ウォーキング・デッド ブログ

ウォーキング・デッド ブログ

大好きなドラマThe Walking Ded をシーズン1からあらすじ・感想を書いています。※ネタバレあり

スポンサーリンク

【ウォーキング・デッド シーズン8】6話「分かれ道」 ストーリー・感想

f:id:mtomocha33:20171218135429j:plain

The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

  《Hulu》ウォーキングデットページはこちら

 

 

シーズン8 エピソード6

題:分かれ道(The King The Widow and Rick)

 

 

 

ダリルと別れて徒歩で目的地に向かっているリックは、道端に放置されていた壊れた電子レンジを開け、何かの紙を取り出した。そしてその髪を見ながらまたどこかへ向かう。

 

 

王国ではなくなった者を慈しむ中、キャロルは銃の手入れをしていた。

 

 

計画に加わった者それぞれの伝達手段は手紙だ。メモを渡しお互いに報告し合う。リックが電子レンジから手に入れた紙もその計画の一部だった。

その手紙には制圧したが複雑な状況下のヒルトップの事や、王国が敗れ生き延びた者が、エゼキエルとジェリー、キャロルの3人しかいない事などが書かれていた。

そしてリックからの手紙にはこう書かれていた。

"予想以上に恐ろしい戦いだ。だが続けなければ。サシャが身を捧げ、さらに多くの者が犠牲になってしまった。彼らのためにも戦い抜く。計画通りに進め、次の段階に入る。あそこへ向かう。聖域は包囲されてる。閉じ込められ、物資は途絶える。奴らは刻刻と力を奪われていく。周囲は監視している。ドアが開いたら撃つ。さがドアが開いた時は問題がある証拠だ。2日後に聖域に集結し終わらせる。完全勝利だ。今までも戦ってきた。一歩ずつ戦いを重ね今この時に至った。俺たちは導かれ、築いてきた。共に戦い、ここまで来た。もう少しだ。これを最後の戦いにする"

 

 

 

 

裸に赤いエプロンという不思議な恰好で何かのオブジェのような者を作っているのはジェイディス。ゴミの中に住み、一度リック達を裏切りニーガン側へとついたコミュニティだ。

そのゴミ山のアジトの門を何者かが叩いた。リーダーのジェイディスは部下に門を開けるように指示した。

 

 

 

 

ヒルトップでは壁の外で壁にもたれるように降伏した敵が座り込んでいた。ジーザスは1人1人に生のカブを配る。捕虜たちはそれをかじった。しかし、その中のロン毛の男だけは「いらねぇ」と拒否した。しかしジーザスは何も言わずにジャガイモをその男に渡した。

ジーザスが食料を分け与えたのを見たマギーはジーザスを呼び止め「私たちの食料よ」と言うが、ジーザスは食べきれないほどの食料が貯蔵庫にあると反論する。マギーは今は余裕があってもいつ何があるか分からず、住人が困ると意見を言うと、それに乗っかるようにグレゴリーが「まったく。いい加減にしろ。必要なのは絞首台だ。そうだろう?弾を節約できるしな。みんなそう思ってる」とマギーに同意を求めた。

そんなグレゴリーを、マギーは「中に入ってて。今すぐ」と相手にしない。イーニッドがグレゴリーを連れて中に行こうとすると、グレゴリーは「私が正しい」と捨て台詞をはいて中へと入っていた。

 

マギーはジーザスに「手を煩わせないで」と警告すると、ジーザスは「本気で絞首台を?」と質問した。マギーは「どんな選択肢も考慮する」と答えた。ジーザスは驚き「何のための戦いだ?」と聞くがマギーは「分かるでしょう」としか答えない。しかしジーザスは「そう思ったから連れてきた」と言うと「終わらせるためよ。ニーガンを」と歯を食いしばりながらマギーが答える。「終わらせる。だが戦いの犠牲をムダにしてはならない」とジーザスが言うと、マギーは何も言わず立ち去った。

 

 

 

 

