリースにカレンも熱いキスをした。嬉しそうな表情で去っていくタイリース。

 

 

そしてベスにも恋人ができていた。その少年はベスにキスをすると、ダリル達を委員と呼び、自分も人手が足りないから委員と一緒に物資調達に行くことにしたと言った。危険な仕事の前にベスに会いに来た少年に、ベスもキスで返した。

 

 

物資調達の為車に荷物を積み準備しているサシャに、黒人ボブが近づいてきた。一週間もただ飯を食べているから、一緒に調達に行きたいと言うボブ。ずっと1人だったらしいボブに、サシャは団体行動できる?と聞いた。どうやらボブはウッドベリーの住人ではなく、1人でこのコミュニティに加わった新しい仲間らしい。ダリルもタイリースもサシャの言い分は大げさだと感じ、一緒に行く事には賛成の様子だった。ボブは元軍医だったらしく、多数決でボブは調達チームに参加する事となった。

 

 

 

畑の葉っぱを見て、ハーシェルはリックにアドバイスをしていた。ハーシェルは余分な葉っぱを摘み、栄養を実に届け、摘んだ葉をまた畑に植えて成長させると手本を見せた。その時口笛が鳴り、リックはハーシェルの話の途中で急いで行ってしまった。

 

 

その口笛は森の中で馬にまたがるミショーンからだった。リックとカールが急いでゲートを開けると、ミショーンが刑務所へと戻ってきた。ウォーカーが入ってこない様にうまく工夫して入口が造られていた。

ミショーンはお土産だとカールに漫画を渡し、リックにも何か機械を渡した。ミショーンは冴えない顔のリックに気が付き、理由を聞いた。リックはミショーンにしばらくはここにいるか?と尋ねると、ミショーンは少しの間はと答えた。丁度その時物資調達組が出発していくところだった。ダリルがバイクを止めると、ミショーンは「奴はまだ。メーコンに行く」と言った。どうやらミショーンは1人で総督を探しているらしい。約100キロ先まで捜しに行くつもりのミショーンに、ダリルは少し驚いていた。

 

ダリルは物資調達に行くと言い、リックも食料調達のために仕掛けた罠を見に行くと言ったが、戻ったばかりのミショーンが罠を見に行くと言い出した。近くにいたカールが戻ったばかりなのに…と言うが、「戻ってくるよ」というとミショーンは行ってしまった。

 

 

罠を見に行きたそうなカールに、漫画を読むだけではなく仕事や、子供らしく"本読み"にも行けとリックが言うと、カールは少し不満気な顔をした。

 

ハーシェルはカールとリックとのやり取りを見ていて、もっとカールの側にいるようにアドバイスした。ハーシェルは今までリーダーとして食料調達は十分やってくれたと言い、他の委員のキャロル、グレン、ダリル、サシャも同意見だと言った。そして、外へ出る時は銃を持って行って欲しいと言うが、リックはナイフがあり銃は無意味だと言った。

ハーシェルはリックに身を守るために銃を持つようにもう一度念を押した。

 

 

仕掛けた罠を確認しにきたリックは、森の奥へと進んでいく。森の中では何故か死んでいるイノシシの死体があった。そして、そのイノシシに駆け寄る1人の女性の姿を見たリックは、急いで隠れた。そして見つからないように立ち去ろうとするが、その女性に呼び止められる。

「待って。お願い。お願いよ。助けてください」

青白く痩せた女性は立ち上がり言った。

「赤の他人だから怪しいだろうけど、夫の所へ運ぶのを手伝って。何日も食べてない」

 

 

リックは少し迷うが、その女性の元へ行きバッグから食料を取り出すと、女性に差し出した。女性は恐る恐る受け取り「ありがとう」と言った。

「キャンプがあるの?」女性が聞き、リックもあると答えた。泣きそうになりながら仲間に入れて欲しいという女性に、リックは旦那に会って3つ質問してから決めると言った。

女性は頷き、リックは女性が銃を持っていないか確認し、そして「バカなマネは絶対にするな」と脅し念を押した。リックは女性に身を守る為なのかナイフを渡した。

 

 

 

ウッドベリーから来た子供たちは元気な声を上げ、フェンスの向こう側のウォーカーに名前をつけていた。その様子を目撃したカールは「死人に名前はいらない」と言うが、ある一人の女の子は「死んでない。違うだけ」と意味不明な事を言った。カールは「何言ってんだ。喋らないし、考えもしないし、人を殺して食べるんだぞ」と現実を教えた。しかしその女の子は「人殺しにも名前はある」と引き下がらない。その女の子はウォーカーが人を殺すのを見た事があるにもかかわらず、ウォーカーを恐れてはいなかった。

カールは「人間でもペットでもない。名前をつけるな」と怒ると、その子は図書館へと行ってしまった。

 

 

物資調達に来ていたダリルは、目星をつけていた場所へと来ていた。軍がフェンスを作ったらしいこの場所は、先週下見に来たときはフェンスの中にウォーカーがいたらしい。

しかし、ラジカセから音を流しウォーカーをフェンスの外へとおびき出していた。おかげで、ウォーカーのいなくなっていた。中へと進むと、軍のテントがあった。その中や側には、息絶えた者の亡骸があった。

