ウォーキング・デッド ブログ

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大好きなドラマThe Walking Ded をシーズン1からあらすじ・感想を書いています。※ネタバレあり

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【ウォーキング・デッド シーズン8】1話「全面戦争」 ストーリー・感想

 

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

  《Hulu》ウォーキングデットページはこちら

 

シーズン8 エピソード1

題:全面戦争(Mercy)

 

~過去?未来?夢?妄想?~

 

目をつぶったリック。

生き生きとした花や、杖、8時22分を指す時計…。リックはヒルトップのお墓の前にいた。

 

~現在~

 

拾ってきたトタンや板を使いながら何かの準備をしている住人達。

 

 

 

ニーガンの聖域で座り込んでいたドワイトの横のタイヤに1本の矢が刺さった。

 

 

タラとキャロルはメモ帳片手に何かの時間を計っていた…時刻は10時28分。

 

 

晴天の真っ青な空の下で、リックは演説を始めた。

「出会った時、ジーザスは"世界は広がる"と言った。広い世界を見つけた」

リックの演説を聞くのはジーザスやイーニッド、キングダムの兵士、ゲイブリエルなどたくさんの仲間たち。

リック、エゼキエル王、マギーの3人がトラックの上にいた。

そしてリックは演説を続ける。

「お互いを見つけた。この広い世界は俺たち自身のものだ。俺たちが共に築き上げた。それこそ真実だ。生きる権利がある。」

 

 

 

タイヤに刺さった矢に挟まっていたメモを取り出すドワイト。そのメモには「即日決行」と書かれていた。そしてドワイトは周りを見渡しながらそのメモに何か書き足していく。

書き足したメモをまた挟み、フェンスの隙間からどこかへ向けて矢を放つ。身を隠していたダリルがドワイトからのメモを受け取ると、ドワイトを睨みつけるような儀びしい表情で去って行った。そしてドワイトもまた、去るダリルをじっと見ていた。

 

 

リックの演説は続く。

「平和な生活を望み平等を重んじる者、共存を望む者が生きるべきだ。だが人を利用し、奪い、殺す者、世界を独占しようとする者は終わらせる。祝杯を上げはしない。だが恥じだとも思わない。死ぬべきはただ1人。そいつはこの手で殺す。俺が殺す。他の者たちは奴を支持し味方する者、目をそらす者も殺そう。そして俺たちは世界を広げる。共に。」

 

 

タラとキャロルは道路に立ち何かを待っていた。そして何かを見つけた2人は笑顔になり、道路に身を隠す。タラの腕時計が10時28分を指すと、タラはまたメモをする。 

 

 

「共に」

リックの演説の終わりに同じ言葉を言ったエゼキエル王は手を広げ、リックと同じように仲間に向かって演説を始めた。

「手を取るのだ。大詩人は言った。"我と共に血を流した男は我が兄弟になる」とリックの肩に触れた。そして「女は姉妹になる」とマギーの肩にも触れた。すると別のトラックの上からエゼキエル王を見守っていたトラのシヴァが吠える。

そして続いてマギーも演説を始めた。

「訓練した。入念に準備したわ。この朝は終わりではない。不安定な生活はこの先も続く。だからこそお互いを信じるの。信念を持ち続ける限り未来は私たちのもの。世界は私たちのもの」

トラックの上にのる3人からは大草原の先にある建物が見えていた……

 

 

 

道路に身を隠していたタラとキャロルは高速道路にいた。上を走る高速道路の下の道をウォーカーの大群が歩いていた。道路を埋め尽くすほどの数のウォーカーが一定方向に向かって進む。唸り声が鳴り響いていた。

 

 

~過去?未来?夢?妄想?~

 

※一番初めに流れた映像が繰り返し流れる(目をつぶったリック。

生き生きとした花や、杖、8時22分を指す時計…。リックはヒルトップのお墓の前にいた。)

そして髭が伸び、白髪のリックが目を覚ます。その光景はリックが病院で目覚めた時のそっくりだった。違うのは白髪と花が枯れていない事…そして部屋には陽が差し込み優しそうなリックの表情。

 

そして目覚めたばかりの髭面のリックとは違い、雨に打たれて真っ赤な目を開けるリックの姿が映し出される……

(この対象的な2パターンのリックは一体何を表しているのだろう…)

 

~現在~

 

荒れ果てた道路を1台の車が進む。そして横たわった車や逆さに向いた車がある場所でその車は止まった。中から降りてきたのはポリタンクを持ったマール。そしてカールは警戒しながら歩く。破壊した三輪車、息途絶えミイラのようになった者が乗る廃車を通り過ぎてやってきたのはガソリンスタンド。

「やぁ」背後から声が聞こえたカールは慌てて銃を構えるが、相手の姿は見えない。

「大丈夫だ。いや…俺は撃たれた。レンジも投げつけられた。俺のお母さんがよくこう言ってた。君に響くといい。"良いものは何でも旅人に使いなさい"母さんはそう言って旅人を助けた。家のない者だ。それがすべてだ。いろいろ経験し、人が信じられないのは分かる。分かるよ。俺もだから。俺も経験してきた。母さんはこうも言ってた。"情けは怒りに勝る"母さんではなくコーランだった。ムダだよな。君を知らないが…何日も食べてない。君は幻覚かも」

銃を構えたカールは、見知らぬ男が話している間、物音を立てないように車の下などを覗き、声の主を探していた。

やっと見つけたカールは「動くな」と銃を突きつけると、その男は両手を上げ「よせ。行くよ。何もしない。俺はただ‥食べ物を‥」そう言った瞬間銃声が聞こえた。しかし撃ったのはカールではない。

 

男が走って逃げると、追いかけるようにもう一発銃声が聞こえて、銃を構えたリックが男を追いかけていた。空に向かってもう一発発砲したリックに、カールは近づく。リックはカールに向かって冷静に「交差点で会う約束だ」と言うと、カールは黙って呆れたような表情をした。リックは「頭の上を撃って追い払った」と弁解し、口を挟もうとしたカールの話を聞かず「大体聞いていた。奴らの仲間かも」と言った。リックはもう一度頭の上を撃ったから多分大丈夫だと言うが、カールは不満そうに立ち去り、背を向けたまま「不十分だ。"たぶん"じゃ。」と言った。リックはため息をついた。

 

 

 

"監視台/木の上"と書かれたメモ。

そしてメモの通り大きい道路に面した木の上から監視している男に気づかれないように遠くから狙う。男が木から落ちると、待っていたように下にいたウォーカーが男に覆い被さった。"監視台/木の上"と書かれた文字に横線を入れて消す。

そしてその下に書かれているのは"聖域付近"の文字。

タバコをふかしながら車に座る男を背後から倒す…ダリル。拳銃を見つめたダリルは"聖域付近"の文字も横線を入れて消す。そしてその下の文字は"ペイズ工業地帯"。

男の背後から躊躇なく棒を突き刺し、倒す…モーガン。

そしてまた横線を入れて文字を消す。

 

 

リックは数枚の紙を見ながら深呼吸をした。リックはヒルトップの監視台にいた。

「30分後だ。準備ができた」リックを呼びに来たのはゲイブリエル。浮かない顔のリックに「あなたは?」と問いかけたゲイブリエル。リックは「1人のせいでこうなった。たった1人だ」とこれから始める事へ不安を覗かせた。ゲイブリエルは「すべては1人から始まる。これも…」と監視台の下で戦いに向けて準備する仲間の方を見た。そして「この戦いも」とリックに言った。リックは「俺個人の戦いじゃない」と言うとゲイブリエルは「あぁ。あなたがみんなの戦いにした」と笑顔で言うと、リックも吹っ切れたようにゲイブリエルの肩を叩いた。

 

 

 

タラの腕時計は7時48分から49分になろうかとしていた。道路上で何かを待つタラとキャロルの元に、バイクに乗ったダリルが現れた。そこにはモーガンも集合していて、モーガンは道路に座り込んでいた。

 

 

 

 

玄関を出てすぐの道路に座り、道路に絵を描く2~3歳の女の子。そんな女の子の頭にキスをするリック。この女の子はジュディスだった。大きくなったジュディスの頭を撫でたリックは、ミショーンと熱いキスを交わす。そこへカールがやってくると、カールの保安官の帽子を取って「おいで」とカールを抱きしめ、カールもそれにこたえて父リックとハグをする。カールに帽子をかぶせたリックは「これで終わる」と言って車に乗り込むと、車はすぐに発射した。車の横側にトタンや板をつけた車が続々とリック車の後に続いた。

ロジータは座って腕を組みながらその車を見ていた。

居残りのミショーンに、カールは「行きたいよね。俺もだ」と声をかける。ミショーンが「何でもつらいあなたを支える。あたたが導いて」と言うと、カールは冗談を聞いたかのように笑って首ふる。しかしミショーンは「そのうち…分かるわ」と笑いかけた。

 

 

 