キャロルはエゼキエルの部屋へと向かっていた。エゼキエルに家の前で門番をするジェリーは「王は誰とも会わない」と言うが、キャロルは無視して「エゼキエル」と名前を呼びながらノックした。「リックと会う約束よ。出てきて。戦える者を集めるの」ともう一度ノックするが応答はない。ジェリーは「去れと言われた。仕えなくていいと。だがここにいる」と言うと、キャロルは立ち去った。

 

その様子を見ていたのはまだ幼いヘンリーだった。「僕が行く。戦う」と言いだしたヘンリーに、キャロルは早歩きで歩きながら「ダメよ。ついてこないで」と冷たく言うと、歩いて行ってしまった。ヘンリーは立ち止まり、キャロルの後ろ姿を見ていた。

 

 

 

門が開き、ゴミの山の開かれた場所には円になるようにゴミの住人達が取り囲む中央に通されたのは、リック。リックの向かいにリーダーのジェイディスがやってきて1人か聞いた。1人だと答えるリックに、前回自分はリックを撃ったと言うジェイディス。リックはかすり傷だと答えた。ジェイディスが「なぜ来たの?」と単刀直入に聞くと、リックは一度裏切られたジェイディスに「前と同じだ。取引しよう」と持ち掛けた。リックを信じられないジェイディスはもう一度「私は撃った」と言うと、リックは「かすっただけだ。撃たれてたら来なかった」と返事した。リックの仲間を殺しているジェイディスだったが、リックは自分たちもジェイディスの仲間を殺したが、お互いが必要だから仲間に「加わるように説得しようとしていた。

そんなリックに向かってゴミの住人は「ワナよ」と言う。リックは「違う。仲間を率いればここを乗っ取れた。人員がいる事はしってるだろ」と反論する。

ジェイディスは今は1人だと言うと、リックは「そうじゃない」と言ってポラロイド写真をジェイディスたゴミの住人に掲げながら言った。

 

「救世主は終わった。基地をすべて潰し、聖域はウォーカーの大群に囲まれている。投降するか、俺たちが終わらせるかだ。君たちも選べ。何でも奪ってきたんだろう。ニーガンよりいい条件を出す。俺たちが勝つ。ニーガンとの取引をやめ、くら替えしろ。新世界を築くんだ。俺たちやヒルトップ、王国と共に。もしくは、君たちを潰す」そう言うとジェイディスにポラロイド写真を渡した。

 

ゴミの住人の1人が「脅迫か夢物語か。夢物語か脅迫か」と言うと、リックはジェイディスに向かって「仲間が攻めてくるかは、今、君の選択にかかってる。イエスかノーどっちだ?」と迫った。ジェイディスは微笑みながら「ノー」と答える。首を傾げるリックを手下の男2人がどこかへと連れていった。

連れていかれるリックの後ろでジェイディスは「しゃべりすぎ」とつぶやいた。そしてリックを囲んでいたゴミの住人も散り散りに散らばった。

 

 

 

 

「リーダーでない者は物事を知った気になる。いつも責任を負う男を非難する。責任を負う女もだ。そう簡単ではないが…」と。グレゴリーは以前の自分の部屋でマギーに話しかけていた。マギーは「簡単よ、ニーガンに寝返らないのは…」とグレゴリーを非難した。「何とでも言え。町のためには得策だった。弾を使わずに済んだ。分かるだろ?」と答えるグレゴリーに向かって「臆病だから。自分の身を守ろうとした。」とマギーはもう一度非難する。グレゴリーの言い訳は続き、「私たちの考え方は違うが、元責任者の私なら力になれる。ここにいる」とゴマをすりだした。マギーがこの部屋にグレゴリーを入れた理由は、捕虜たちをどうするか考える間見張るためだけだった。グレゴリーはそれを聞いても、自分の非は認めず「背中を押して欲しいんだろ。それなら私が適任だ。ヒッピー風のカンフー男(ジーザスのこと)は君の気を惑わすだろうが、結局君は羊飼いなんだ。羊のそばにオオカミを放置できない。単純なことだ」とマギーを操ろうとしていた。マギーは何も言い返さなかった。

 

 

 

 

