ウォーキング・デッド ブログ

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大好きなドラマThe Walking Ded をシーズン1からあらすじ・感想を書いています。※ネタバレあり

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【ウォーキング・デッド シーズン8】3話「歪んだ正義」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

 

シーズン8 エピソード3

題:歪んだ正義(Monsters)

 

 

「集結地点に急行しろ。着いたら連絡を」

エゼキエルは敵の無線から情報を聞いていた。「奴らが向かっている。今にも我々のもとへ。血に飢えた悪党どもの一団だ。悔悟なき殺人者が我らを潰そうとしている。だが笑おう」そういってエゼキエルは笑った。

「キャロルも笑う」とエゼキエルが言うと、キャロルも「数で負けていても戦略がある」と言った。その言葉にエゼキエルは喜び「そうとも。そのとおりだ。我が胸には希望がある。愚かかもしれぬ。だがここまで来た。みんな生きている。計画に従い、技量を発揮すれば、運命は我々を照らす。叶うのだ。この夢が。誰一人失わない。1人たりとも失いはしない」とキャロルの肩に手を置いた

 

 

森をぬけるエゼキエル達は、口笛のような音に気付き慎重に進もうとすると、森の中から銃を構えた人々に出くわしてしまう。数も圧倒的に敵の方が勝っていた。両手を上げたエゼキエルたち。

しかし次の瞬間草むらに隠れていたキャロル達数名が、銃を構えた敵にカウンターをお見舞いした。急いで身を低くしたエゼキエル達も銃を構えて応戦する。

 

敵を一掃し、エゼキエル達は誰1人負傷者を出すことなく勝利した。倒れた敵を目の前にエゼキエルは「1人もだ。前方へ」と言うと、それに賛同するかのようにシヴァが雄たけびを上げると、エゼキエルはまた笑った。

 

 

 

武器を捜しにアジトに侵入したリックの前に現れたモラレスは「今すぐ銃を置け」とリックに言う。大人しく従ったリックに向かってモラレスは「アレキサンドリアのリックか…。すべてあんただったんだな」と話しかけた。

「仲間を呼ぶ必要はない。俺1人だけだ」と言うリックに、モラレスは「聞こえなかったか?あんたは変わった。鏡越しに見ていた。昔のあんたと違う。ひと目見て俺と同じだと分かった。ここまで来た。まったく、まいったね。俺たちは変わっちまった。あんたは怪物だ。あんたは賞金首なんだ。殺すなと言われてる。"未亡人"も"王"も。なるべく殺すなと。何しに来た?知ってるぞ。あの基地も奇襲をかけて楽しんだ。なぜだ。何を捜している。」と聞いたが、リックは答えなかった。

答えないリックに、モラレスは「答えないか。どうでもいい。今さらだ。あんたもあんたの仲間も俺の仲間が…じきに来る。ニーガンに差し出すか、殺すかだ。どちらにせよ、後始末をつけてやる」と言った。

 

 

アーロン達のグループはまだ銃撃戦を続けていたが、ニーガン側の1人が、モラレスが呼んでいるから銃撃をやめて建物内に入るように指示をする。そして、建物内へと入って行ってしまう。

 

アーロンは腹に銃弾を浴びて負傷した恋人エリックを木の影へと運んだ。上着を脱がせて弾が貫通しているのを確認した。王国には医者がいるとアローンは励まし、傷を押さえる。息が荒く辛そうなエリックに、アローンはこの戦闘に巻き込んだことを謝った。エリックは「君が撃ったの?」と冗談を言い、「戦うと決めたのは僕だ。みんなの所へ。行くんだ。1人でも血は流せる」とアーロンに戻るように言った。エリックは、側にいるというアーロンに「バカ言うなよ。戦わないと。僕を見て。見てくれ。愛してるよ。君は行くんだ」と泣きじゃくるアーロンを説得した。そして2人はキスを交わした。そして必ず勝つんだと目標を再確認してアーロンは、苦渋の選択をしてエリックの元を離れた。