ダリルは建物の扉をノックし、中にいるかもしれないウォーカーをおびき寄せる為に少し待機するように指示した。待機する間、ベスの彼氏はダリルの昔の職業が分かったと呑気に話し始めた。どうやら6週間も前からそのクイズをやっているが、いまだに当たってないらしい。「刑務所での振る舞い方…追跡が得意で人を助けてる。なのに何て言うか…不愛想だ。だから、殺人課の刑事」ベスの彼氏が言うと、思わずミショーンが吹き出して笑った。ダリルは不思議そうな顔で何で笑うのか聞くと、ミショーンは「別に、ごもっともだよ」とからかった。

 

ダリルは「当たり。潜入捜査官だ」と答えると、ベスの彼氏は正解したことに驚いた。ダリルは地獄を見てきたから言わなかったと言い、少し笑った。ダリルの表情でウソだと気付いたベスの彼氏は、また挑戦すると笑った。

 

ダリル達が談笑していると、ダリルがもたれかかっている建物のガラスの向こうからウォーカーがうめき声を上げた。物音におびき出されたウォーカーを倒すと、サシャが「隊列を崩さないで。倒したら物資を。質問は?」とまるでリーダーの様で、少しタイリースは不満気に嫌味を言った。

 

 

建物の中へと慎重に進むが、ボブだけは倒したウォーカーを見つめて少し遅れをとって建物の中へと入って行った。ダリル達が侵入した建物の屋上には墜落した軍のヘリコプターの残骸と大量のウォーカーの姿があったが、ダリル達は気づいていない。

 

 

森の中を謎の女性と進むリック。女性はハネムーンに向かう途中空港が閉鎖され、閉じ込められ4日目にウォーカーが襲ってきたと、終末の世界に気付いた時の話をしていた。女性の旦那の名前はエディ。今は2人きりになってしまったらしい。女性は何度もエディに助けられてきたと語ると、エディがいなかったら自分はいないと言った。リックは「生きるために何をした?」と聞くと、動物の死骸や腐った果物など何でも食べ、助けを求める人から隠れて見捨ててきたと答えた。

 

 

暗いスーパーの建物内に侵入した物資調達組は、懐中電灯を頼りに必要な物資を集めていた。酒瓶を見つけたボブは天井から落ちる水滴に気が付くが、そのまま酒瓶を手に取り、何か悩むように瓶を見つめた。思い直したように瓶を棚に戻した瞬間、その棚が崩れた。

そして酒瓶が積まれた棚の下敷きになったボブ。

 

 

屋上では棚が倒れる大きな音におびき寄せられ、ウォーカーが音の鳴った方へと集まろうとしていた。

 

 

下敷きになったボブは足を挟まれて身動きが取れなくなっていた。ダリルやタイリースが棚を持ち上げてボブを救出しようとする。

 

 

 

 

その時、屋上を歩くウォーカーの地面が抜けた。

 

 

 

朽ち果てた天井の上をウォーカーが歩いたため、天井が抜けてしまったのだ。屋上にいたウォーカーが宙づりになる。グレン達は急いで逃げようとするが、ボブはまだ足が挟まっていて身動きが取れなかった。警戒をする物資調達組だが、朽ち果てた天井はどんどん壊れて次々とウォーカーが落ちてくる。ついにボブの上の天井も抜けウォーカーが落ちてきそうになり、ボブは大声で助けを呼んだ。

 

 

 

一方、森を歩くリックは女性と相変わらず世間話をしていた。女性がエディと自分のように生きるためにヒドイ行動をしてきたか聞くと、リックは何も答えない。ツライ記憶から立ち直れるか聞く女性に、リックは「そう願う」と答えた。

 

 

次々と天井に穴が開いてウォーカーが落ちてくるスーパーで、パニックに陥っていた。想像もよらない場所から落ちてくるウォーカーに悪戦苦闘する中、身動きの取れないボブに這って近づいてくるウォーカーが1体。「誰か」と大声で助けを呼ぶボブ。しかし、みな自分の事が精一杯で助けに行ける状態ではなかった。ダリルはウォーカーに囲まれて、酒のケースの上にのぼりウォーカーに立ち向かっていた。ダリルに付きまとうウォーカーをグレンが退治すると、グレンは天井の異変に気が付いた。

 

屋上に墜落していたヘリコプターが落ちてきそうになっていた。

「下りろ」とグレンが言うと、ケースの上に上っていたダリルは急いで非難した。

 

這って近づくウォーカーが目の前まできたボブは、手でウォーカーの頭を押さえて防御する。間一髪のところでダリルが間に合い、ベスの彼氏と協力して挟まっていたボブを救出した。

 

いつヘリコプターが落ちてもおかしくなかった。

 

ボブを救出したベスの彼氏(ザック)だったが、思わぬところから出てきたウォーカーに足を掴まれて噛まれてしまう。逃げようとしていたダリル達みんな、ザックの叫び声に一瞬止まる。グレンが「ザック」と叫ぶが、今にもヘリコプターが墜落しそうなグレン達にはどうする事も出来ず、急いで逃げる事に。

その瞬間天井が崩れ始め、ヘリコプターが落ちてきたが、間一髪ダリル達物資調達組は間に合った。

 

 

 

リックを夫エディの元まで案内する女性はあるテントにリックを案内した。「エディ、無事だったのね」と声をかけリックを紹介する。「もう大丈夫よ」そう声をかける女性の目の前には誰の姿もない。リックはテントなど見渡すがエディの姿はなく、異変を感じた。