アレクサンドリアではミショーンがいつもの刀を車へと積んでどこかへ出かけようとしていた。ミショーンに気付いたロジータが、リックは待てと言っていると止める。しかしミショーンは「見るだけ」と車に乗り込む。ロジータはまだ傷の癒えてないないミショーンに次の戦いに備えるように言うが、「すぐ戻るわ」とミショーンは言う事を聞かない。ロジータはいったん諦めるが、ミショーンの車の助手席に乗り込んだ。ロジータも同様に撃たれて殴られた傷が治っておらずミショーンが指摘すると、ロジータは窓の外の景色を見ながら「前にも撃たれた…」とだけ言った。ミショーンはロジータを乗せたまま車を発進させた。

 

アレクサンドリアでは戻っていたダリルがタラの家を訪ねていた。ダリルがタラに捜してたと言うと、タラもまたダリルを捜してたと言う。そしてタラは「ドワイトを殺さなくて正解だった。ここまで来られた。あなたは正しかった。でも終わったら殺す。私が殺す」と言うと、ダリルも「お前と俺でやろう。先の話じゃない」と2人がドワイトに持つ憎しみは、他のメンバーよりも大きかった。

 

 

 

 

夜が更け、捕虜たちはヒルトップでは壁の外のままだった。座る捕虜たちを守るようにジーザスが監視していた。壁の外からヒルトップの中で何かを作っているのが見えた。不安そうな捕虜の1人は「君は賛成か?君のグループに。」とジーザスに聞いた。ジーザスは何も答えず、見張りを続けるが、男はそのまま話し続けた。「俺は1人だったが、安全な所を見つけた。強い男たちの集団だ。リーダーが次々変わったが、食い物さえもらえればよかった。俺は器用でね。フェンスを立てろと基地に送られた。それでここに…。俺の命は彼女次第」と話し続ける男に、ようやくジーザスは「黙ってろ」と口を開く。しかし男は「無実のフリはいい。なぜ"ジーザス"と?ジーザス、俺は天使じゃない。無実だなんて言ってない」と言った。

 

 

 

 

 

車の中で銃の中の弾を確認するミショーンに、ロジータが「なぜ見る必要が?」と質問した。ミショーンは「私は聖域に行かなかったから、何だか…頭の中で警報が鳴る。止められないの。始まってから1日半経つけど、1秒たりとも止まらない。だから見たいの。警報が止まったら振り返り、家に帰る」と言うと、「そうね」とロジータも同意した。2人が車内で話していた時、ミショーンは「止めて」といきなり車を止めるように言う。道の真ん中でロジータが車を止めると、ミショーンは「聞こえる?」と何かの音に気付いた。車を降りたロジータは「聖域には聞こえない」と言うと、ミショーンは「多分ね。でも分からない」と音の鳴る方へと進みだした。2人は森の中を慎重に進んでいく。

森を抜けると大きな建物があった。

 

 

 

 

 

カールは1人で森の中に来ていた。木の上に吊るされたビニール袋を取ろうと罠に引っかかっているウォーカーを見つけたカールは、木の影からその様子をそっと見る。1人の男が現れて罠にかかったウォーカーを退治した。カールは「やぁ」と声をかけるとその男はカールを見た。カールは「あれはパパだ。威嚇射撃だった。殺す気はない。僕はカール」そう言いながら手を広げゆっくり男に近づく。ウォーカーを退治するときに使ったナイフを握りしめたままの男は、カールに向かって「セディクだ」と自分の名前を言った。

ゆっくりと近づくカールは「食料と水だ」とセディクに向かってビニールに入った物資を渡そうとする。「なぜだ?」と聞くセディクに、カールは「お母さんが言ったんだろ。"人を助けろ"って。ママは"正しいことをしろ"と。何が正しいか明らかな事もある」と言うと、物資をセディクの足元に投げた。物資を拾ったセディクは一気に水を飲み欲し「ありがとう」と言った。カールは1度会ってからずっとセディクを捜していた。そして自分たちの町があると告げると、いくつか質問するから答えて欲しいと言った。

