ウォーキング・デッド ブログ

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大好きなドラマThe Walking Ded をシーズン1からあらすじ・感想を書いています。※ネタバレあり

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【ウォーキング・デッド シーズン8】4話「王への忠誠」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら 

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

 

  《Hulu》ウォーキングデットページはこちら

 

シーズン8 エピソード4

題:王への忠誠(Some Guy)

 

 

 

~戦いの前~

 

お風呂あがりのエゼキエルは頭にタオルを巻いて、髭を整えていた。そしていつものエゼキエルの髪型(ドレッドヘア)になるように髪も整える。鏡に向かい身なりを整えるエゼキエル。頭に赤い羽根をつけて、鏡に映る自分を見て電気を消して部屋を出て行った。

 

王小國では兵士たちが家族にお別れを告げていた。無事に帰ってこられるかわからない戦いに行く兵士たち。そして部屋からその様子を見ていたエゼキエルは、シヴァを連れて町民の前に立つと、町民は歩くエゼキエルはの道を開けた。そしてエゼキエルは集まった町民の中にいた少年ヘンリーに声をかけた。「恐れるな、ヘンリー。勇敢になれ。お前は勇敢なのだ」とヘンリーの肩を叩いた。

町民を見渡したエゼキエルは言った。

「大いなる挑戦であり、チャンスだ。我らの命や生き方は危機に瀕している。針金に乗ったグラスがアスファルトの上に一滴でも当たれば落ちて割れるだろう。だが私は笑う。我らは戦い、血を流すだろう。だが笑おう。対峠する敵は状況に追い詰められた者、もしくは血に飢えた殺人者だ。すべて終わらせる。今日この突撃により悲しみも生まれる。だが笑おう。愛する者を残し、危険な道を進む。平和を捨てて戦う。だが笑おう。今日を戦い抜き栄光をつかむのだ。死者の地にそびえる砦をたたえ、守ろう。我らは勝つ。王を信じ勝つのだ。私は笑う。声高らかに。今日を祝おう。皆が同じ目的と展望を持つ記念すべき日だ。皆が心を1つにした。我らは1つになったのだ。我らは1つだ」

エゼキエルが持っていた杖を高らかに上げると、町民はエゼキエルを取り囲んで「我らは1つだ」とエゼキエルに続いた。

 

~現在~

襲撃を受けた王国軍は壊滅的だった。普通の銃とは違い、攻撃を受けた者は内臓が出て手足が吹っ飛んでいた。誰も動かない死体の山が少しだけ動いた。その死体の山からエゼキエルが息をきらして出てきた。脚を負傷していたエゼキエルは声をだして痛がる。そして辺りを見渡した。先ほどまで犠牲者は1人もいないと笑っていたエゼキエル。しかし今は生き途絶えた仲間の兵士の死体を見つめた。1人ずつ体を起こしてみるが、息はしていなかった。

ただただ悲惨な光景が広がり、エゼキエルは声を上げて「うぁーーー」と叫び声を上げた。

 

息途絶えた仲間が動き出し、ウォーカーとなり蘇った仲間を見たエゼキエルは自分が置かれている現実に気付いた。エゼキエルに襲いかかる仲間たち。負傷した足を引きずりながらエゼキエルは必死で逃げようとする。

 

 

 

立ち上がる事さえできなかったエゼキエルがなんとか立ち上がるが、また転倒してしまう。エゼキエルは銃に残った最後の一発を発砲したが、落ちていたライフルは弾切れだった。転化した仲間たちが次々とエゼキエルに襲いかかる。すると生存していた兵士がエゼキエルを助け、銃を片手に「陛下」と声をかけた。兵士はエゼキエルを支え、エゼキエルは杖を使いながら逃げた。エゼキエルは兵士の危険を心配するが、兵士は「いいんです。さぁ」と肩を貸しながら大量のウォーカーから逃げた。

 

 

その様子を建物の中から見て、銃を大切そうに木箱にしまうニーガンの手下。室内には使用済みの弾が散乱していた。厳重にしまわれたその銃は通常のライフルとは違っていた。リック達が捜しているブローニングM2銃だった。建物内を足音を立てずに1人進むのはキャロルだ。先制攻撃を仕掛けて勝利したと勘違いし、キャロルは建物の様子を見に行っていたのでカウンター攻撃から逃れていた。キャロルが身を隠しているとニーガンの手下の「早くしろ。銃をもってずらかるぞ」「手を貸してくれ」「何をモタモタしてんだ。早く銃を持ってこい。ケツをむちでひっぱたくぞ」「すぐ行くから待てよ」という声が聞こえ、息を飲む。