次の瞬間、女性はリックにナイフで襲いかかってきた。リックは攻撃をかわし、そして銃を向けた。

「イノシシを運ぶよりあなたを連れてきた方が早いから。彼は飢えてるの。生きてるものを食べさせなきゃ。彼がいなきゃダメと言ったでしょ。だから一緒にいたの。間違ってたわ。こんなのできない。あなたならできる。彼と同じ姿にさせて。終わらせないで」

と女性は泣きながらリックに頼んだ。

「無理だ」というリックに、自分のお腹にナイフを向けた女性は「彼といさせて」とそのままお腹を刺した。「やめろ」と叫んだリックの声は届かなかった。

 

倒れこんだ女性に、リックは近くに座り込み途方に暮れた。

女性は苦しそうに倒れながら「何だったの?質問は…3つの質問は?」と聞いた。リックは泣きながら「殺したウォーカーの数は?」と質問の1つを言うと、女性は声を絞り出し「エディが全部殺した。そのあとは…?」と2つ目の質問を聞いた。

「殺した人間の数は?」リックが言うと「私だけ。自分だけよ」と答えた。リックは絶望した顔で「なぜ。なぜだ」と女性に聞くと「立ち直る事なんてできない。立ち直れない。あんな…。絶対に…」と苦しそうに言いながら女性は息を引き取った。

座り込んでいたリックが、女性がエディと呼んでいた荷物があった場所に目をやると、その中に1つの袋がかすかに動いていた。リックは女性にその袋と同じような布をかぶせると、帰って行った。

 

 

 

刑務所ではキャロルが図書館で子供たちに本の読み聞かせをしていた。リックが言っていた"本読み"はこれだろう。カールは本読みの最中にこっそり図書館に忍び込んでいた。

一緒に本読みをしていた大人の男性が退出すると、急にキャロルは本読みをやめた。子供たちにナイフの勉強だと言って、安全にナイフを使う方法や護身術を教えると言い出した。しかしカールと同年代のメガネの少年は「退席します」と言い出した。戦いに慣れていない少年は、ナイフや護身術などを嫌っていた。外で1人だったら?と身を守る方法を教えたいキャロルだったが、少年は気分がすぐれないと言い退席していった。

 

残された少女や小さい子に持ち方や刺し方、切り方や狙いどころを話そうとするキャロル。その様子を見ていた図書館に忍び込んだカールが、いきなり立ち上がりキャロルはビックリする。

「お父さんには言わないで」キャロルはお願いするが、カールは黙って図書館を出て行った。

 

 

 

相変わらずフェンスの周りにはウォーカーが集まっていた。刑務所に戻っていたリックはウォーカーを見て何か考えるように立ち止まるが、すぐに豚にエサをやろうと畜舎にきた。すると朝元気のなかった"バイオレット"が森の中で倒れていたイノシシと同じように死んでいた。リックはエサを下に置くと、何か異常が起きている事に気が付いた。

 

 

夜、独房で裁縫をするカレンの元を訪れたタイリース。「向こうはつらくて…」と言うと、カレンはタイリースを抱きしめた。

一方グレンもベッドで横たわり、マギーに話をしていた。ザックがなくなった事をダリルがベスに言うらしく、昼間起きた事のショックを引きづっていた。マギーはベスの様子を見に行こうとした時、マギーは振り返り「妊娠してない」と言った。「本当?よかった」とホッとするグレンに「できてたってよかった。育てられる」と自信満々にマギーが言った。

グレンは弱気な声で「今日のことがあったのに?ローリだって…」と言うと、マギーは「生きる事を恐れたくない」と言った。手を繋ぎ合ったままグレンは「恐れるからこそ生きられる」と自分の考えを言うと「それじゃ息してるだけ」とマギーは答えた。

 

 

独房で横になるベスの元を尋ねたダリルは、「どうしたの?」というベスに「ザックが…」と切り出した。その先を言えないダリルに、全て気付いたベスは「死んだ?」と直球で言うと続けて「分かった」とベットから体を起こした。

そして部屋の"無事故継続 30日"という札を、"無事故継続 0日"に直した。ただ部屋の外で立っているダリルに「何?」と聞いたベスは「もう泣かない。彼と出会えてよかった」と言った。「俺もだ」と言ったダリルに、逆にベスが「大丈夫?」と声をかける。「人を失う事に疲れた」と言ったダリルをベスは抱きしめた。

 

 

ミショーンは総督を探すため、地図で100キロ先のメーコンを見ていた。

 

 

 

「自分を責めるな。誰にも助けられなかった。彼女は正気じゃなかった。君は違う」

ジュディスを抱くリックが昼間の森での出来事を、ハーシェルに相談していた。リックは以前の自分の状態と彼女が近くて助けたかった。自分と姿と重ねていた。ハーシェルは「君は立ち直った。君の息子もだ。必ず立ち直れる」と励ました。

 

 

夜中、それぞれが眠る独房で、図書館で気分がすぐれないと言っていたメガネの少年が、辛そうに起きてどこかへ歩いて行った。ゴホゴホと咳をする少年は、何とかトイレやお風呂まで自力でやってきたがフラフラしていた。服を着たまま井戸のポンプを引き、シャワーを浴びた少年は、バタッとシャワーを出したまま倒れこんでしまった。

真っ暗な刑務所で、勢いよく出ていたシャワーが止まり、水滴だけがポタポタと落ちた。

少年は血を吐いたまま倒れていた。

 

倒れたまま少年の目が開いた。

 

その目は転化してしまったウォーカーの目だった。

 

 

感想

 

シーズン4スタートです!