 

 

タラ達はジーザスの言うまま基地で殺さなかった捕虜達を歩かせてヒルトップに向かっていた。タラと一緒にトラックに乗っていたヒルトップの住人は「マギーならどうすべきかわかるだろう」と言うとタラも「そうだね。彼女なら全部見てたから‥」と自分と同じ意見であると信じていた。捕虜の中にいる長髪の男は口笛を吹きながら見張るモーガンを挑発した。モーガンは冷静に対応した。ヒルトップに近づき、ジーザスはしぶしぶ捕虜をヒルトップに連れていくモーガンを説得していた。モーガンは捕虜をヒルトップに連れていく危険だと言うが、ジーザスはどんな罪を犯したにしろ、捕虜は人間で他にも危険や死ぬことだってありえるから処刑はしないと2人の意見が合う事はなかった。

捕虜達はロープに繋がれて、ヒルトップまでの道のりを無言で歩いていた。

 

 

 

 

モラレスに銃を突きつけられているリックは、「家族はここに?」と聞いた。モラレスは少し動揺した様子で「たどり着いたのは、俺だけだ」とリック達と過ごしていた時にいた家族達が死亡したことを匂わせた。リックは「残念だ」と声をかけるが、モラレスは「本当か?リック」とリックの言葉を疑った。リックはローリ、シェーン、アンドレアと仲間達が死んだ事を告げ、そしてグレンはひざまずき妊婦の妻の前でニーガンに頭を叩き潰され殺された事を話した。モラレスはこの世界でグレンが最愛の人に出会い結婚したことに驚きを隠せなかった。そしてモラレスはニーガンのいう"未亡人"はグレンの妻であることを知った。そしてリックはモラレスに「あんたもニーガンなのか?」と聞いた。

 

モラレスは「俺は家族を失った。正気もだ。トレーラーで死ぬまで寝ていようと思った。無になるのを待っていた。すると救世主が俺を見つけた。俺には価値があると言い、仲間に入れた。そうとも。俺はニーガンだ。あれからいろいろあった。だから俺は変わった。あんたも」と言う。しかしリックは自分は変わってないとキッパリと言った。

そんなリックはモラレスは「鏡をみろ。俺たちは何も違わない。生きるためなら何でもするクソ野郎だ。違うのは俺が銃を持っていること。俺の立場は悪くない。俺はラッキーだ。助かったよ。銃を持っているのがあんただったら殺されてた」と言った。

リックは「それは違う。あんたを殺したくない」と解決する方法を探ると言う。モラレスは「なぜだ。最初の頃出会ったから?」と聞とリックは繰り返すように「俺はあんたを殺さない」と言った。少し興奮しているモラレスは「どうでもいい。どうとでも言え。好きに言えばいい。ローリにシェーン、アンドレア、グレン。みんな死んだ。そしてそのうち保安官も死ぬのさ。俺も彼らのように死ぬ。そういうことだ」とリックに銃を向け真剣な顔で睨んだ。リックはいきなり「やめろ」と叫びモラレスが振り返った瞬間、ダリルのボーガンの矢がモラレスに突き刺さった。

 

モラレスはそのまま床に倒れ、ダリルは「無事か?」とリックに声をかけた。リックは「彼は…」と最初のキャンプで一緒だったモラレスだと言おうとすると、ダリルは「分かってる。誰だろうと関係ない」とモラレスの体から矢を抜いた。呆然とするリックに「銃は?」答えると、ダリルは驚いた。そして冷静を取り戻したリックは、モラレスが救世主を呼んだことを告げていると、銃声が聞こえた。もう救世主が来てしまった。

 

 

 

 

ヒルトップを目指して歩いている捕虜の中の長髪の男がまたモーガンに絡みだした。その男は「あんたは何か変だと思ってた。やっと分かったよ。その鎧が変なんだ。小さい。何だか縮んだみたいだ。まさか…。あのガキのか?何でだ。何で奴のを?意味ねぇのに」と言った。その男が言う"奴"とは殺されたベンジャミンの事だった。モーガンにとってベンジャミンは戦い方を教え、弟子のように大切に思っていた存在だった。