 

男達は大切そうに2人がかりで銃を運ぶ。「残りはプールにある‥」などと運びながら話す男達が銃声と共に一気に倒れた。そして天井からキャロルがおりてきた。キャロルはまだ息をしているニーガンの手下にとどめをさした。すると銃声を聞きつけたニーガンの手下が援護に来てしまい、キャロルは逃げる。キャロルに向けて発砲した男は部下に「追うな。銃を運べ。銃を本部に運ぶ。早くするんだ」とブローニングM2銃を優先させるように命令した。キャロルはまた身を隠した。

 

 

 

兵士の手助けを借りながら逃げるエゼキエルは、兵士にシヴァの行方を聞いたが、行方知らずだった。エゼキエル達が逃げようとしたその先にもウォーカーの大群がいた。「行けますよ」と逃げようとした兵士が背中から撃たれた倒れこんだ。支えがなくなったエゼキエルもつられて倒れる。銃を持ったメガネの男はエゼキエルに向けて「手を上げろ」と銃口を向けた。エゼキエルは言われるがまま手を上げると、メガネの男は「行こうか。陛下」と笑いながらエゼキエルを無理やり立たせた。

 

 

後頭部に銃を突きつけながらエゼキエルを歩かせるメガネの男は、剣を杖代わりに使いながら歩くエゼキエルの手を掴み「剣を忘れてた。渡せ」と笑って言った。エゼキエルは歩けなくなると抵抗したが、「さやを使えばいい」とエゼキエルから剣を奪い、再び歩かせた。「協力してくれよ。大事な旅なんだ」と笑う男に、エゼキエルはどこへ行くのか尋ねた。

聖域に向かおうとしているメガネの男に、エゼキエルは聖域は「門が崩れて死者が囲んでいる。奴らがいては入れない」と教えた。しかしメガネの男は「だから手伝ってもらう。でかい銃を運び事態を打開するんだ」とウォーカーから逃げながらエゼキエルを歩かせた。

 

 

 

ブローニングM2銃を持って撤収しようとする男たちを、キャロルがこっそり見ていた。武器を車に積む男たちは「聖域にあと3箱ある」と話していた。

 

 

歩かされるエゼキエルだったが、足のケガにより倒れこんでしまう。後ろからは大量のウォーカーが迫っており、焦っているメガネの男は「急ぐんだ」とエゼキエルに銃を突きつける。「今までデタラメほざいといて諦めるのか」とメガネの男が言うと、倒れたままのエゼキエルは「使い捨ての歩兵になるよりはマシだ。ニーガンはお前の名前を知ってるか?」と挑発した。メガネの男は「俺がニーガンだ。立て」もう一度銃を向けた。エゼキエルは「我が民は傷つけさせない」と言うと、メガネの男は「我が民?」と後ろかろ追ってくる転化してウォーカーとなってしまった王国軍の兵士達を指さした。「自分が王だと信じ込ませた奴らか?あんたの話を聞いてたんだ」とエゼキエルの足のケガを踏みつけ「行くぞ。立て」と脅して再びエゼキエルを歩かせた。

「サーカス団員か?確かにあいつらは動物に優しくないからな。猫(シヴァの事)に愛されてる。あの子のおかげで物語をでっち上げられた。うまいことやったじゃないか。"我が民"を操った。住人をだましたんだ。あんたの為に作物を育て壁を作った。見ろよ。殺してもついてくるぜ。だがトラがいなきゃ何が残る?衣装をまとったペテン師だけだ」

メガネの男はエゼキエルはを歩かせながら、エゼキエルはを罵った。

 

 

 

こっそり様子を見ていたキャロルは1人で反撃のチャンスを伺っていた。そしてライフル片手に一気に襲撃した。車の影に隠れながら撃つが、1人では劣勢だった。

 

 

 

キャロル達の攻防戦の音は歩かされているエゼキエルたちにも届いていた。メガネの男は「あんたの仲間か?」と言うと、エゼキエルは「だといいが」と少しだけ生存者に希望を持った、メガネの男は車でここを去るつもりだった。メガネの男がウォーカーに気を取られた一瞬の隙にエゼキエルは男からナイフを奪い男を切りつけたが、すぐに反撃されて倒れこんでしまう。メガネの男はナイフを持つエゼキエルの手を踏みつけ「もう終わりなんだ。あらがってもムダだ」と。エゼキエルがナイフを離すまで強く踏みつけた。