前回ウッドベリーからの住人も増えて、家畜に畑とかのんびりな感じでスタートだと思ってた…。ま、前半はのんびりだったけど、やっぱりさすがウォーキングデッドですね。

のんびりなんてある訳ない(笑)タイリース×カレン、ベス×ザックの恋人ペアも出来てて、どんな状態でも恋愛をかかさないアメリカ感が強かったけどね。

 

 

まずはリックと謎の女。

怪しい雰囲気しかなかったから、逆によくリックついていくなーと思ってたし(笑)多分汚れだろうけど、アバター並みに色が変わってて同じ人間とは思えなかった。

でも、最後切なくなった。

怪しい人じゃなくて、大切な人の死を受け止めれずもがいてた女性だったんだね。しかも自分でもそれに気が付いてた…。彼女が死んでから動いてる袋にリックが気が付くシーンがあるんだけど、多分あの袋の中身はウォーカーに転化した旦那:エディ。彼女は死んだイノシシじゃなくて、生きたリックをエディに食べさせないと‥。って思っての今回の行動だね。そしてそんな自分の行動はイケない事で、やりたくないけど、辛さを受け止められなかったんだ…。

ローリを失くして幻覚を見てたリックには、確かに他人事じゃないね…。

名前も最後まで分からなかったけど、切ない終わりだったな……。

 

そして、物資調達組。

ダリル、ミショーン、サシャ、タイリース、ザック、ボブ、グレンの7人かな。もうこのシーンはフラグ立ちまくってて、すぐにヘリ落ちてピンチになるなって気が付いちゃったからあんまりドキドキしなかった。今回から割と先が読める展開が多い……。驚きたいんだけど(笑)ボブは酒瓶を見つめてたけど、元アル中かな?今シーズン初登場とザックが亡くなってあんまりショックではないけど、ベスが心配だーなんて思ってたけど、ベス強くなった。昔自殺しようとしてた甘ちゃんとは別人。けど恋人死んだんだからもう少し泣いたりしてもいいんだよ~。(←誰目線w)

何気にサシャが強くて、委員とか呼ばれてるコミュニティの偉い人になっててビックリした(笑)

 

最初グレンは、身の危険を心配してマギーに調達に行かせなかったのかと思ってたけど、違ったね。妊娠の可能性があったんだね…。しかし女は強い。マギー強い。

ハーシェルの娘たちはしっかりしてて、考え方が立派。

だけど、やっぱりローリの件があるし、不安だよね…。分かるよ、グレン(笑)

 

 

今回フラグ立ちまくりだったからまとめてみた。

・死んだイノシシと死んだバイオレットは何か病気?

・ついでに最後死んでウォーカーになっていた少年も血を吐いてたし、病気?

・ミショーンが目指すメーコンに何かある?

・ボブは元アル中?

 

今回は感想長くなっちゃってすいませんw

 

 

ウォーキング・デッド コンパクト DVDーBOX シーズン4

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次のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

 

 

ウォーキングデッド シーズン5  エピソード一覧

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シーズン5 エピソード一覧表

 

EP1 No Sanctuary(食うか食われるか)

EP2 Strangers(暗闇からの視線)

EP3 Four Walls and a Roof(神の裁き) 

EP4 Slabtown(朽ち果てた街で)

EP5 Self Help(愚直な前進)

EP6 Consumed(ふたり)

EP7 Crossed(救出作戦)

EP8 Coda(人質交換)

EP9 What Happened and What's Going on(弔いの帰郷)

EP10 Them(乱れる心)

EP11 The Distance(不審な男)

EP12 Remember(居住審査)

EP13 Forget(偽りの笑顔)

EP14 Spend(見捨てない)

EP15 Try(探り合い)

EP16 Conquer(古き友よ)

 

シーズン1 エピソード一覧はこちら

シーズン2 エピソード一覧はこちら

シーズン3 エピソード一覧はこちら

シーズン4 エピソード一覧はこちら

 

 

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ウォーキングデッド シーズン4  エピソード一覧

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シーズン4 エピソード一覧表

 

EP1 30 Days without an Accident(嵐の前の静けさ)

EP2 Infected(新たな脅威)

EP3 Isolation(集団感染)

EP4   Indifference(傷だらけの絆)

EP5   Internment(遠のく希望)

EP6    Live Bait(葬られた過去)

EP7 Dead Weight(蘇る過去)

EP8 Too Far Gone(最期の決戦)

EP9 After(そして、独りに)

EP10 Inmates(生存者たち)

EP11 Claimed(危険なよそ者)

EP12 Still(本音の杯)

EP13 Alone(孤独と温もり)

EP14 The Grove(正気な狂気)

EP15 Us(トンネルの彼方へ)

EP16 A(終着駅)

 

シーズン1 エピソード一覧はこちら

シーズン2 エピソード一覧はこちら

シーズン3 エピソード一覧はこちら

 

 

 

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【ウォーキング・デッド シーズン3】16話「奇襲攻撃」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

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シーズン3 エピソード16

題:奇襲攻撃(Welcome to the Tombs)

 

 

息を切らした総督は誰かに向かって話していた。

「お前を見くびってた。リスクを冒し、手を汚すとは…。ミショーンをバイターに食わせようとしてたのに」

顔は見えないが総督が話しかけている相手の男は、総督に拷問されているかのような苦しそうな声で「来たもの全員を食わせる気だった」と言った。

「そうだ。起きろ。計画がぶち壊しだ。お前が燃やしたから。8人も殺された」と総督は、その男を殴った。

 