モーガンは怒って長髪男に銃を向けた。

その時捕虜が歩く道の脇からウォーカーが現れた。道の脇の坂から大量のウォーカーが転がってきた。ロープで縛られている捕虜の代わりに見張りをしていたタラやジーザス、モーガン、ヒルトップの住人がウォーカーを退治するが、ウォーカーの数が多かった。

捕虜の中にはロープで縛られているせいでウォーカーの犠牲になってしまう者までいた。

そんな中、長髪の男は「今だ。逃げるぞ」と仲間に声をかけると、逃げ出した。

「行け。走れ」とロープで繋がれた数名で森に向かって逃げる長髪男にモーガンが気づき、追いかける。別のロープで縛られた捕虜の中には逃げずにとどまるように声をかける者もいた。

 

モーガンは逃げた長髪男を追って森へと入っていく。

「クソ。死にたくねえよ」そう言って走る長髪男のいるロープで繋がれた集団に向けて、モーガンは発砲しながら追いかける。しかし、ロープで繋がれている集団は、1人がこけると前には進めなくなってしまった。追いついたモーガンは集団の中の1人に向かって発布した。倒れこんだ仲間を見て「撃つな。降参だ」とひざまずく捕虜達。

 

モーガンは続けて発砲しようと引き金を引いた瞬間、誰かが後ろから邪魔をして弾はそれた。捕虜を殺させないようにとジーザスが止めたのだ。

「モーガン、やめろ」と言うと、追ってきた王国の女弓士などが2人の仲裁に入る。

 

「逃げられたらどうなってた?また逃げようとする。奴らが変わるとでも?改心すると思うか?変わらない。絶対に。一度……」と興奮して話すモーガンの声を遮り、ジーザスは冷静に「モーガン。何か道を見つける。マギーが道を見つける」と説得する。

モーガンは「彼女も殺したいはずだ。奴らを1人残らず。俺たちも奴らと変わらない。ここへ来た。奴ら同様生きるために。俺たちも同じだ。同じなんだ。同じだ。仕方がないんだ。みんな変わってしまう」と、まるで息子を失い自暴自棄になって1人で町にバリケードを張っていた頃のモーガンの様だった。ジーザスは「戦いのあとは平和が訪れる。彼らと生きていく。平和に生きる方法を見つける」とモーガンの肩に手を置いた瞬間、モーガンはジーザスを突き飛ばし襲いかかった。ジーザスも抵抗し、2人は戦い始めてしまう。

 

 

 

敵を鮮やかな手法で一掃したエゼキエルは、倒れた敵達を確認しながらまた演説を始めた。

「油断するな。速やかに一掃したが、部隊の1つにすぎないかもしれない。だが第2の勝利を導く。第3の勝利もだ。

 

 

 

そして目的のアジトについたエゼキエル達は、屋上の見張りを倒し、建物を取り囲んでいた。「急ぐんだ」と逃げようとする敵を、キャロルはじめ取り囲んだ王国の兵士たちが攻撃する。

 

 

 

モラレスが呼んだせいで逃げるリックとダリル。建物内で銃撃戦となってしまう。

逃げ場を失い、2人の持っていた弾も底をつきかけていた。

リックは室内に残されていた消火器を見つけると、消火器に向けて発砲し「今だ」と声をあげた。あたりは消火器の白い煙で見えなくなり、リックとダリルはその隙に逃げ出そうとする。すると敵に向かって弾が飛んできて、数名の敵が倒れた。

アーロンが建物内に入って行った敵を追いかけてきていた。「エレベーターの所だ」とリックはアーロンに向かって叫んだ。

 

 