エゼキエルがナイフを離すと、メガネの男は笑いながらエゼキエルの両頬、おでこと鼻に自分の血をつけ「威厳など妄想だ」とエゼキエルはの頬を叩いて髪を掴んで、痛がるエゼキエルを再び立たせた。

 

 

 

メガネの男は車を取りに行こうとするがフェンスがチェーンで固く結ばれていて開ける事ができず苛立っていた。エゼキエルは「死者が迫っている。剣を貸せ。共に戦おう」と言うが、メガネの男はエゼキエルの上着を無理やり脱がせ、フェンスをよじ登ると言い出した。ケガをしているエゼキエルは自分には登れないと主張すると、メガネの男は「必要ない」とエゼキエルの足を蹴飛ばして胸を再び踏みつけた。ナイフをさやから抜いたメガネの男は、そのナイフをエゼキエルに向けた。

メガネの男が「ここまでだ。ニーガンが聖域へのフェンスにつなぐと。あんたと未亡人、リックも。頭だけで十分だろう。傷つけてやるよ。美しすぎちゃ様にならないからな」と剣を振りかぶると、エゼキエルは死を覚悟して目をつぶった。

 

 

「うぁぁーーー」という声を出したのはエゼキエルでもメガネの男でもなかった。

エゼキエルが目を開けると、体が縦に真っ二つに割れたメガネの男と、斧を振りかざしながら叫び声を上げる側近ジェリーの姿だった。ジェリーは肩を揺らしながら息を整えた。

 

 

 

銃撃され続けているキャロルは全く動けずにいた。そしてキャロルは"GATE04"と書かれた赤いスイッチを見つける。キャロルはライフルを車のドアミラーにかけて隠し、車の下から小さい拳銃を投げた。

男たちが銃撃をやめると、キャロルは「仲間の居場所を教える。殺さないで。他の救世主を待ち伏せしてる」と叫んだ。男の1人が「ゆっくり立て」と言うと、キャロルは両手を上げて「丸腰よ」と車の影から出て、一周回って武器を持っていない事を確認させた。

 

 

 

エゼキエルはを助けたジェリーは「陛下、脚が…」とエゼキエルはを立ち上がらせた。エゼキエルは「大丈夫だ」と立ち上がり、フェンスにもたれてジェリーから杖を受け取った。

迫っているウォーカーを見て、ジェリーは「借りますよ」とエゼキエルの剣を持ってウォーカーを退治した。そして「どうぞ、陛下」と剣をエゼキエルに渡した。

エゼキエルは「陛下と呼ぶな」と自信をなくした声で言うが、ジェリーは「いいや、呼ぶべきだ」と頷いた。そしてジェリーはフェンスを開けるため、チェーンに向かって大声を上げながら斧を振り下ろす。

 

 

 

降参したキャロルに向かって男は「仲間はどこだ?」と聞く。そして別の男が銃を構えたままキャロルに近づいた。手を上げたまま「私の事は言わないと約束して。お願い」というキャロルに、男は「死にたいのか?早く言え」と怒鳴った。

キャロルは近づいてきた男の首にナイフを当て「銃を下ろして」と人質を取った。人質の男は仲間に向かって「ヤゴ。頼むよ」と助けて欲しいとお願いした。

しかし「悪く思うな。撃て」と仲間を見捨てると、キャロルは人質を盾にして銃弾から逃れた。そしてその勢いで"GATE04"の赤いスイッチを押した。男たちはキャロルに向かって銃を撃つことに必死で、自分たちの後ろのゲートが開いた事には気づいていなかった。そのゲートからウォーカーが入ってきていることにすら気付かない。

 

 

チェーンを切ろうと必死で斧を振りかざすジェリーだったが、チェーンは切れていなかった。そんな2人にもウォーカーが迫っていた。壊れて棒だけとなった斧を使いウォーカーを倒したジェリーは「陛下、後ろへ」とエゼキエルを守ろうとした。しかしエゼキエルは剣を抜き「いいや」と、迫りくるウォーカーの大群を前に剣を構えた。

 

 

キャロルは仲間に見捨てられて死んでしまった男の腰についたから鍵を取り、男たちがウォーカーに襲われている隙に反撃した。

 

 

 

ジェリーとエゼキエルは次から次にくるウォーカーを倒していた。ジェリーは「感謝します。あなたはクールな男だ」とエゼキエルに感謝の言葉を言った。

 

 

キャロルはまだ残っているニーガンの手下の男2人に向かって「やめましょう」と呼びかけた。男は「仲間のことはウソだな」と言うとキャロルは「えぇウソよ。やめましょう」と言った。男は「分かった。立ち去れ」と言うが、キャロルは銃を運ばせるわけには行かなかった。しかし男たちもまた、聖域に銃を運ばなければならなかった。