 

総督に殴られた男はミルトンだった。顔は殴られ腫れて血が出てメガネもなく、そして縛られていた。

 

 

総督はミルトンの顎を掴み、「仲間だったろ。町を守り食料を調達してくれた」と言うと、顎を掴まれたままのミルトンは話しずらそうだったが、しっかりとした声で「黙って目をつぶればだ」と言った。

総督は「いい子のフリはそろそろ卒業だ」と掴んでいた顎を離した。そして腫れて血が出ているミルトンの顔を触り、「教えてやろう。命を脅かす者を倒すのは気分がいい。火薬のにおいと血しぶきは何を意味する?生きてる証だ。勝利だよ。記憶に残すために頭を取る。殺すか生かすかだ」と続けた。

 

 

黙って聞いていたミルトンは「娘さんは、どう思う?今の父親を‥」と聞くと総督はミルトンの目を見て「恐れるだろうな。だが最初からこうなら娘は生きていた」と答えた。

 

ミルトンは「アンドレアを殺したのか?」と総督に聞いた。

 

ミルトンは総督にある部屋に連れてこられていた。部屋に投げ込まれ、膝をついたミルトンの目の前には拷問椅子に縛り付けられているアンドレアの姿があった。「まだ生かしてある」と総督が言うと、部屋に入ってきた顔が腫れたミルトンを見てアンドレアは驚き「ミルトン…」と思わず声を出した。総督はアンドレアを生かしているのはいずれ使えるからだと話した。

 

アンドレアは別の部屋のミルトンと総督の会話が聞こえていたようだった。

「もう死者を出さないで‥やめるのよ」とお願いするが、総督は刑務所の奴らは全員殺すと宣言した。総督は町民にウソを話して騙し、町民を戦いに参加させようとしていた。

 

総督はもう必要ないから荷物を運び出せとミルトンに命じると、ミルトンは言われるがままアンドレアの椅子の脇にあった拷問に使う器具を片付け始めた。ミルトンは動揺し器具を落とし、総督に拾うように言われ慌てて床に落ちた器具を拾う。

 

アンドレアの椅子の後ろに落ちている器具に気付いたミルトンだったが、「もたもたするな。早くしろ」と総督から言われ、ミルトンはわざとその器具を残したままアンドレアの部屋から出て行こうとした。「ちょっと待て」総督が部屋を出るミルトンを呼び止めた。

総督はミルトンに器具をテーブルに置くように命じると、ミルトンを壁に押さえつけた。

ビクビクしているミルトンに総督は「彼女を殺せ。俺から学んだと証明しろ。ミルトン。殺さなければお前もここから出られない。手を煩わせるな。やれ」とナイフを握らせた。

 

ナイフを握ったミルトンはアンドレアに向かって1歩ずつゆっくりと向かっていく。

 

 

しかし、すぐ振り返り、総督にナイフを向けた。

 

 

ウォーカーも倒せないミルトンには総督に勝つことなど不可能だった。総督はあっさりミルトンの攻撃を避け、ミルトンが握っていたナイフをミルトンのお腹に刺した。

もう一度奥深くまでナイフを刺した総督は「失望させやがって。お前は死ぬ。そして転化し、彼女の肉を食いちぎる」とナイフを抜いた。

 

 

驚いて声も出せないアンドレアに総督は「この世界じゃ殺すか死ぬか…死んで殺すかだ」と言うと、お腹を刺されたままのミルトンを置いて扉を閉めた。

部屋の中には椅子に縛られているアンドレアと、瀕死のミルトンの2人きりになった。

 

 

 

 

 

朝を迎えた刑務所の独房でカールはミショーンと取りに行った家族写真を眺め、そしてバッグにしまった。個々それぞれが荷造りをしていた。荷物をまとめたバッグを持ち、車に運ぶカールをリックが呼び止めるが、カールはその手を払いのけた。その様子を見ていたグレンがリックに話しかけた。カールはローリが亡くなった時以上に、腹を立てていた。リックはまだ子供だから仕方がないと言うと、そのまま荷造りを続行したが、リックにはまたローリの幻覚が見えていた。

 

荷造りをしているダリルにキャロルが近づくと「兄貴が身を投げ出すとは‥」とダリルが口にした。キャロルはメルルがチャンスをくれたと言い、ダリルに手を差し伸べて座っていたダリルを立たせた。

 

忘れ物がないか独房を見回りしていたリックをミショーンが準備ができたと呼びに来た。「総督との取引のこと、悩んだ末だよね。理解できるよ」と生贄にされそうになっていたにも関わらずミショーンはリックを思いやり、思いとどまったリックを許した。さらにミショーンは初めて会ったとき、刑務所の中に入れてくれたお礼を言った。リックは粉ミルクを持っていたから入れただけだったが、奪う事も出来たのにそうしなかったリックにミショーンは感謝していた。

リックはお礼を言うなら、ミショーンは仲間になれると確信したカールに言ってくれと言った。

 

 

 

ウッドベリーでは相変わらず総督のウソに町民は騙されていた。リック達に8人も殺されたと話す総督は、町民の怒りを煽っていた。「殺さなければ、また襲われる」と言い、戦い町民を操っていた。