道路に立っていたニーガンの仲間を不意打ちで倒したリック。まだ息があるその男は「何をするつもりだ。俺たちを倒せると?見てたぞ。ひざまずき泣いてたろ。またひざまずくぞ。お前の息子は死ぬ」黙って男の荷物を漁っていたリックの行動が止まった。

グローン通りの家の文字に横線を入れて消したリックは、まだ生きているニーガンの仲間

の後ろに繋がれていたウォーカーの鎖を切った。男が食べられる音が聞こえてきた。

そして辺りを確認したリックは森に向かって真っすぐ手を上げる。

 

森の奥の道からはトタンなどで武装した数台の車がゆっくりと進んできた。

 

 

陽が暮れた草原に集まったたくさんの車。

草原に集まったのはアレクサンドリアの住民だけではない。ヒルトップにいた住人、キングダムの兵士、女性、男性問わず続々と集まっていた。会ったばかりの別々のコミュニティの仲間たちが揃い結束を強める。やっと決心をつけた者、防護服を着るように勧める者、そして妊婦のマギーもヒルトップを巻き込んだ責任があるから始めだけでも現場に行くと戦う事を決めていた。「最後の戦いよ。やっとたどり着く。最初だけでも…」とマギーはリックに言う。医師をニーガンに奪われたヒルトップで暮らすマギーに、エゼキエル王は王国には医師がいるから頼ってくれと声をかける。ジーザスは「取り戻すよ」とニーガンにさらわれた医師を助け出すことを宣言。

エゼキエルは笑いながら「あぁ。ジーザス。取り戻そう。昼が夜を倒すように。まさに今日世界を再建するのだ。子供たちのために。始めよう」と言い歩いて行った。

 

リックは朗らかな顔でマギーに「ヒルトップのリーダーだ」と笑いかけると、マギーはリックがお手本だと言った。リックはマギーの肩に手を乗せながら「これが済んだら君を手本にする」と言った。

 

 

 

タラの腕時計は7時50分。「来るわよ」と道路の先を見ながら10からカウントしていくタラ。タラのカウントがゼロになっても、見つめる先に変化はない。「クソ」とタラが言うと、同じ方向を見つめていたダリル、キャロル、モーガンは不安そうな顔をしていた。

「いや、見ろ」ダリルが何かに気付き指をさすと、その先から大量のウォーカーがゆっくりと歩いてきた。

自分の計算が少しだけ狂ったタラは「いいわ。惜しかった」と悔しそうに言うと、ダリルはバイクにまたがった。キャロルは「準備はいい?」と言い、タラ、モーガンと共にウォーカーが向かっていく方向へと走った。4人が去った後、残された車がいきなり爆発した。

 

 

 

聖域では無線で「群れの道で爆発が」と報告を受けていた。「車2台、銃10丁で行け。騒ぎ立てるな」「シスタールートなら安全だ」「奴らだと思う?」「いや。不発弾が爆発したんだろう」「撃ちたいよ。ドワイト。叫び声と流血が欲しいね」「そうか運がよけりゃな」

聖域から指示を出していたのはドワイトだった。

 

 

 

道にワイヤーのワナを仕掛け、歩道橋の上から様子を伺うタラ、ダリル、キャロル、モーガン。

 

 

落ち着かないのかドワイトはタバコを吸い、チラチラと屋上で監視している2人を見る。そしてドワイトがタバコを消してその場を離れた瞬間、屋上の2人が倒れた。

聖域の外で繋がれているウォーカーが何かに気付き目線を変えた。すると武装したリック達の車が聖域の前にやってきた。トタンなどで補強しているドアの方を建物に向けて取り囲むように車を停めた。そして銃を構え、次々と降りてくるリック達。

リックがマギーを見て頷くと、マギーは真っすぐ手を上げた。その瞬間全員が聖域に向かって銃を構える。

マギーが上げた手を下ろした。

リックの放った位発目と共に数発撃ったリック達。

そしてリックは銃を下ろして、建物を見つめる。残りのメンバーは銃を下ろさず警戒している。

 

 

リックの見つめるドアが開いた。

ニーガンが「こりゃまいった」と出てくると、続いてサイモンや他のメンバーが出てきた。

 

 

~過去?未来?夢?妄想?~

 

濡れて、目が真っ赤に充血したリックの映像が一瞬映る。

 

 

暖かな陽がまぶしく、花瓶に生けられた花は生き生きとしていた。目を覚まし、起き上がった髭面の年を取ったリックがダイニングに行き、マグカップを持ったミショーンに「目覚ましを止めたのか」と話しかける。幸せそうにキスをする2人。

 

 

 

~現在~

 

「こりゃまいった。悪いな。会議してた」そういって出てきたニーガンの後ろからドワイトも、そしてユージンもゆっくりと出てきた。

そしてニーガンは話を続ける。「泥よけをつけてきたか。撃ち合うような理由はないと思うんだが。俺は住人が大事だ。銃弾の嵐に突っ込ませて俺のタマを見せつけたくはない。俺のほうがでかいとわかってるだろ。もし小さくても事実として受け止めるさ。バカな張り合いで住人が死ぬよりいい。お前はどうだ?」とルシール(有刺鉄線を括りつけられたバッド)をリックの方に向けて茶化す。そして「リック。お前の望みは何だ」と質問した。

 

 

ようやくリックが口を開き、指をさしながら「ドワイト、お前はサイモン、ギャビン。お前は?」と聞いた。リックに名前を呼ばれなかったのは2人。唯一の女性が「レジーナ」と名乗ると、同時くらいに「リック…私は…」とユージンが話そうとする。しかしリックが「黙れ。お前を知っている」と止めた。そしてリックは続ける。

「よく聞け。お前たち5人と中にいる救世主たち。生きるチャンスを与える。生きたいなら今ここで投降するんだ。今すぐ投降しないと命の保証はない」

ユージンは頭を抱え、ニーガンは笑っていた。

 

 

 

歩道橋の上で仕掛けたワナを見張る4人。どうやらワイヤーに触れると起爆するワナらしいが、ウォーカーが仕掛けたワイヤーに近づきかけていた。モーガンがウォーカー退治に名乗りをあげ、急いでワナに向かう。

 

 

ニーガンは「投降すれば彼らはパトロール隊に殺されない?そりゃいい案だ。俺はどうする?リック」と言うと、リックは分かってるだろうと言う。ニーガンが「そうとも。分かってないのはお前の方だ。どうなるか何も分かっちゃいない。教えてくれリック。数で勝てると思うか?」と聞くと、リックは黙り、エゼキエル王、マギーが顔を見合わせる。

ニーガンが「無理だね。サイモン」と言うと、サイモンは扉の向こうからグレゴリーを連れてきた。裏切ってニーガン側についたヒルトップのリーダーグレゴリーに、ジーザスはマギーに「やっぱりな」言い呆れていた。

 

ニーガンが「リックとパトロール隊に言ってやれ」とグレゴリーをたきつけると、グレゴリーは口を開いた。

「ヒルトップはニーガンを支持する。ヒルトップの住人で武器を取る者、聖域との戦いに荷担する者、救世主に挑む者は我が共同体から追放する」

「そして?」とニーガンはさらに笑顔でグレゴリーをたきつける。

「その者の家族も壁の外の放り出す」と言ったグレゴリーに、さらにニーガンは「だから?」と要求した。

困ったグレゴリーは「今すぐ帰れ。帰る家がなくなるぞ」と叫び、ニーガンの顔色を見た。

 

 

トタンで隠れたリック側にいるヒルトップの住人に向かって、マギーは「自分で決めて」と選択を促した。ジーザスは「あいつのヒルトップに未練はない」と言い笑った。

 

 

「聞こえたろ。帰って小麦の皮むきでも何でもするといい」というニーガンに、マギーは大声で「誰も帰らないみたいね」と叫ぶ。グレゴリーが何かしゃべろうとした瞬間、ジーザスが「ヒルトップはマギーを支持する」と叫んだ。

 

 

 

 

仕掛けたワイヤーに触れそうになる瞬間、間に合ったモーガンがウォーカーを倒して急いで身を隠す。

 

 

サイモンがグレゴリーに向かって「俺はあんたの面倒を見てきた。なのに何だ」と詰め寄ると、グレゴリーは後ずさりをする。サイモンは「失望したぞ」と2階からグレゴリーを突き飛ばした。

 

 

 

仕掛けたワナに近づく数台の車。1台目の車がワイヤーに触れた瞬間爆発し、車がひっくり返り、黒煙を上げた。

 

 

 

リックは聖域でニーガン達と一触即発だったが、空に上がる黒煙を確認し、マギーと顔を合わせて頷いた。エゼキエル王もまた、アーロン達に向かって頷いて何かの合図をした。

 

 

「マズイことになったな」とニーガンが言うと、リックは「参謀ども。どうするか決めろ」と迫った。ギャビンが少し時間をと言うが、リックは間髪入れずに「ダメだ。今決めろ。他に選択肢はない。数えさせる気か?そうか。いいだろう。数えるぞ。10…9…8…7…」7まで数えた瞬間……銃を乱射し始めた。

 