森の中で意見の対立からバトルに発展してしまったモーガンとジーザス。

ジーザスは興奮したモーガンに落ち着くように声をかけるが、モーガンは正気を失っていた。本気でジーザスに向かって棒を振り回す。ジーザスは鮮やかに抵抗し「やめるか?」と冷静に声をかけたが、興奮したモーガンはやめる様子もなく、仕方がなくモーガンの相手をしていた。モーガンとジーザスの喧嘩は本気だった。モーガンは本気でジーザスに向かっていったが、ジーザスはモーガンの棒を奪うと「もう終わりか?」と聞いた。

ジーザスは棒をモーガンに返すと、モーガンはその棒をジーザスの喉に突きつけた。紙一重の所で棒は止まっていた。タラや他の仲間も駆け付けた。

ジーザスは「終わりだ」とモーガンの目を見て言うと、正気を失っていたキョトンとした顔でモーガンが「何て?」と言った。ジーザスは何も言わなかった。

先ほどまでの殺気に満ちた表情かた一変し、寂しげな表情のモーガンは「正しくはない。俺は正しくはない。だが間違ってない」と言うと「俺は加われない」とチームから出ていくと言い出した。

そんなモーガンに、タラは「モーガン。正しいよ」と声をかけるが、モーガンは森の中へと消えていってしまった。

 

 

ヒルトップで見張りをするイーニッドが外の異変に気付き、双眼鏡を覗いた。

クラクションを鳴らしてやってきて「おい。誰か。門を開けろ。助けてくれ。地獄だった

。聞こえてるんだろう」と背後を気にしながら門を叩くのは、グレゴリーだった。

門が少しだけ開いた。人間が通れないくらいの小さな隙間しか開かない門に向かって「壊れたのか?油をさせよ」と寝ぼけた事をいうグレゴリー。

ヒルトップ側にいたのはマギーとイーニッドだった。

マギーはグレゴリーが乗ってきた車はゲイブリエルの車だと気付き、ゲイブリエルはどこか聞いた。助けてくれたゲイブリエルを裏切って車を奪って帰ってきたグレゴリーだったが、グレゴリーは「誰の事だ?車があったから使った」ととぼけた。

マギーは町を裏切ったグレゴリーに「何しに来たの?」と怒っていた。「ここに住んでる。私の家だ。私が作った。君が乗り込んでくる前に」と平然と答えるグレゴリーに、マギーは「黙りなさい。私たちやこの町を救世主に売ろうとしたくせに」と怒鳴った。

町の平和のために尽力しただけだというグレゴリーに、マギーは生きる為に戦っている町民を脅したと非難した。グレゴリーは"家族も追放する"と言う言葉はニーガンに言わされただけだと言い訳をした。そして聖域に行ったのは友好を深めるためだと弁解し、イケんを持たない者や、報復を望んでない者を守る為だと言い張るグレゴリーに、マギーは「自分を守る為でしょ。私たちを裏切りニーガンに密告した。」と一喝した。そして言い訳ばかりするグレゴリーにマギーは「さようなら」と言って立ち去ろうとした。

「分かったよ。怖かったんだ。戦うと分かってたし、加担したくなかった。勝てるわけがないと。だが今回の事でよく分かった。連中に理屈は通じない。戦うしか道はないと。私が悪かったよ。間違ってたよ。申し訳なかった。頼むよ、マギー」と許しを請うグレゴリーの話に、足を止めて聞いていたマギー。

「人間は誰でも恐れから過ちを犯すものだろ。コレが君か?情けはないのか?人間らしい慈悲の心は?頼む。門を開けてくれ。心を開いてくれ。外に追い出し殺さないでくれ」と叫ぶグレゴリーに根負けしたマギーは門番に「入れて」と指示した。

 

門が開くと、ずっと黙って聞いていたイーニッドが、なぜあんな奴を入れるのか聞いた。マギーは「殺す価値もない。今はね」と言った。街に入れてもらえたグレゴリーは「後悔させない。私は変わった、協力する。見ててくれ」と言うが、マギーは無視をした。そんなマギーを門番の男が呼び止めた。