作り話を聞いていたタイリースは総督を呼び止め「総督、言いにくいんだが、俺たちは辞退する」と言った。サシャも「戦いたくない」と言うと総督は顔色を変え、睨むように2人を見た。タイリースは「バイターとは戦うが、人とは戦わない。ここで子供たちを守る。戻った時出ていけと言うなら黙って従う」とハッキリ言うと、総督は何も言わず部下が持っていた銃を奪い、タイリースに銃を渡した。総督は「ありがとう」と口では言ったが、明らかに顔は怒っていた。無表情のまま総督は戦車に乗り込むと「いくぞ」と車を発進させた。

 

 

刑務所に総督たちの戦車数台が到着した。マルチネスがバズーカで監視塔を壊すと、他の部下たちも銃を乱射した。戦車はノンストップでフェンスを突き破り、刑務所の敷地へと入っていく。

 

グレンの仕掛けたパンクさせる罠に引っかかった戦車は止まり、そして刑務所の建物に向かって銃を乱射し続ける。刑務所の周りにいたウォーカー達が次々と倒れていく。

銃の音が鳴りやむと車から降りた男たちは、総督の「突撃だ 行け」の命令で一斉に刑務所に向かう。

 

 

しかしリック達の姿はどこにもない。

 

 

フェンスを壊し、どんどん奥へと進み、建物の扉を開く。独房に侵入するが、生活していた形跡はあるものの、どこにもいない。

 

 

緊迫した空気が流れていた。

 

 

総督は悔しそうな表情をして、引き返そうとすると、独房内のテーブルに置かれた一冊の本も見つけて手に取った。その本には"善を行った者はよみがえって命を。悪を行った者は裁きを受ける"と聖書の1節に黄色のマーカーが引かれていた。

聖書を投げた総督はイライラしていた。

 

 

すると、どこからか物音が聞こえた。

2人手に分かれるように指示した総督は懐中電灯を手に、奥へと進んでいった。

 

 

 

 

ウッドべリーで監禁されているミルトンはまだ生きていた。アンドレアが話しかけるとミルトンは苦しそうな声で「道具を落とした時、ペンチを床に残した。君の後ろだ。足を伸ばせ。右足を後ろに伸ばせば届く」と言った。

アンドレアは急いで右足を後ろに伸ばす。「いいぞ。そうだ」とミルトンが言うが、なかなか足が届かない。早く逃げようとアンドレアは焦っていた。

「大丈夫よ」とミルトンを励ますアンドレアだったが、ミルトンは「外せた時は、何か鋭いものを探してくれ。僕の頭を刺すんだ」と頼んだ。アンドレアがミルトンを見ると、ミルトンは「必ずそうしてくれ」と言い「早く拾って」と絞り出したような声で言った。

 

 

 

総督たちは慎重に刑務所の奥へと進んでいった。総督がかすかに聞こえる音を頼りに誘導する。

 

 

タイリースはウッドベリーで、老人や子供たちを守り、サシャは行く当てのない自分たちがこの先どうなるか不安になっていた。サシャの見回りの番なのにタイリースは交代をせず、自ら進んで見回りに行ってしまった。

 

 

アンドレアは何とか足がペンチに届いた。喜ぶアンドレアだったが、話しかけてもミルトンは何も答えない。ミルトンが転化してしまうと思ったその時、ミルトンが大きく息を吸い、アンドレアはホッとする。「なぜ残った?元の仲間を見つけたのに」ミルトンは最後の力を振り絞って聞いた。「みんなを救いたかった。総督でさえも。殺す機会はあったのに…」アンドレアが答えるとミルトンはさらに「なぜやめた」とまた質問した。

アンドレアは総督を寝室でナイフで刺そうとした時、誰にも死んでほしくなくて別の方法で総督を止めたいと思い実行しなかった事を後悔していた。

泣きながら話すアンドレアに、ミルトンは懸命に息をして「生きてるよ。まだ生きてる」と言い、アンドレアは少し微笑んだ。しかし、ミルトンの死は時間の問題だった。アンドレアは早く脱出しないと、転化したミルトンに襲われてしまう為、ミルトンはもう一度アンドレアを急かした。

アンドレアは落ちているペンチを拾う為、靴を脱いだ。

 

 

 

奥へと進んだ総督たちをいきなり手榴弾が襲う。

火花が散り、非常アラームが大音量で鳴り出した。

「腰を低く」総督は部下にアドバイスをするが、みんなパニックになっていた。悲鳴が聞こえ、ウォーカーも侵入し、慌てて建物の外へと出た総督の部下たち。

 

飛び出してきた部下を、刑務所に初めて侵入した時に見つけた防護服を着たグレンとマギーが銃で狙う。

 

 

銃声は森の中に身を隠しているカールとハーシェルとベスにも聞こえていた。不安げな様子のベスの肩を抱くハーシェル。しかしカールは自分も戦うべきだと険しい顔をしていた。

 

 

総督たちは刑務所の住人からの四方八方からの襲撃を避けながらなんとか車に戻った。戦車に積まれている大砲を撃とうとするが、何かが差し込まれていて大砲は動かない。

総督たちは、それぞれ車に乗り込み、一時退散することとなり、引き返していった。

 

 

 

刑務所の外の森を1人の少年が銃を構えて走っていた。その先にはカールやハーシェルがいた。少年を見つけたカールとハーシェルは少年に銃を向ける。

ハーシェルが少年に「銃を渡せ」と言うと、少年は素直にゆっくりと銃をカールに渡そうとした。

次の瞬間、カールは銃の引き金を引いた。

少年は倒れこみ、カールの行動にハーシェルは驚いた。

 