 

ニーガンは急いで身を隠し、残りの参謀たちは建物の中へと非難していった。聖域に次々と銃が撃ち込まれ、ガラスが割れる。リック達は手を休めることなく全員で建物に向かって乱射する。

 

 

 

ひっくり返った車を確認したキャロル達にも、リック達の銃声が聞こえていた。そして大量のウォーカーがやってきた。タラの「後はよろしく」、モーガンの「倒せ」の言葉に、キャロルは「もちろん」と返事をすると、タラとモーガンは車に乗ってどこかへ行った。ダリルを「気を付けて」と抱きしめたキャロル。ダリルは「楽しくなりそうだ。黙って見ているよりはいい」と言い、キャロルとダリルも別れて別行動を始めた。ダリルは珍しく銃を持ち、満タンに入った銃弾を確認した。

 

 

 

 

聖域に銃を撃ちまくっていると、マギーが「今よ」と大声を上げた。一斉に撃つのをやめるとそれぞれ車に乗り込んだ。

 

 

 

 

 

大量のウォーカーが目の前まで迫ったダリルは、ウォーカーをひきつける様にバイクを走らせ、道路脇にセットした爆弾に向けて発砲した。爆弾は爆発し、ダリルは先に進んでいく。

 

 

 

 

聖域のリックは応戦してくるニーガンの手下達相手にまだ撃っていた。

 

 

 

ウォーカーを導くダリルは次々と道路脇に仕掛けた爆弾を爆発させて、黒煙を上げ、ウォーカーを導いていく。

バイクを走らせながら次々と大爆発を起こしていくダリル。

 

 

 

仲間たちが撤退していく中、援護しているリック。そしてゲイブリエルがリックに何か合図をすると、リックは手に持った起爆装置を押した。聖域に突っ込むように仕向けた大きなトラックが大爆発した。大きな煙を上げてフェンスを突き破ったトラック。

 

 

ニーガンはリック達の銃弾から何とか逃げて、隠れていた。リックの狙う銃弾がニーガンをとらえていた。隠れるニーガンを追い詰めるリック。しかし、そんなリックをゲイブリエルが止める。「リック、彼は逃げない。リック、リック。彼はどこへも行かない。来るんだ。個人の戦いじゃない。そうだろう?」と自分を見失い正気を失っていたリックの腕を掴み、冷静を取り戻させた。自分を取り戻したリックは、ポラロイドカメラで聖域の写真を撮り車へと乗り込んだ。

ゲイブリエルは最後まで、聖域に向かって銃放ち攻撃していた。

大量のウォーカーが聖域へとやってきた。

 

リックは車を発射させ、ゲイブリエルも立ち去ろうをしたが、「待ってくれ」助けを求めるとグレゴリーを見つけてしまう。ゲイブリエルはウォーカーが目の前に迫っていて一瞬迷うが、グレゴリーを助ける為車外へと出て、グレゴリーの元へと駆け寄る。

「必ず助けるから時期を待て」と声をかけると、グレゴリーも「ありがとう」とお礼を言う。しかし、ニーガン側からの発砲は続いていた。「礼は神に」と言う神父ゲイブリエル。

チャンスを伺うゲイブリエルだったが、グレゴリーはゲイブリエルが乗って帰るはずの車を見つける。グレゴリーが何をしようとしているか分かったゲイブリエルは、「待て」と止めるが、グレゴリーはゲイブリエルの「おい、やめろ。待て。待つんだ」と言う制止を無視して、車に向かって一直線に走り出す。

ニーガン側からの銃弾をかわしたグレゴリーは、車にたどり着くとゲイブリエルを置いて車を発進させてしまう。

 

 

 

 

カールはリックと共に食料を求める男に会ったガソリンスタンドに来ていた。

そしてリュックから缶詰を2つ取り出すと"ごめん"のメモと共に地面に置いた。

その様子を草むらから、あの男が見ていた。

 

 

 

森の中で時計を見ながら「もう少しだけ」というダリルに、リックは「待てない。俺を呼び戻した。ニーガンを殺そうとしたが、ゲイブリエルが止めた。作戦を実行する」と言った。計画通りにゲイブリエルが来ない事を心配する2人。ダリルは「大丈夫か?」と聞くと、リックは「俺の戦いじゃない。行くぞ」とゲイブリエルを待たずに作戦を継続する事を決めた。

 

 

モーガン、王国の女性兵士はニーガンのアジトの裏山に来ていた。モーガンは警備の者達を弓で射れるか聞くと、女性兵士は「どうかしら」と答える。

 

 

リックとダリルは2人で別のアジトに攻め込んでいた。

 

キャロルもまた、エゼキエル王や王国の兵士たちと別のアジトに攻め込んでいた。銃を乱射し、倒したかに思えたが、キャロルはニーガンの手下が手榴弾を投げた事に気が付いた。「伏せて」キャロルの声と共に手榴弾が爆発し、辺りは煙に包まれる。

 

 

 

ダリルが導いてきた大量のウォーカー達が聖域を取り囲んでいた。トラックの爆発の残骸が燃える聖域に次々と押し寄せるウォーカー。逃げ遅れたゲイブリエルは開いている扉を探し逃げまどっていた。やっと開いているコンテナを見つけて逃げ込んだゲイブリエル。

「パンツをはいてるといい」

暗闇のコンテナの中から声がする。

「何だって?」振り返りながら聞くゲイブリエルに「パンツだよ。はいてることを願う。今からお漏らしするからだ」と笑うのはニーガンだ。

ゲイブリエルはニーガンと同じコンテナに逃げ込んでしまった。

そのコンテナの外を取り囲む大量のウォーカー。

 

 

 

~過去?未来?夢?妄想?~

 

「パパ」と女の子が白髪の年を取ったリックに抱きつく。リックは女の子にうながされて家の外に出る。外では平和にお祭りが開かれているようだった。

 

 

目を真っ赤に腫らしたリックは「情けは怒りに勝る」と涙を流した

 

 

~現在~

※聖域に攻め込む前のリックの演説の続き

 

「もう待ちたくない。君たちもだろう。待つ必要はない。明日始めよう。今こそだ。俺たちは打ち勝ち、耐え抜いてきた。逆境を越え今の俺たちがある。今こそ始める時だ。何が起きようとも。俺たちが勝つ。勝利は俺たちのものだ」

拳を突き上げたリックに賛同するかのように、ウォー!と仲間たちが雄たけびを上げた。

 

 

 

感想

シーズン8がやっと始まりましたね。

いやー今回書きづらかった…(笑)シーンがめちゃくちゃ変わるんですよ!しかも何これ?っていうシーンがあって…。①年取った幸せリック②結膜炎張りの赤目に震えるリック。

この2つなんだけど、全くよく分かりません(笑)妄想なのか未来なのか…。①に限っては未来であって欲しいけど、なんとなく違うような気がする。

巷では②のリックはチワワリックなんて呼ばれてますね(笑)

ただ、①のシチュエーションはウォーキングデッド シーズン1のリックが目を覚ましたシーンとそっくり。

そして、カールが腹ペコの男と出会ったガソリンスタンドも、シーズン1でリックが訪れて、ウォーカーのぬいぐるみを抱いた少女を撃ち殺した、あのガソリンスタンドらしいんです。

ファンにはたまらない裏設定(笑)

 

 

 

今回は記念すべき100話目らしく、シーンもド派手で爆破まみれの回でした。

もうダリルのPVかってくらい、ダリルが次々と爆破していくシーンなんてかっこよすぎ!後は、もう1話目なのでこれから物語りが進行してくんでしょうけど…。

 

正々堂々とかっていうのはなくしたリックが、カウント7で撃ちまくった時は笑いましたね(笑)ま、それほど本気って事かな…。

もうニーガン殺しちゃえばいいのに…何故か止めるゲイブリエル。ゲイブリエルは置いてけぼりで、ニーガンと密室で2人きりとかヤバすぎ‥。

 

クズグレゴリーは、車発進させるのはいいけど、どこ行くつもりだろ?ヒルトップはマギー支持ですけど(笑)

 

とにかく簡単には倒させてくれなさそうなニーガン。

シーズン8もワクワクの展開でスタートです!