キャロルは自分は今もたくさん弾が残っているが、何発残っているのか聞いた。キャロルの読みでは男たちの弾の残りは少なかった。男たちは「自分で確かめてみろ」とキャロルを挑発すると、キャロルは銃を構えたまま男達に近づこうとした。

その時、キャロルは遠くで銃声が聞こえた。銃声が聞こえた方向を見ると、行き止まりのフェンスの前で大量のウォーカーと戦うエゼキエルとジェリーが見えた。

「おい。話をしようぜ。時間ならある」とニーガンの手下の男が言うが、キャロルはエゼキエル達を見ていた。

 

 

 

~戦いの前~

キャロルはエゼキエルに「戦った事は?」と歩きながら聞いた。エゼキエルは「戦うのを見たろ」と返すが、キャロルは「今回の前よ」ともう一度聞いた。エゼキエルは「死者と略奪者と。私が戦い、次にシヴァが。長いこと訓練した。今までその訓練を続けてきた。継続が決意をもたらした。なるべき自分になる」と話すと、キャロルは「なるべき自分?」とまた質問した。「そうだ。なるべき自分になるのだ。私は飼育員だ。大人しい性格だった。週末の演芸や夜も楽しんだ。職場では200キロ越えのトラに必要とされた。あの子の血を見てすぐに助けはしなかった。囲いに入ろうとする本能はなかったんんだ。だが、数秒の内に熟考した。もし助けるなら猛獣に近づくのがどれほど危険か。もし助けなければ?どちらの人間になりたいか考え、助けることを選んだ。何年もたち、ベンジャミンが思い出せてくれた。"英雄が求められたら英雄になれ"と。決意した。やっとね。熟考し、どんな自分になるか決めた。君はどうだ?昔からそうか?強く勇敢だ。それともそうなると決めたのか?」と今度はエゼキエルがキャロルに質問した。「決めたのよ。あなたと同じ。人生に決められたことも」と答えた。エゼキエルは「そうだ。これからも」と言うと立ち去った。

 

 

 

~現在~

エゼキエルは脚の痛みを抑えながら必死でウォーカーと戦っていた。そんなエゼキエルの前に転化してしまった仲間のウォーカー達が現れた。するとライフルの銃声と共にそのウォーカー達が次々と倒れていった。驚いたエゼキエルが振り向くと、フェンスの向こう側にライフルを構えたキャロルの姿があった。

エゼキエル達を優先して、食い止めていたブローニングM2銃をのせた車は発車してしまった。キャロルは急いでチェーンを外しながら「大丈夫?」とエゼキエルに声をかけた。エゼキエルが「銃を運ばれた?」と聞くと「仕方なかった」とキャロルは答えた。キャロルが倒れたニーガンの手下から奪った鍵でチェーンの鍵を開けると、エゼキエルはジェリーに支えられながらフェンスの内側へと非難した。

支えられたエゼキエルが「リックに伝えねば‥。機関銃を聖域に運ばれたら‥」と話している時、キャロル達にはバイクの音が聞こえた。きっとダリルだ。

ダリルを信じるキャロルは「聖域には運ばせない」と笑いながら言った。

 

 

 

アジトから出発した車を猛スピードで追いかけるのは1台のバイクと1台の車。

ダリルとリックだった。ニーガンの手下もダリル達に気付き、荷台を開けて銃で抵抗する。ダリルは弾を避けながら進むが転倒してしまう。今度は車に乗ったリックが追いかける。弾を避けながらカーチェイスのように山道を進む。逃げるニーガンの手下の前にウォーカーが現れ、ハンドルを急にきると、荷台でリック達にむかって発砲していたもう1人の仲間が態勢を崩した。リックはその隙に一気に距離を縮めると、転倒したダリルが追いつき荷台にいた1人を倒す。そしてリックはスピードを上げて車を横につけると、敵の車に飛び乗った。腹部にナイフを刺し、ハンドルを奪い、ニーガンの手下は車から投げ飛ばされた。リックが乗ったその車はガードレールを突き破って道路脇に突っ込んでいった。

 

後から追ってきたダリルが駆け寄ると、車は道路脇の小さい谷の下で煙を上げながら横転していた。ダリルは道の上から「よう」と声をかける。谷の草むらの斜面からリックが這い上がってきた。リックは「銃があった」とダリルに報告した。そして2人はニーガンの手下が生きているか確かめに行った。