 

 

ヒルトップの門の外にいたのは、ジーザスが連れてきた捕虜たちだった。

さっきまで門の外で街に入れてもらえなかったグレゴリーが、急に立場を変えて「そいつらは絶対入れない。そんな奴らか知ってるだろう。怪物だ。人殺しは保護しない。町を危険にさらす」とジーザスに抗議を始めた。そんなグレゴリーに、マギーは「向こうへ行って」と言った。しかしグレゴリーは続けて「奴らの行為を間近で‥‥」と話しを続けようとした。マギーは「グレゴリー。行って」ともう一度怒った。諦めたグレゴリーは不満そうに立ち去った。

 

タラは「私はあのバカに賛成よ」と捕虜を街に入れたくないグレゴリーに賛成した。マギーもジーザスに「家族や子供たちがいる」と難しい表情で言うと、ジーザスは「すべて終わるまで監視付きでトレーラーに拘置する。一時的にだ」具体的に案をだした。

マギーは冷静に「彼らに多くを奪われた」と納得していなかったが、ジーザスは「知ってる。でも投降した」と一歩も引かなかった。そしてジーザスは「逃がせないし、殺せない。殺さない」とマギーに言った。

 

 

 

 

 

アーロン達が外から攻め、リックとダリルがいた建物は、リック達が完全に制圧した。死体が転がり、ウォーカーとなってしまった者達を退治しながら、リックはポラロイド写真を撮っていた。そして死んでしまった仲間に布をかぶせた。リックは写真を撮るとメモに何かを記した。

 

 

恋人エリックを座らせた木陰に戻ったアーロンだったが、そこにはエリックの姿はなかった。エリックの座っていた場所は血で赤く染まっていた。残された銃を拾ったアーロンは「エリック」と叫んだ。そして遠くでエリックの服をきたウォーカーを見つけてしまう。

アーロンは涙ぐみながらエリックのウォーカーに近づこうとする。そんなアーロンを仲間が止める。「あそこに…エリックがいる。イヤだ。ダメだ。置いていけない」と取り乱すアーロンに「アーロン、彼じゃない」と仲間が言うとアーロンは泣き崩れた。そして嫌がるアーロンの肩を抱き「行こう」とアーロンを連れていった。アーロンは最後までエリックの姿をしたウォーカー振り返って見ていた。

 

 

皆が武器を回収して撤収作業している中、アーロンは座り込んでいた。「出発するぞ。奴らに群れを倒させない」という仲間の声が聞こえた。

 

 

リックが建物の中で見つけた赤ん坊を抱いてやってきた。そしてリックはやる事があるから連れていって欲しいと赤ん坊を仲間に託そうとした。その様子を見ていたアーロンは「僕が。ヒルトップに連れていく。安全だ」と赤ん坊を連れて帰る役目に名乗り出た。

リックはアーロンを心配して「大丈夫か?」と声をかけると、アーロンは「エリックと一緒に‥終わったらマギーに報告するはずだった。だから行く。お願いだ。行かせてくれ」と大切そうに赤ん坊を抱いた。リックは「名前はグレイシーだ」と伝え、グレイシーをアーロンに託した。アーロンは「やぁ、グレイシー」と抱いた赤ん坊を見つめながら名前を呼んだ。

 

 

赤ん坊を託したリックは次の作戦に向かおうとしていた。次の作戦はダリルとは別の様で、ダリルはリックに「遅かったら捜す」と声をかけていた。その時、誰かがリックとダリルに向かって発砲した。すぐに2人は銃をかまえて、何者かが隠れている木の影に銃口を向けた。リックは車の影に隠れながら「おい。おい、1人だろ?その木の後ろに2人は隠れられない。群れが来るぞ。一応言っとく。こうしよう。取引だ。銃を置いて出てこい。俺たちが知りたい事に答えたら、車をやるからここを去ればいい。どうだ?」と取引を持ち掛けた。「信じろと?」と気の影にいる男が返事をすると、リックは「約束は守る。信用できない世の中だが、男の約束は信じる価値がある」と説得した。男は「分かった」と言うと、隠れていたリックとダリルは銃を構えたまま、男が隠れている木に近づく。