 

 

 

次のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

ウォーキングデッド シーズン8  エピソード一覧

ウォーキング・デッド シーズン8

 

シーズン8 エピソード一覧

 

EP1  Mercy(全面戦争)

EP2     The Damned (予期せぬ再会  )

EP3     Monsters(歪んだ正義)

EP4     Some Guy (王への忠誠)

EP5     The Big Scary U(懺悔)

EP6  The King, The Widow and Rick(分かれ道)

EP7  Time for After(心の葛藤)

EP8     How It’s gotta be(暗夜の口笛)

 

シーズン1 エピソード一覧はこちら

シーズン2 エピソード一覧はこちら

シーズン3 エピソード一覧はこちら

シーズン4 エピソード一覧はこちら

シーズン5 エピソード一覧はこちら

シーズン6 エピソード一覧はこちら

シーズン7 エピソード一覧はこちら

 

 

Huluウォーキングデットページはこちら

 

【ウォーキング・デッド シーズン4】4話「傷だらけの絆」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

  《Hulu》ウォーキングデットページはこちら

 

 

シーズン4 エピソード4

題:傷だらけの絆(Indifference)

 

 

リックはタイリースを殴った時の自分の右手のケガの手当をしながら考え事をしていた。

 

キャロルは発症してA棟にいるリジ―に面会しに来ていた。面会部屋の透明の壁越しに、リジ―に大丈夫か聞いたキャロル。リジ―が頷くと、リックと一緒にD棟の食料が尽きたから調達しに行くと伝えた。リジ―は「まだ死んでない。みんな死んでいく。いつもそう。悲しいけど、蘇るから‥」と言った。キャロルは蘇っても"別の何か"になるだけだと説明するが、リジ―は「"何か"にはなるでしょ。私は子供よ。死ななければ大人に。私は私だけど、変わるわ。それと同じ」と少し変わった考え方を話した。

 

 

リックは物資調達の為にガソリンなどの準備をしていたが、焼く為にカレン達を引きづるキャロルの姿を想像してしまっていた。

 

 

「みんな変わる。同じではいられない」と言うリジ―に「もっと複雑よ」とキャロルは言う。しかしリジーは「私は弱くなんかない。だから自分の意見を言う」と言い切った。

キャロルは今まで教えたことを念押すように、危険が迫った時は安全な所まで走り続ける事、そして命が危ない時は殺すことをためらわない事をリジ―に言い聞かせた。

「あなたは強いわ。生き抜ける。あなたや妹、そして私も。必ず生き続ける。ナイフは?すぐ抜けるようにTシャツの外へ」と指導した。リジ―は「はい。ママ…」と間違えてキャロルをママと呼んでしまうが、キャロルは「ママと呼ばないで」と冷たく言った。

 

「殺すのはためらわない。ただ怖いの」と言うリジ―に、キャロルは「恐れないで。戦うの。戦い続ける。諦めないで。そしていつか、あなたは変われる。みんな変わる」とアドバイスした。

 

 

リックは外を眺めながら1人悩んでいた。

 

 

 

 

タイリースはウォーカーの血がついた自分の服を脱ぎ、川で洗っていた。車を失くしたダリル達は数マイル先の町を目指す事になり、ダリルは洗濯中のタイリースに声をかけ出発する。

返事もせず、動こうとしないタイリースにボブが声をかけると、タイリースは「一晩超えた。妹は他のみんなも…死んでるかも」と言った。だからこそ急ごうというボブに「たきつけてもムダだ」とタイリースは言うと、急ぐことはせず、ゆっくりと洗濯を終えた。

 

 

 

リックとキャロルは食料調達に向かう車の中で2人きりだった。キャロルがマギーが一緒に来たがっていたと言うと、リックは誰かが残って世話をしなければいけないと言った。キャロルは「信頼できる誰かね」と嫌味を言うと、リックは何も言えずに黙った。

「いずれ彼らは死んだ。苦痛から解放したの。焼いたのは感染を防ぐため。他は発症してなかった。脅威だった。命を救おうとしたの。誰かがやるべきだった」とキャロルはカレン達を焼いた理由を話し始めると、黙って聞いて運転していたリックが「かもな」と真顔で言った。

 

 

 

車を探すため町を目指すダリルは、道端に落ちていた石を拾った。その石は"碧玉"という石だった。その様子を見ていたミショーンに、ダリルはリチャードさんに必ず戻れと言われたから、この碧玉を土産にすると言った。ダリルの言葉に驚いたミショーンは刑務所の全員を知っているのか尋ねた。ダリルは「1つの所にとどまれば、思いがけないことがある」とだけ言い、先に歩いて行ってしまった。今まで仲間を持たずに転々と暮らしてきたミショーンは何か考えるような表情をしていたが、ダリルの後に続いた。

 

 

 

町についたリックとキャロル。車から降りてバッグを取り出す。リックは"ホコリまみれですみません"と書かれた車を見て、車のドアを開けた。キャロルが「戻ってくる?」と聞くと、その車のフロントガラスはキレイなので止めたのは1日~2日前だろうとリックは予想した。しかしキャロルが聞いたのはダリル達の事だった。ダリル達が戻ってこないと思ってるから食料調達に来たのか聞きたかったらしい。リックはダリル達が戻るまでの間の物資を探しに来たと言い、2人はハーシェルの役に立つ薬棚や救急品、食料を探し始めた。

 

 

 

ガソリンスタンドを見つけたダリル達は、草で隠された車を見つけた。車はバッテリーが切れていてバッテリーを探そうと、ダリルが建物の窓を覗くと、中からウォーカーが外に向かって唸り声を上げた。4人は草で覆われた場所を見つけ、その草を刈っていく。タイリースは無我夢中で草を切っていたので、ダリルは何が出てくるか分からないから慎重にやるように注意した。しかしタイリースはダリルの忠告を無視して、手あたり次第草に斧をふりおろしていく。タイリースの振り下ろした斧が何かに引っかかり、タイリースは無理やり斧を引き抜こうとし、ダリル達は心配そうに見ていた。

 

タイリースが無理やり引き抜いた斧は、草の中に隠れていた小屋の扉を開けてしまい、中からいきなりウォーカーが現れる。草むらから伸びてきた手が、ダリルに掴みかかろうとし、慌ててミショーンがウォーカーの手を切り落とす。ボブにも草の中から出てきたウォーカーが襲いかかるが、またミショーンがウォーカーを退治する。逆にタイリースは草の中のウォーカーを掴み、離そうとしない。ミショーンが「放しな」と言った瞬間、草むらから出たウォーカーはタイリースに馬乗りになる。ダリルが引き離し、ボブがウォーカーの頭を撃ちぬく。

 

ミショーンは「なぜ放さなかった」とタイリースを責めるが、自暴自棄になっているタイリースは息を切らしながら何も答えなかった。

 

 

 

リックとキャロルは、慎重に町の中の家の扉を開けた。家の中を物色する2人は必要な物資をかばんに詰め込んでいく。すると2階からウォーカーが現れた。階段を滑り落ちてきたウォーカーから助けようと、リックはキャロルの体を引き寄せる。しかしキャロルは落ちてきたウォーカーの頭にためらいなくナイフを突き刺した。リックは躊躇しないキャロルに少し茫然とする。するとまた2階から物音がした。

銃を構えるリックとキャロルの目に飛び込んできたのは、生きている人間だった。両手を上げた男性と果物を差し出す女性。2階からアンズと桃を投げて、男性は「撃たないでくれ」と言った。

 

 

キャロルはケガをしていた男性の肩の手当をした。男性と女性は終末の世界になった時の自分たちの状況を話していた。男性は、今までは人間なんてクソだと思っていたけど、今は生きている人間が好きだと笑った。男性のケガはウォーカーから逃げる時にガラスに刺さったものらしい。脱臼もしている男性をキャロルが治すことになった。キャロルは男性を仰向けにして治療を始めた。「痛い」と言う男性に我慢するように言い、キャロルは数日は痛みが残るらしいが、男性の脱臼を治した。

 

リックは男性にこの家に逃げ込んだ状況を細かく聞いた。男性と女性は笑いながら質問に答えた。この男女は終末の世界になってから出会い、この先も1か所にとどまるつもりはないらしい。リックは食人鬼と呼ぶ2人に自分たちはウォーカーと呼ぶと説明し「今まで何体殺した?」と質問した。

 

 

ダリルとボブはガソリンスタンドの店内を物色していた。暗い店内をダリル先頭に慎重に進む。店内にはダリルが捜していた車のバッテリーがあったがすぐに使える状態ではなかった。

 

ミショーンとタイリースは車を覆っている草をかき分けていた。ミショーンは「放すべきだった」とタイリースの先ほどの行動を非難すると、タイリースは「指図するな。偉そうに」と怒った。ミショーンは「死んでほしくない。死にたいの?何がしたいの?」と聞くが、タイリースは何も答えない。ミショーンは続けて「怒るのは当然だよ。気持ちは分かるけど、怒りは判断を鈍らせ死を招く」と言った。タイリースはミショーンに近づき「お前は怒ってないのか?総督のしたこと」と言うとミショーンは「ここにいたら切り裂いてやる。当然の報いだ。でも怒ってない。今はもう」と答えた。しかしタイリースが怒ってないのに総督を探す理由を聞くと、ミショーンは「分からない」と答え、2人はまた草を除去し始めた。

 

ガソリンスタンドの店内を物色中のダリルとボブは店内で下敷きになって動けなくなっているウォーカーを見つけた。ダリルはそのまま立ち去るが、ボブは壁に飾ってある写真に写っているウォーカーになる前の姿を見て、ウォーカーの頭にナイフを刺してあげた。

 

 

 