 

リック達は勝利したが、総督たちを追いかけるべきかどうか話し合っていた。リックこの先どうするか答えを出す前に、無事を確認するため全員が集合した。ベスと一緒に森に隠れていたジュディスも無事で、リックは安心してジュディスを抱きしめる。そしてカールも抱きしめるが、カールは「僕もウッドベリーへ行く」と言い出した。カールは兵士を一人始末したと、みんなと一緒に戦っていたと自慢げに話した。ハーシェルは「兵士か?逃げた子供に出くわした」口をはさむが、カールは威嚇してきたと反論した。その場にいなかったリックは「大変だったな」とカールに声をかけるが、カールは戦いに参加すると言い張り、歩いて行ってしまった。

 

ハーシェルは残されたリックに「相手の子供はおびえ、銃を渡そうとしていた」と真実を話した。威嚇してないと分かったリックだったが、カールの行動は正当防衛だと言い出した。自分の目で見ていたハーシェルは撃つ必要などなかったと主張するが、リックはカールをかばおうとする。ハーシェルは「リック。彼は無抵抗な相手を撃ち殺した」と目を背けないように強い口調で言った。リックは悲しげな顔でたたずんでいた。

 

 

 

車はクラクションを鳴らし、かなりスピードを出して進んでいたが、総督が「止まれ」と別のトラックに乗っている町民達に命令をした。

道路に真ん中で急ブレーキをかけて止まった車から総督が降りてきた。町民を乗せたトラックに向かって歩き、「何をやってる。戻るぞ」と恫喝した。

町民は「無理だ」「殺される」「手に負えない」と口々に反対する者と、息子を殺され復習したいと総督に賛成する者などと意見が対立し、小競り合いになっていた。

 

唇をかみしめながら、町民同士の意見の対立を聞いていた総督は、いきなり町民に向かって銃を乱射した。

 

 

悲鳴声を上げる町民達を次々と撃つ総督に、さすがのマルチネスも引いていた。マルチネスは部下に車に乗るように指示した。タイリースと共に町の住人になった父子の父親が総督に向かって銃を構えた。総督は表情を崩さず、そして引き金を引き、父親は倒れた。

 

車の影に隠れていたマルチネスを起き、総督は倒れている人々の頭に向かって転化しないようにダメ押しで引き金を引き出した。その中に遺体の下敷きになり息をひそめている町民がいたが、総督は弾切れとなり気付かずに車に乗り込んだ。

 

 

暴走した総督にどうしていいかわからず、ただ見つめるマルチネスと部下の男1人。総督は2人を見ると、無言で車のドアを閉め、2人も無言で車に乗り込むと車は発進した。

 

 

 

アンドレアは必死で足元のペンチを拾おうとしていた。なかなか取れず、焦るアンドレアはミルトンはまだ生きてると口に出し、自分で自分を励ましていた。あと一歩のところでペンチを落としてしまったアンドレア。もう一度チャレンジし、無事ペンチを手に取った。アンドレアがペンチで自分の拘束をほどこうとしている最中、ミルトンの血で真っ赤になった指が少し動いた。

 

 

 

ウッドべエリーに向かう事に決めたリックは、拗ねているカールに「ハーシェルから聞いた」と声をかけた。カールは相変わらず悪いと思っていな様子で相手が銃を持っていたからと言い訳をした。リックは優しく相手は銃を渡そうとしていたんじゃないのか聞いた。カールは自分たちを襲ってきたウッドベリーの住人だから‥と答えると、リックは「そのとおりだ」と理解を示したが、もう一度銃を渡そうとしていたかを聞いた。カールは自分の考えを話し始めた。

「ウォーカーを見逃し、デールが殺された。アンドリューを見逃しママが殺された。総督と2人きりだったのに見逃したからメルルが殺された。僕はすべきことをした。これで彼は誰も殺さない」と力強い口調で話すと立ち上がり去って行った。

リックは改めて、こんな世界で育ってきたカールのツライ経験を思い知った。

 

 

グレン達は総督がもう一度襲撃してきた時に備えて残り、ウッドベリーに向かうのはダリルとリック、ミショーンの3人になった。少し進むと、路上に止まった車の側で遺体をむさぼり食べているウォーカーを発見し、3人は車とバイクからそれぞれ降りる。

ウォーカーを退治していくと、車の中から生きた1人の女性が助けを求めてきた。チックが銃を向けると手を上げて車から降りてきた。

 

 

 

ミルトンを気にしながら脱出を試みるアンドレアは、ミルトンの転化に怯えていた。しかし、ミルトンがうなり声を上げ始めた。ミルトンはウォーカーと化してしまった。

気付いたアンドレアは急いでペンチを使い、鎖を外そうとする。「うぁぁぁ…」と声を上げながら必死で拘束具を外そうとするアンドレアに、ウォーカー化したミルトンが襲いかかった。アンドレアの悲鳴が部屋の外まで聞こえていた。

 

 

 

夜中リック達は、車の中に取り残された女性とウッドベリーに侵入しようとしていた。取り残されていた女性の名前は「カレン」。見張りをしていたタイリースとサシャはリック達に気付き銃撃戦になったが、カレンが出ていき、タイリースは撃つのをやめた。カレンの身を心配し、そして「総督は?」と聞いた。