 

木の影から出てきた男が「何を知りたい?」と聞くと、リックは「ブローニングM2銃はここにあったか?」と聞いた。「しばらくあった」と答えた。銃を下ろしたリックと違い、銃を構えたままのダリルが「どこだ」と怒鳴ると、男は両手をあげたまま「昨日。別の基地へ」と怯えた声で話した。リックが「どの基地だ?」と聞くと男は「西のギャビンの所だ」と答え、男の約束で解放されると思った男は、逃げ腰だった腰を真っすぐにして「いいかな?行っても」と自分の役目は終わったか聞いた。男が質問をした直後、ダリルが引き金を引いた。男は後ろに倒れこんだ。

また躊躇なく引き金をひいたダリルに、リックはまた驚き言葉を失った。

 

ダリルは驚くリックにおかまいなしに「ギャビンの担当は?」とリックに聞いた。リックは不満そうな顔をしていた。

 

 

 

 

待ち構えていた敵を一掃したキャロルとエゼキエル率いる王国軍。エゼキエル達には1人も犠牲は出ていなかった。エゼキエルは笑いながら1人も犠牲者がいなかったことに喜んだ。そんなエゼキエルにキャロルは冷静に「捜索しましょう」と声をかけると、エゼキエルも「君の計画に従おう」と言った。そしてキャロルは1人で様子を見に行った。

王国の兵士は自信に満ちていた。「俺たちなら奴らを倒せる」と兵士が言い、エゼキエルの側近のジェリーも「必ず倒すんだ」と言った。エゼキエルは「倒さなければ倒される。我らが…」と話の途中で屋上を見た。そしてエゼキエルは何かに気付いた。

 

 

「身を隠せ」とエゼキエルが叫ぶと、屋上から銃が乱射され、兵士たちは「王を守れ」とエゼキエルの盾になろうとした。ものスゴイ音と共に、血を流しながら兵士たちは次々と倒れた。

 

 

 

感想

 

前回の最後に登場したモラレスが波乱を巻き起こすと信じてたけど…まさかの結末。

もう死んじゃった(笑)

モラレスはどんなふうに生きてきたかも分からずじまい。

あっけなさすぎて、本当の友情出演だった……。

 

そしてもうジーザスがウザいのなんのって(笑)

ヒルトップい連れて帰ってきてどうするのさ‥。

グレゴリーがウザいのはもうしょうがないというか、クズだから驚かないし、クズだから見てて笑える。けど、ジーザスは正義感振りかざして仲間が危険にさらされようとしてるから嫌い‥。そんなにその正義感が大事ならそもそもこの作戦に参加するべきじゃないと思うのは私だけでしょうか(笑)

 

エリックも死んじゃって、それでもみんな仲間との未来の為に戦ってる。アーロンなんて見てられなかった…。アーロンは戦いが終わったらマギーに報告しようってエリックと話してたって言ってたけど、何を話すつもりだったのかな?

もしかして子供を僕ら2人で育てるよとか言いたかったのかな?

どちらにしても子供を抱くアーロンは、悲しげだったな‥。

 

そしてダリル好きの私はダリルが心配。

何にもためらいなく人を殺す人ではなかった…。

モラレスも、武器のありかをしゃべった男を殺したダリルは、なんとも思ってなさそうだった。ダリルをそんな風にさせてしまったのは、ニーガンの監禁のトラウマなのか…。

それともドワイトへの怒りなのか…。

どちらにしても暴走ぎみで心配………

 

少しずつリック側にも犠牲者が増え始めて、王国軍にいたっては壊滅的かもしれない。

キャロルが生きてるかも分からないけど、この戦いが痛々しい。

一発ニーガンの胸にぶち込めば終わらないのかな……

 

 

 

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