食料を調達するキャロル達。リックは出会った2人にテストの質問をしていた。そして合格したのか聞く2人に、数マイル先の刑務所にいる事をリックは伝えた。そして今インフルエンザが蔓延していて大勢死に、安全を保障できないことも告げた。キャロルは「うちの子は生きてる。でも発症したわ」と言い出し、リックは驚いてキャロルを見る。

2人は壁があるなら何でもするから入れて欲しいと言うと、リックは日暮れ前に迎えに来るからここで待つように指示した。

キャロルはリックの指示を無視して「それか手伝って」と勝手に食料調達の手伝いをお願いした。2人は果物や他の家の物資を探してくると言い出し、自分の意見を無視されたリックは「ありがたいが肩も痛いだろうし…」と断ろうとする。しかし2人は笑顔で手伝うと言うので断れず、仕方がなく2人に銃を渡して2時間後で同じ場所で落ち合う事にした。

そして時間が分かるように腕時計も貸した。

 

 

 

ダリルはタバコを吸いながらバッテリーを治し、ボブに以前はどんな仲間と行動していたのか聞くと、ボブは「どの仲間だ?」と答えた。ダリルは事情を何も聴かずにただ頷くように首を傾けた。「あんたに出会った時、俺は立ち去ろうと…」と言うボブに、ダリルは理由を聞いた。「2度襲われた。別のグループに。俺だけ助かった。それが続くんだと思ったんだ。呪われてるんだと」とボブもタバコを吸いながら言った。「だがあんたは違った。以前は眠れなくて酒を飲んでた。でもみんなとなら眠れるかと……。自分の為に物資調達へ。酒が欲しかった。何でもよかった。一度手にしたが棚に戻したんだ。乱暴に置いたから棚が倒れウォーカーが集まり、ザックが殺された」とボブが言うと、慰めるようにダリルが「こじつけだ」と言った。そしてダリルは車の修理の手伝いをボブに頼んだ。ダリルのおかげで車のエンジンがかかり、ダリルはミショーンとタイリースを呼んだ。

車の中にいるボブに向かってダリルは「サシャや俺にも責任はある。誰にも予測できなかった。あんたはもう独りじゃない。行くぞ」と言葉は乱暴だが、ボブを励まし、4人は車に乗り込み、獣医化大学を目指した。

 

 

先ほどとは別の家で食料など物資を探すリックとキャロル。リックはキャロルにあの2人を連れて行くのは正解だと思うか聞いた。キャロルは人間らしい行動だと言うが、リックは正しいのかもう一度聞いた。「私たち引き出しをあさって咳止めや消毒液を探してる。少しでも命を延ばすために。その助けになるなら正しいと思うわ」と答えた。リックが「(助けに)ならないなら?」とまた質問すると、キャロルは「信じましょう」と言った。

 

キャロルは物資探しを続けるリックに「2人を殺したことについて触れないのね」と聞く。リックは「何を言えと?」と言うが、キャロルは何を言うかではなく、現実を受け入れて欲しいと言い出した。「今までも生きるため受け入れてきた」というキャロルにリックは腑に落ちない様子だった。しかしキャロルは生きるためが大前提で、農業もいいけどそれだけじゃダメだとリックに助言した。

「あなたはリーダーよ。私が言うまでもない」というキャロル。リックは自分は仲間を殺したことはないと言うが、キャロルはシェーンの件を持ち出し「1人殺した」と言い出した。リックがシェーンを殺したのはリックが殺されそうになったからだったが、キャロルはカレン達もみんなを殺すことになっていたかもしれないと言い訳をした。リックは殺さなかったかもしれないと言うが、キャロルは少し強い口調で「ジュディスやカールが危険でも放っておいて作物を育ててた?私だってやりたくなかったけど、受け入れて」と言い、また物資を探しにいった。

 

 

獣医化大学についたダリル達は急いでハーシェルに言われた薬品や、必要な物資を集めた。

 

 

リックは庭になっていたトマトも収穫しながら、キャロルに脱臼の治し方はハーシェルから教わったのか聞いた。キャロルは元夫のエドからDVを受けている時、病院で"階段から落ちた"とウソをつくのが面倒で、インターネットで調べた事があると言った。

DVを思い出させてしまった事を謝ったリックに、キャロルは当時は一人でいるよりよっぽど幸せだと言い聞かせていたらしく、その時の事を思い出し「バカよ。バカ。強くなれるなんて思わなかった。でも強かったのかも…」と言う。リックがソフィアの事を尋ねると「あの子は死んだソフィアは死んだの。記憶でしかない」と言い切った。リックは自分の事を話し始めた。「朝目覚めると、ローリがいる気が。"カールのお迎えをお願い"とか"朝食ができたわ"とか。日曜は決まってパンケーキだったが、まずくてね。粉がダマになってた。彼女はマズイと分かってた。」とリックが言うと、キャロルとリックは2人で微笑んだ。

 

家庭菜園から、作物をとっていたリックは異変に気付く。

庭に、果物が転々と落ちていて、その果物を辿ると、そこには先ほど出会った女性の足が落ちていた。その先にはその女性と思われる肉体をむさぼるウォーカーがいた。

立ち尽くすリックとは逆に、キャロルは冷静に「行きましょう。サム(もう1人の男性)が待ってる」と顔色1つ変えなかった。

 

 

 

ミショーンはハーシェルのメモを見ながら必要な薬品を探すが、聞きなれない薬品名に手こずっていた。しかしボブは使い方などまで詳しく知っていて、別れて探していたダリル・タイリースも戻り、ハーシェルのメモ全てバックに入れて急いで部屋を出た。

ダリルを先頭に懐中電灯で照らしながら出口を探す。ウォーカーから逃げながら進むが、あちこちの扉が封鎖され、その中にはウォーカーがいた。後ろからもウォーカーが迫り、逃げ場がなくなってしまった。ダリルは中に何体いるか分からない扉を開けるほうに賭け、扉を鍵を壊した。出てきたウォーカーをミショーン・ボブ。タイリースで退治して逃げる4人。

 

 

リックとキャロルは出会った場所で、待ち合わせをしていたサムを待っていた。約束の時間になっても現れないサムを、リックはもう少し待とうと、窓の外を眺める。

キャロルは「無事かしら。無事だとしても関係ない。来なかったんだもの。もう行かなきゃ」言い、2人は目と目を合わせた。キャロルは「時計は残念ね」と言うと、荷物を持った。

 

 

獣医化大学の4人は出てくるウォーカーや、後ろから迫るウォーカーから逃げながら建物から脱出しようとしていた。出口がなくなった4人はガラスを割って外の屋根に出る。勢いよく飛び出してしまったボブは、持っていたバッグを落としそうになる。間一髪でバッグは落とさなかったボブだが、握ったバッグは屋根の下に群がるウォーカー達が掴んでしまい、離そうとしない。必死に振り払おうとするが、バッグがとれないボブ。気付いた残りの3人が「手を離して」とボブに言うが、ボブはバッグから手を離そうとしない。ボブが引きづられない様に抑える3人は何度もバックは諦めるように言うがボブは全くきかない。

ボブはなんとかバックを引っ張り、手元に戻すことができた。

 

ダリルは、何度言ってもバッグを離そうとしなかったボブを不信に思うと、ボブのバッグの中からお酒の瓶を見つけてしまう。

ダリルは「薬じゃなくこれか。立ち去るべきだったな」とお酒を投げようとした。すると、ボブは「よせ」と銃に手をかけるそぶりを見せた。ダリルは怒り、ボブに近づいてボブの銃を抜いた。そしてボブの胸ぐらを掴んだ。

タイリースは「許してやれ。こいつの選択だ。お前に責める権利はない」とダリルに言うと、ダリルは掴んでいた胸ぐらを離した。ボブは「誰も傷つける気は…。落ち着いたら飲もうと」と言い訳をした。ダリルは持っていたお酒の瓶をボブに渡し「ひと口飲め。薬を届けたらお前を半殺しにしてやる。覚悟しておけ」と怒りをあらわにした。ボブはバッグを手に取りショボショボと3人の後に続き歩いた。

 

 

 

荷物を車に積むキャロルとリック。

「生きていたかも。カレンとディビッドは生き延びたかも。なのに殺した。君が決めることじゃない。タイリースが知れば、君は殺される。俺さえ殺されそうに…」とリックはキャロルを責めだした。キャロルは「対処できる」と言うが、リックは「みんなに知れたら追い出される。ダリルたちが戻らず、みんな死に俺たちだけが残ったら…ジュディスとカール、俺の子供たちは…君と暮らせない」と言った。

キャロルは悲しそうな顔で「私だけよ。他は知らない。みんなの事を考えて」と言うが、リックは「自分の事を考え、決断した」とキャロルの目を見た。

涙を流し、その涙を拭きながらキャロルは「見て見ぬフリもできたけど、そうしなかった。この手を汚したのよ。みんなのために…」と言う。

リックは「それは間違いだ」と言い切った。

全て気付いたキャロルはリジ―とミカも一緒に…と言うが、リックにまだ10歳のミカと病気のリジ―を連れていくと言うのか?と言われてしまう。

泣くキャロルに、リックは2人は守ると約束をした。

「君はもう独りでも怖くない。一からやり直すんだ。君を知らない人たちと生きればいい。君ならできる」とリックはキャロルとの別れを選択した。キャロルは小声で「かもね」と言った。

 

 

 

ミショーンとタイリースは帰り道の相談をしていた。いつもはリーダーシップをとるダリルは拾った碧玉を見つめていた。ミショーンはダリルにもう総督探しはしないと宣言した。

 

 

車に必要な物資を積むリックとキャロル。しかし物資を積んでいる車は"ホコリまみれですみません"と書かれた車だった。リックはガソリンを「持っていけ」とキャロルに渡した。キャロルは元夫エドから1周年記念に贈られた時計を「早く手放すべきだった」と言い、リックにあげた。

キャロルは車に乗り込むと、リックをおいてためらいなく車を発進させた。

 

 

 

 

ミショーン達の車は重い雰囲気が流れていた。

 

 

 

リックが1人乗る車は刑務所を目指していたが、何度もリックはバックミラーを確認していた。

 

 

 

 

感想

 

まさかのキャロルとの別れの回!予想外過ぎました。

いいの?