カレンは「総督はみんなを撃った。撃ち殺したの」と話した。「そいつらは?」とタイリースが一緒に侵入したリック達の事を聞くと、「私を助けてくれた」と話した。隠れていたリックは「出ていく」とタイリース達の前に手を上げて出てきた。

 

 

タイリースはウッドベリーの門を開け、出てきた。

 

 

「何しに来た?」タイリースがリックに尋ねた。リックは正直に襲撃するつもりだったが、総督がウッドベリーの町民を殺し、事情が変わったと話した。リックはさらにアンドレアが刑務所に向かったと聞いたが刑務所には来ていない事を報告し、ウッドベリーの街の中にいるかもしれないと言った。

リックたちはマギー達が監禁されていた部屋を調べるため、監禁部屋に向かっていた。総督がマギー達を人質に取り、拷問をしていたことなど知らないタイリース達は驚いていた。

ゆっくりと監禁部屋へと進むと、監禁部屋のドアの下からは血が流れていた。

 

ダリルとミショーンが銃を構え、リックが鍵を開ける。

中には拷問椅子の前に横たわり死んでいるミルトン。

そしてドアの後ろのアンドレアの姿にリックが気づき、ミショーンが慌てて近寄ると、アンドレアの体温は高かった。

 

 

アンドレアが服めくると、肩を噛まれていた。

 

 

痛がるアンドレアはジュディスやカール達の無事をリックに聞いた。リックは「仲間だ。君の仲間たちだ」と答えた。

「生きてる?」と聞くアンドレアに「あぁみんな無事だ」とリックが答えるとアンドレアは安心した表情をし、ミショーンに向かって「仲間ができたわね」と微笑んだ。泣きながら頷くミショーンにアンドレアは「1人じゃ生きられない」と言った。立ったままのダリルが「そうだな」と答えた。

 

アンドレアは「みんなを救いたかった」とリックの目を見て言った。そして自分の最後は自分でやるというアンドレアをミショーンが止めた。しかしアンドレアの意思は固かった。

「まだやれるうちに…お願い」と自ら命を絶つことを決めていた。出会った頃、アンドレアは銃の使い方を知らず、リックに安全装置を外すように言われた事があった。アンドレアはその時の事をジョークにして「安全装置は外す」と笑った。

 

リックはしぶしぶアンドレアに銃を握らせる。

ミショーンは「そばにいるよ」とアンドレアの顔を見つめた。アンドレアはダリルの顔を見て、そしてリックに「努力したわ」と言った。リックも涙をこらえながら「あぁ頑張ったよ。本当…」とかえし、ダリルとリックは部屋から出て行った。

 

 

 

ミショーンと2人きりになった部屋の中から銃声の音が1発聞こえてきた。

 

 

 

夜が明けた刑務所にダリルのバイクと車と、そしてバスが到着した。そのバスからはウッドベリーに残されていた老人や住人達が降りてきた。

 

 

「誰なの?」カールが尋ねると、リックは「新しい仲間だ」と紹介した。

キャロルやハーシェル、ベスはウッドベリーの住人を温かく迎え、リック達は新しい生活を迎えようとしていた。

陽が上り、太陽が刑務所を照らしていた。

 

 

 

 

感想

 

 

さすが最強軍団!!!

見事総督たちを撃退!!!

いやースカッとした!

けれど、総督…死んでないのよね‥。シーズン3もこれで終わりなんだけど、本当にこれで終わり?まじで??

しぶとい総督はまだ何か仕掛けてきそうな気がしてならないんだけど…。

 

 

っていうか、ミルトン(涙)まさかの最後…。

やっぱりキチガい総督はやる事が残酷。

最近のミルトンはとても好きで、特にハーシェルと2人で話すシーンとかはほっこりして好きだったな…。いつかはミルトンは殺される役だとは思ってたけど、悲しい。

そして、アンドレア。

なんだかんだしぶとく生き残ってきたアンドレア。今回もミルトンの残したペンチがあったし、助かると思い込んでた。そんな感じで物語も進んでたし…。

まさか、噛まれてるとは。しかも自ら命を絶つ事になるなんて…。

いつも冷静なミショーンが、泣いて鼻水垂らしてて、余計に総督への憎しみが増した。

恋人だった女性にする事じゃないよね‥。

 

 

今回のエピソードの中で強く残ってるのが、カールの件だよね。

始め、こんな世界で生きてたら残酷な子供にもなっちゃうよ~くらいにしか考えてなった。けど、カールは大きな傷を背負ってたんだね。

確かにデールが殺された時、自分のせいだと責めてた。カールという性格を形成する中で、あまりにも残酷な出来事が多すぎたんだね…。ツライことばっかりだもんね…。

でも、カールには躊躇せず人間をバンバン撃つ子になって欲しくない。善悪のつけかたを誤って欲しくない。ハーシェルとリックでカールを正しい判断ができる子に育てて欲しい…。

もしかしたら、そんなカールを見てリックはウッドベリーの住人を引き受ける気になったのかもしれない。弱い者を助ける…そんなお手本になりたかったのかもしれない。

今回はなかなか深い回だった…。ただ、ミルトンとアンドレアを失ってしまったけど、総督はまだ生きてる‥。

 

なんだか不安を残したままシーズン3は終わってしまいました…。

食べるものとか生活スペースとか、これから刑務所はどうなっていくんだろう‥。

 

シーズン4も見逃せない!

 

 

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次のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

 

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