 

 

 

 

負傷したエゼキエルを支えながら進もうとするキャロルとジェリー。しかし迫ってくるウォーカーを倒しながらエゼキエルを守る事は大変だった。エゼキエルは「置いていけ。私は足手まといだ」と言うが、キャロルがそれは許さない。「ダメ。行くわよ。さぁ。弾が切れる」とエゼキエルを立ち上がらせて逃げる。森へと逃げた3人の目の前には坂と、坂の下には沼、そして周辺には大量のウォーカーがいた。「無理だ。行け。2人だけで」と言うが、キャロルはジェリーに「彼を下ろして」とエゼキエルを置いて行こうとはしなかった。なんとか抵抗し沼を渡り切ったが、エゼキエルは追うウォーカーを自分が食い止めるから行けと命令する。キャロルもジェリーも説得するが、エゼキエルは「いいから行け」と怒鳴った。エゼキエルよりも大きな声でジェリーは「私の王だ」と叫ぶ。エゼキエルは興奮したように大声で「違う。王ではない。陛下でもない。あれを見ろ。あれが現実だ。行け。行くんだ。王ではない。ただのつまらぬ男だ。ある男が…」とすっかり自信を無くしていた。そんなエゼキエルの目の前に唸り声を上げながらシヴァがウォーカーに飛び掛かかった。

 

取り乱すエゼキエルをジェリーとキャロルが支える。シヴァはウォーカーと大群に囲まれていた。エゼキエルは泣きそうな顔で「シヴァ。逃げろ」と叫ぶが、シヴァの姿は次第に見えなくなっていく。シヴァに駆け寄ろうとするエゼキエルをジェリーとキャロルが抑える。「放してくれ。あの子を助ける」と泣き崩れるエゼキエルに、ジェリーは声にならないような小さな声で「無理です」と答えた。

シヴァがウォーカーに食べられる音だけが響いていた。そしてその沼にはシヴァの真っ赤な血が流れた。

 

 

 

 

キャロルとジェリー、そして足を引きずったエゼキエルが王国へと帰ってきた。無事を信じて待っていた家族たちが次々と家から出てきたが、王国へと無事に帰還したのはこの3人だけだった。出発前にエゼキエルが"勇敢になれ"と声をかけたヘンリーがエゼキエルの側に駆け寄るが、エゼキエルはヘンリーの肩を叩き見つめるだけで何も話さなかった。エゼキエルは心配で待っていた家族たちにそのまま一言も話さないまま、行ってしまった…。そんなエゼキエルをキャロルとジェリーが切なそうに見ていた。

 

 

感想

 

 

エゼキエルが好きな人っています(笑)?

私の周りでウォーキングデッド見ている友達全員が、アンチエゼキエルなんですけど(笑)

今回なんて、自分でも言ってたけど「ただのつまらない男」だった。

 

話は回りくどくて何言ってるか分からないし、強くないし、いざとなった時いつもたすけてもらってるじゃん。でも、多分みんな本当の自分じゃなくてもそうならなくちゃいけない時があるって言いたいのかなと思った。

私も友達によって態度を変えてる。それはそうした方がいいとか考えてたり、自然にそうなってしまって無意識にそうしてしまっていたり‥‥。例えば仕切りやさんの子の時は何もしずに任せるけど、別の子といる時は仕切った方がいいかなと思って自ら色々動く。

エゼキエルもそうなのかもしれない。

ただの飼育員。

でもみんながリーダーを求めてた。そしてエゼキエルがキングになれたのはシヴァの存在があったから。みんなが求めてたからキングを演じてるってのは分かる。

すごく分かる。分かるけど…最後までキングでいてほしい。

家族をただ待ってるって辛いよ。帰還した一番のトップが何も語らないなんてヒドイ。

辛いのはお前だけかエゼキエル。

 

 

そして安定のキャロル、ダリル、リックの3人。

もう安心して見てられる(笑)キャロルは死んでないって何となく分かってた。けど1人であれだけ戦うってすごい!もう無敵だと思う。エゼキエル達がいなけりゃきっと武器も運ばせずに1人で倒してたと思う。

 

リック&ダリルのカーチェイスシーンはファンに向けてのサプライズプレゼントでしょうか(笑)?息の合った2人はかっこよすぎでした。

 

それほど期待していなかったけどエゼキエルにはがっかりの回となりました…。どんどん味方死んでってるけど、大丈夫?リック。

 

で、忘れてたけどゲイブリエル!生きてるか~(笑)???

 

 

次のエピソードはこちら

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