ダリルがいないときにリック1人で勝手に決めちゃっていいの?

いつの間にか強くなったキャロルは強くなり過ぎたのかな……。

少しシェーンに似てきているような気がする。

大切なモノを守るためには、何か犠牲にしなくちゃいけない…。すべて守る事なんてできない。だから最善の方法を取る…。

ゔーん。今回、キャロル派の意見の人達とリック派で別れるんじゃないかな…?

ちなみに、私は少しキャロルの言ってることに賛成です。

カレン達を殺したことには反対!うん、これはダメ。だけど、誰かに相談してたら違ったかもしれない。カレンが死ぬまで待って、感染を防ぐために燃やすという選択はダメなのかな?宗教的な問題はあると思うけど…宗教より生きるほうが大事だろ(笑)

出会った男性(サム)を待たなかったのも、キャロルに賛成です。善人ぶって危険を冒していい世界じゃないと思うから。

 

でも、キャロルはどこへ行く?

ダリルは怒るんじゃない?

リックはハーシェル達に相談してないよね‥‥

 

なんかすっきりしないなぁ…。

 

 

そして、ダリル達物資調達班。ボブのダメ人間でてしまったねー(笑)

始めは、自暴自棄になったタイリースが足を引っ張るんだろうなと思っていたけど、まさかのボブ(笑)で、私のアル中予想当たってました!!

しかも。危険なシーンで仲間に助けられて、必死に守っていたのは薬ではなく、自分の為のお酒!そりゃダリル様もキレる!

 

 

なんか、もやっとする回でした…

 

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【ウォーキング・デッド シーズン4】3話「集団感染」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

 

  《Hulu》ウォーキングデットページはこちら

 

シーズン4 エピソード3

題:集団感染(Isolation)

 

 

グレンとマギー、そして数名は墓を掘りながら険しい顔をしていた。刑務所内ではドクターが患者を検診していたが、ドクターはハーシェルに向かって首を横に振るとナイフを取り出した。

 

リック、キャロル、ダリルはタイリースと共にカレンの焼死体の側にいた。タイリースはカレンを見つけた時の話をした。血痕から誰かがカレンを引きずりだして火をつけた事は明白だった。タイリースは声を荒げ、リックに向かって保安官なら犯人を突き止めて引き渡すように詰め寄った。止めるダリルの手を払ったタイリースにリックは、正気を失わないように冷静になだめる。カレンと一緒に燃やされたデイビットの横で、タイリースは制止しようとするダリルに「犯人が捕まるまで離れない」と掴みかかった。

リックが「聞いてくれ。気持ちは分かる。みんな誰かを失った。つらいだろうが落ち着いてくれ」とダリルに掴みかかるタイリースの肩を触れた瞬間、タイリースは「俺に触るな」とリックを払いのけた。リックが「彼女が悲しむ」と言うと、とうとうタイリースはリックに手を上げてしまう。

「やめて」とキャロルが止める中、タイリースは2発目をリックに食らわせる。体がでかいタイリースに、ダリルは飛び掛かりながら「もうよせ。十分だ」と止めた。

起き上がったリックはタイリースを殴り、蹴った。そして倒れこんでいるタイリースを何度も何度も殴る。ダリルが止めても「止めるな。放せ」と言うが、我に返ったリックは倒れているタイリースと、血だらけの自分の拳を見て驚いたような顔をした。

 

 

タイリースを殴ったリックの拳はハーシェルによれば全治一週間だった。ハーシェルはギャグを言ってリックを励ますが、リックは心ここにあらずだった。ハーシェルはヒドイ事件が起きてずっと排除してきた悪に忍び込まれたと表現をした。しかしリックはハーシェルの意見を否定し、悪は常にあったと表現しなおした。今回12人の仲間を失い、2人が無残に殺された刑務所内で、今後も犠牲者は増えるかもしれなかった。

ハーシェルはやりすぎてしまった罪悪感にかられるリックを、自分の禁酒を持ち出して励ました。

 

 

 

タイリースは無我夢中で墓を掘っていた。ボブがタイリースに手当を受けるように勧めるが、タイリースは墓を掘ってからにすると言ってきかない。もう一度ボブが手当を勧めると、タイリースは顔をあげて「埋めてからだ」と言ったが、タイリースの左目は腫れあがっていた。その気迫にボブは何も言えず墓堀を手伝った。

 

 

グレンはハーシェルに感染について質問していた。グレンはウォーカーや人間なら立ち向かえるけど病気では墓を掘る事しかできないとやるせない気持ちを伝えた。そこへ咳をしたサシャがフェンスに捕まりながら歩いてきた。サシャは近寄ろうとするハーシェルを止めると「ドクターの所へ」と言った。感染しないように気を使ったサシャは1人でドクターの所へと歩いていった。感染は確実に広がっているが、グレンもハーシェルも無力だった。

 

 

ドクターのところへときたサシャは隔離された独房で「ドクター」と声を振り絞った。隔離された独房でサシャは現実を知る。感染し発症して咳をする者、そして檻の中で最期を迎え、転化しウォーカーとなってしまった者までいた。そして唯一のドクターも感染していた。

 

 

委員による会議が行われていた。ハーシェルはD棟で生き延びた全員が発症している事を報告した。ハーシェルは感染した全員をA棟に隔離し、カレンやデイビットの件はリックに頼むことを提案した。その会議中グレンの顔色が悪かった。ハーシェルの見解では発症を防ぐのは不可能で、発症したら切り抜けるしかなかった。抗生物質が必要だが、近くの薬局にはもう残っていなかった。ハーシェルは獣医化大学なら誰も薬を求めて押し寄せてないと推理し、動物の薬でも効果はあると言った。80キロ先の大学へ急いでダリルとミショーンが調達に行く事になる。ハーシェルも行くと言うが、片足のハーシェルは負担になると考えたダリルの一言により、ハーシェルは地図を描くことになった。

ダリル達が刑務所を離れる間、弱者を分離したいと言い出したハーシェルに、グレンは弱者は誰の事か聞いた。「子供達だ」と言ったハーシェルに「老人は?」とグレンはまた質問した。

 

 

井戸から水くみをしようとしていたキャロルだったが、井戸の水口に泥が詰まっていた。明日にでも作業しようと言うリックに対してキャロルは、自分やリックがいつ発症するかわからないと言った。しかしリックは他に最優先しなければいけない事があるキャロルを説得した。

 

 

タイリースはカレンとデイビットの埋葬を終えていた。そこへやってきたリックは「申し訳なかった。殴ったりして。悪かった」と素直に謝ると、タイリースも「お互い様だ」とすぐに許した。そして犯人を見つけてくれというタイリース。リックはデイビットやカレンに敵意がある者の心当たりを聞くが、タイリースはカレンもデイビットも誰からも好かれてたと主張した。リックはカレンもデイビットも病気だったから感染を食い止めようとしたのかもという仮説を立てていた。リックはタイリースに必ず見つけ出すと約束したが、タイリースにはリックから緊迫感を感じる事が出来ず、「殺人さえも許される場所になったのか?」と迫った。リックは生活を維持することが先決だと主張したが、タイリースは自分は正義を貫くとどこかへ行ってしまった。

 

 

カールにリックはジュディスや他の子たちの世話を頼んだ。カールは銃を仕舞い、リックは誰か発症したら教えるように言うと「もう転化してたら?」と少し挑発的に言うカール。絶対必要時以外発砲しないようにいうリックだったが「必要な時が来るかもしれない」と真剣な顔で言うカールに、リックは頷くことしかできなかった。

 

 

 

グレンは自分の部屋で「きっと大丈夫だ…大丈夫」と言い聞かせていた。そこへやってきたマギーが部屋に入る瞬間、グレンは「ダメだ。来るな」と止めた。グレンは発症していた。グレンは息を切らし汗ばみ、苦しそうだった。

 

 

 

車の整備をしていたダリルが必要な車用オイルをミショーンが代わりに取りに行くことになった。ダリルはミショーンに去るとか色々選択肢があった中で良く戻ったなと声をかけた。ミショーンは「去る訳ない」と言い切り、薬を捜しに一緒に行くと言った。薬探しにはボブとミショーンとあともう1人くらい欲しいと言うダリルは、一緒に行ってくれる仲間を探していた。

 

タイリースは発症した患者たちが集まっている棟を監視していた。タイリースを捜しに来たガリルは「俺だって犯人をぶっ殺してやりたい。不審な奴が出入りしたら絶対に誰かが気づく」と気を張っているタイリースを説得しようとするが、タイリースは中にサシャもいるから自分はここを離れないと言った。ダリルは薬がなきゃ助けられないともう一度説得するが、タイリースは離れようとしない。「いいさ。正門前にいる。気が変わったら来い」と言って立ち去った。ダリルは薬捜しの残り1人の仲間をタイリースに頼みたかったようだった。タイリースは目を見開き監視を続けていた。

 

 

ハーシェルはデスクの上で考え事をしていた。そして頷くと立ち上がりどこかへと歩き出した。ハーシェルが歩いているのを見たカールは「どこへ」と声をかけた。「君こそ何をしている。私は子供たちから離れてないと‥」というハーシェルに、カールは「パパがみんなを守れって」とハーシェルに近づく。近づくのを止めたハーシェルが向かおうとしていたのは出口だったので、カールはどこへ行くつもりなのか聞いた。ハーシェルは「森だ」と答えた。カールはこっそり誰にも言わず足が不自由なハーシェルが森へ行く事に疑問をもった。ハーシェルは「心配かけたくなかった。指図もされたくない」と言う。カールは1人では行かせられないと言うが、ハーシェルは「止めるか?」と質問した。カールは「止められないけど、パパには言う」と冷静に言うが、「言えばいい。その間に行ってくる」とハーシェルは外へ出て行ってしまった。

カールは背中を向けて歩き出したハーシェルを呼び止め「どうしてもと言うなら僕も行く」と言い出し、カールの意思は固かった。

 

 

発症した人たちが集まるA棟に行きたがらない住人を、マスク代わりに布で口を押えたキャロルが言い聞かせて棟の中へと入れると、ドアを閉めた。そこへ「ここだと聞いて…」と幼い姉妹の姉リジ―がやってきた。リジ―はキャロルに「具合が悪いの…」と言うと口を押えて咳をした。「大丈夫よ。心配しないで」と抱きしめ、A棟の中で横になるように勧めた。リジーは「閉じ込めるの?」と不安がると、キャロルは髪を撫で「グレンもいる。とっても優しい人よ。彼といれば安心できる」と言うと、A棟の扉を開けた。素直に入ったリジ―だったが、不安になったリジ―はキャロルに抱きつき、泣き出した。「心配しなくていいから。大丈夫」とリジ―を励まし、扉を閉めたキャロルは我慢していたのか、壁にもたれかかって泣いた。

 

 

マギーは子供たち弱者が集められた場所にきていた。ドア越しにマギーはベスに、ジュディスの面倒を見てくれてありがとうとお礼を言った。他の人たちの様子を聞くベスに、マギーはグレンも発症したことを伝えた。ベスは「マギー。しっかりして。自分の役割を果たすの。ダリルたちが薬を、他の人たちはここを守る、私はジュディスを。すべきことに集中して。何が起きても対処するの。そうしなきゃ」としっかりとした口調で、姉のマギーに助言した。

 

 

霧がかる森の中には、銃を持ったカールが作業するハーシェルの警護をしていた。「いつ銃を返された?」と聞くハーシェルに「昨日だ。騒動の後に」と答えた。何か草をむしっているハーシェルはこの数か月で責任感が強くなり、成長したとカールを褒めた。ハーシェルは草が十分とれたから警戒の必要はないと言うと、カールは「何もなくてよかった」と言った。ハーシェルは「1人でも平気だった。ここは静かだ。この数日は中より外の方が安全かもな」と話していると、カールは「そうでもない」銃である方向を指した。

 

銃を構えたまま。ハーシェルと移動したカールはテントを見つけていた。テントの側にはほぼ動けなくなったウォーカーが木に寄りかかって座っていた。「戻ろう」とハーシェルがUターンすると、もう1体動物用の罠にかかり、その罠を引きずりながら歩くウォーカーにも遭遇する。カールは銃を構えるが、ハーシェルは必要ないと制止した。

ハーシェルは「静かだった」と言うと「そうだね。でもいつもとは限らない」とカールは言った。

 

 

 

 

面会部屋でタイリースはサシャと面会していた。「見た目より悪くない」と強がって言うサシャの言葉にタイリースは思わず泣いてしまう。「やめてよ。私、そんなにひどい?カレンの事……」とサシャは自分の病気よりタイリースの事を気遣った。サシャの言葉はまるで最後の言葉に様で、タイリースは「よせ。今は考えるな。良くなる事だけを考えろ。前向きにな」と励ました。サシャは「だけど…」と泣き出した。タイリースはハーシェルの案でダリル達が薬を調達してくると伝えた。サシャは「早ければ明日、薬が届く?」と聞くと「助かるかも」と希望を持ち、少し安心した様子だった。タイリースはサシャに休むように言うと、急ぐように出て行った。

 

 

車の手入れをし終えて、薬調達の為に獣医化大学に向かう準備が整っていた。ダリルはボブに食料調達で犠牲になったベスの彼氏ザックが乗っていた車が手入れされてて一番速いと言い、ザックの車で行くことになった。ボブが「本当に俺は必要か?」と聞くと、ダリルはポケットから調達リストを取り出し、ボブに「これは?」と読ませた。ボブが医薬品の名前を読むと、ダリルは「あんたが必要だ」と言った。

 

ボブとダリルが話していると、タイリースがやってきた。「1人乗れるか?」そう聞いたタイリースは支度してくるといって調達に向かう為の準備に向かった。

 

 

 

一方、キャロルは貯水するための大きなバケツから水を汲んでいた。すると背後に人の気配がして驚く。タイリースだった。タイリースは驚かせたことをと謝ると、ダリルと調達に行く事を伝え、さらにキャロルに頼みがあると言い出した。「大勢が病気で苦しんでる。君はみんなを気にかけてくれてる。サシャの様子を見てくれ。そうしてくれたら安心だ。できれば‥」と妹サシャのことをお願いした。キャロルは「えぇ。喜んで」と引き受け、改めてカレンのお悔やみを言うと、タイリースは何も言わず立ち去った。

キャロルは何故か浮かない表情をし、タイリースが立ち去った後、汲んだばかりの水が入ったバケツを放り投げ、怒りをあらわにした。そして涙ぐみ、さらにおおきな2つの貯水槽に八つ当たりをして、倒し、水がこぼれる。1つは元に戻すが、2つ目の倒れた貯水槽を蹴ったキャロルは、座り込み頭を抱えながら泣いていた…。

 

 

 

何かの荷物を運ぶハーシェルに、マギーが「待避所に戻って」と大声で怒っていた。荷物をおろしたハーシェルは「子供たちにうつる」と言った。マギーはさらに怖い表情でハーシェルに迫るが、ハーシェルは「ここの人たちが苦しんでる。熱を下げてやりたい」と気持ちを伝えた。ハーシェルが心配なマギーは、ダリルが薬を取りに行くと説得を試みるが、ハーシェルは1日と持たないかもしれない人もいる…とマギーの言う事を聞かない。さらに「グレンも中にいる」とハーシェルが言うと、グレンを助けたいが我慢しているマギーは唇をかみしめ、何も言えなくなてしまった。

たまたま通りかかったリックが、2人の口論しているのに気付き声をかけた。

ハーシェルの持っていた荷物は草だった。ハーシェルの妻はその草を風邪薬としてお茶にしていたらしい。ハーシェルはドクターも病気なってしまった今、自分にできる事をしようとしていた。

「今まで何度も自分たちの状況を変えられないことがあった。変えたくても変えられなかった。だが、今回は私が変えられる。だからやる」そういうハーシェルは病人が集まっているA棟に入ろうとして、マギーに止められたようだった。

リックもA棟に入れば確実に発症すると訴えて止めようとするが、頑固なハーシェルは「分からないだろう。彼らの症状を抑えるべきなんだ」ときかなかった。リックはダリルを待てば…ともう一度説得しようとすると、いつも冷静で怒鳴ったりしないハーシェルが声を荒げて「黙って聞け。外へ出るのも命懸け、水を飲むのも命懸け、今は息を吸うのだって命懸けだ。いつだって命の保証はない。だが、何に命を懸けるかは選択できる。私は彼らの苦痛を和らげ、命をつなぐことができる。救えるんだ。そのためなら命を懸ける。分かるだろう」と熱弁し、マスク代わりの布を口に当てると、A棟の中に入ろうとした。

扉の前まで追いかけたマギーはハーシェルを見つめ、荷物を持つハーシェルの代わりに扉を開けた。

 

 

子供たち弱者が集まる待避所で、ジュディスのお世話をしているベスは、扉の向こう側にいるマギーにハーシェルが待避所から出て行ったと報告をした。すべて知っているマギーは行き先を聞いたかとベスに質問した。ベスは聞いてないけど大体わかる…と言うと、ドクターが病気だから役割を果たしに行ったハズだ…と、ハーシェルの考えが分かっていた。マギーとベスの姉妹は危険な場所に飛び込んだ父親の心配をグッと我慢していた。特にベスは「しっかりしなきゃ」とマギーには言うが、扉の向こうで涙ぐみ歯をかみしめていた。

 

 

リックはカレン達が焼死させられた現場で引きずられた後や血痕を見ながら犯人捜しの手がかりを探していた。

 

音が鳴る仕掛けをかけてウォーカーの気をそらし、キャロルは1人で刑務所の外にある小川からポンプで水を汲んでいた。ポンプが詰まっていたので叩きつけると、ウォーカーの数体がキャロルの存在に気が付く。リックがバケツをもって外に出ようとしていた時、ウォーカーに気が付いていないキャロルを見つけた。「何をしてる」と漏れた怒りの声と同時にダッシュでキャロルのもとに駆け寄るリック。

ようやくウォーカーが近づいている事に気付いたキャロルに、リックの「キャロル、逃げろ」の叫び声が聞こえる。

ポンプが外れないのかもたつくキャロルの周りには、数えきれないほどのウォーカーが近づいてきていた。

 

いくつものフェンスを潜り抜けて、キャロルの元へと走るリックは「急げ」ともう一度叫んだ。キャロルは持っていたポンプを諦めて、逃げた。

ナイフを手に持ち、必死でフェンスに向かい、ウォーカーを蹴り飛ばしナイフを頭に振り下ろす。しかし、ウォーカーの頭に食い込んだナイフがなかなか抜けない。もたついている間に別のウォーカーがキャロルに襲いかかろうとする。

やっとキャロルのもとへとやってきたリックの銃に助けられ、ピンチを逃れたキャロル。食い込んだナイフを諦めてリックにのいる場所へと一気に走り、リックも援護する。

 

何とかフェンスの内側へと非難できたキャロルは、リックに向かって息を切らしながら「何てことない」と言った。

リックは明日やろうとの指示を無視して、1人で作業したキャロルを責めた。キャロルは「明日はないかも」とどこかへ行ってしまった。

 

 

 

ダリル達は薬を求めて獣医化大学を目指していた。CDをかけようとしたとき、ラジオから声が聞こえた。

「決心した。生きると‥。生き続ける」とノイズで聞き取りにくいが、確かに人の声だった。ダリルが運転する車はラジオに気を取られて、道路を歩くウォーカーに気付くのが遅れて次々とウォーカーを轢いてしまう。そして車が停車すると、車をウォーカーの大群が取り囲んだ。その数は今までに見た事がないほど大量のウォーカーたちだった。

ダリルは掴まるように言うと、猛スピードでバックした。何体ものウォーカーを轢いた車は大群からは少しだけ距離が離れたが、ウォーカーがタイヤにめりこんで操縦不可能となってしまった。

 

車内のボブ、ミショーン、タイリースに向かって森の中へ止まらずに走るように指示したダリル。ダリルのカウントと共に、ダリルとミショーンは車を出ると襲いかかるウォーカーを倒しながら、森へと進む。少し遅れてボブも車内から出て銃を片手にウォーカーを倒す。しかし、車内にいるタイリースは動く気配がない。外でウォーカーを倒すボブは大きな声でタイリースを呼ぶが、タイリースは目をそらす。

 

ボブはもう一度タイリースの名前を叫んだ。

 

タイリースは思い立ったように車から降りると、「来い。来やがれ。ここだ」とウォーカーを威嚇し、ハンマーでウォーカーに立ち向かいだした。しかしタイリース1人が相手にできるような数ではなかった。ウォーカーに囲まれながら「先に行け」とダリル達に言うタイリースは自らウォーカーの大群に突っ込んだかのようで、逃げるそぶりは見られなかった。ダリルとボブ、ミショーンはタイリースを置いて森の中へ非難する。

 

 

森の中にもウォーカーはいたが、3人で乗り切り、少し安全な場所へと出た。

物音に気付いたダリルは、ボーガンを構えて矢を放つ。倒れたウォーカーの後ろにウォーカーの血がついた息を切らすタイリースの姿があったダリルは倒れこみそうなタイリースの腕を掴み、森の中へと逃げ込んだ。

 

 

 

発症した患者達いるA棟にきたハーシェルは、発症したドクターにお茶を飲ませていた。お茶をすするドクターに「頑張るんだ」と励ますハーシェル。

ドクターは「来ない方が…」と言うと咳き込み血を吐いた。その血は、ハーシェルの顔まで飛び、ハーシェルにうつってしまうと、申し訳なさそうな顔をしたドクター。

ハーシェルはマスク代わりの布を取り、その布で顔についた血を拭き、ドクターの顔をさすりながら「感染してなくてもここへ来ていた」とドクターの顔を見つめた。

 

ハーシェルはグレンのもとへもお茶を届けていた。熱があるグレンの額を冷やすハーシェル。「まいったね。今まで生き延びられたのに風邪に殺されるとは」と言うグレンに、ハーシェルは「そんなことは言うな。そんな考えは捨てろ」と励ます。ハーシェルは弱気なグレンに向かって「ここまで生きてこられた。信じるんだ。君の役割は信じる事だ」と言い聞かせて看病を続けた。

 

 

 

バケツで水を運ぶキャロルに「バカな事をしたな。1人で外へ出るとは」と話しかけたリックに向かって、キャロルは「そうね」とぶっきらぼうに返事する。

リックはキャロルに向かって子供たちの面倒などよくやってくれているが、自分を犠牲にしていると指摘した。みんなのためなら何でもするのか質問すると、キャロルは迷わず「するわ」と答えた。リックは頷き、歩き出したキャロルを呼び止め「カレン達を殺したのか?」と聞いた。キャロルはまた迷わず「えぇ」と答えた。

キャロルはバケツを持ったまま、また元の作業へと戻って行ってしまった。

 

 

 

感想

 

えっ……。グレンも発症しちゃったんだけど…。大好きなグレンが病死っていうオチだけは避けたい。

 

そして今回はハーシェルが本当に神様に見えた。

いい人過ぎるだろ!

なかなかできないよ…。

獣医じゃなくて、普通の医者だったら最高の医者になってそうだ…。特にベスのここ最近の成長がスゴイ!どこか子供っぽくないのは、子供たちの中で一番の年上だから頑張っちゃうのかな。少しだけでもベスが甘えられる環境を作ってあげて欲しい。

 

そしてそんなハーシェルの娘たちは強いね。

 

そしてもう1人、タイリースもいい奴。

リックが謝った時、ガンガンやられたのはタイリースなのに「お互い様だ」とか言ってあっさり許しちゃうあたり、素晴らしい!

けど、ウォーカーに囲まれた時の行動が謎過ぎる。なんだったの?私は、そのまま死ぬ気かと思ったし、ダリル達が置いて森へ逃げた時点で終わったな…と思ったけど、不死身なのかタイリース。

まぁカレンは殺されて、妹死にそうでおかしくなるのもわからんくはないが…。

 

 

最後のリックの言葉が衝撃すぎて他の事が思い出せません。

「カレン達を殺したのか?」「えぇ」

って、ええぇぇぇ!!!!!だよ全く。

なんで分かったの?

っていうかキャロルなの?

なんで?

キャロルがピリピリしてるなとは思ってたけど、なんでそんな残酷な事をキャロルがやるの?

来週はその謎が分かるかな…。

 

そして来週は薬が見つかりますように!!

 

ウォーキング・デッド コンパクト DVDーBOX シーズン4

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ウォーキングデッド シーズン7  エピソード一覧

ウォーキング・デッド シーズン7

シーズン7 エピソード一覧表

 

 

EP1 The Day Will Come When You Won't Be(惨き鉄槌)

EP2 The Well(王国)

EP3 The Cell(囚われて)

EP4 Service(独裁者の洗礼)

EP5 Go Getters(消せない憎しみ)

EP6 Swear(浜辺の村)

EP7 Sing Me a Song(規律と罰則)

EP8 Hearts Still Beating(生きる意義)

EP9 Rock in the Road(戦いの礎)

EP10 New Best Friends(瓦礫の牙城)

EP11 Hostiles and Calamities(自我を失い)

EP12 Say Yes(覚悟)

EP13 Bury Me Here(決壊した良心)

EP14 The Other Side(密かな断行)

EP15 Something They Need(余地なき選択)

EP16 The First Day of the Rest of Your Life(遺志を継ぐ者たち)

 

シーズン1 エピソード一覧はこちら

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シーズン3 エピソード一覧はこちら

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シーズン5 エピソード一覧はこちら

シーズン6 エピソード一覧はこちら

 

 

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