「ウォーカーを何体殺した?」と聞くと、セディクは「237体だ」と答えた。

「人は何人殺した?」と聞くと、セディクは「1人だ。死人に噛まれたけど死に損ねて…」と答えた。

ワナを指さして「いつもこんな風に?」と聞くと「母さんは願ってた。彼らを殺せば魂が解放されると。きっと母さんは正しい」と答えた。

カールはそれでは生き延びるのは難しいと意見を言うが、セディクはそうかもしれないが、親の意見は尊重しないとと答える。

カールは少し笑いながら「パパの教えを尊重してたら、町には連れていかない」と言った…。

 

 

 

 

もう1人森の中にいる人物がいた。2体のウォーカーに向かってモーガンと同じような棒を振り回す小柄な少年。ヘンリーがたった1人で森の中でウォーカーに立ち向かっていた。

器用に棒を振り回してウォーカーを相手に戦っていた時、銃声が聞こえた。1体のウォーカーが倒れると、また銃声が鳴るともう一体のウォーカーも倒れた。ヘンリーが辺りを見渡し、銃を構えたキャロルを見つけバツが悪そうな顔をした。キャロルはヘンリーに近づき「ついてくるなと言ったでしょ。子供が森をウロついたら二度と出られないか怪物になる。」と怒鳴った。しかしヘンリーはひるまず「怖くない。戦士が必要でしょ。救世主の所に1人で行く気?僕も行く兄貴の敵を討つ」と答える。キャロルはヘンリーの気持ちを理解し「棒じゃ役に立たない。使える?」と銃を渡した。訓練を見てきたと答えるヘンリーに、納得はいってないのか首を横に振りながらため息をつくが「離れないで」とヘンリーを連れていく事にした。キャロルは「安全装置は外さないで」と忠告し、ヘンリーとともに森の中へと消えていった。

 

 

 

 

夜が明けたヒルトップで、壁の外で座り込む捕虜たち。中から出てきたイーニッドは「中に入れて」とジーザスに言った。町の中に捕虜を連れて入ったジーザスを待っていたのはマギーだった。マギーは町の中に有刺鉄線で囲われたスペースを作っていた。町の安全を守りつつ捕虜を町の中に入れることにしたのだ。ジーザスは捕虜たちを囲いの中に進ませる。

「捕虜をここに留置する。食事を与え、正当に扱う。でも全面的に従うならよ」とマギーが言うと、グレゴリーはまたしゃしゃり出てきて「マーガレット、失礼だが言わせてもらうよ。信用できない者を壁の中に入れるべきじゃない」と言った。するとマギーも「そうね、グレゴリー」と同意した。そして「昨日の話を考えてたの。私は農場で育った。羊やオオカミに詳しい」と言うと、ヒルトップの男の住人2人がグレゴリーの腕を両側から掴んだ。「何をする気だ」と慌てるグレゴリーを男2人は捕虜たちと同じ有刺鉄線で囲われたスペースに入れようとした。グレゴリーは最後まで抵抗したが、暴れたせいで有刺鉄線を縛り付けてある木に頭をぶつけてしまう。「頼む。やめてくれ。私は何もしてないのに…」と泣き取り乱すグレゴリー。囲いの鍵を閉めようとした瞬間、捕虜の中のロン毛の男が銃を奪おうとするがあっけなくマギーが阻止した。マギーはロン毛の男に銃を突きつけると、その男は「まったく…。みんな死ぬぞ。何人か死なせたろ」と笑った。マギーは銃でロン毛男を殴った。捕虜の中でジーザスに自分は"無実とは言ってない"と話しかけていた男がマギーに「ありがとう」とお礼を言うと、マギーは「後悔させないで。後悔するわよ」と答えた。

 

 

 

 

森の中にいるセディクとカールは、馬を食べる数体のウォーカーを見つける。2人は木の陰に隠れるが、カールは「やろう。お母さんのために」と言い出す。そしてカールはナイフを持ってウォーカーに近づく。馬の血で手も口も真っ赤に染めたウォーカーがカールとセディクに気付き、近づいてくる。セディクがウォーカーに掴まれ苦戦しながら「行け。俺にかまうな」と言うが、カールはセディクを助けようとする。そんな2人に、嗅ぎつけた数体のウォカーも近づいていた。カールは死んだ馬の上に倒されウォーカーが覆いかぶさろうとするのを必死で抵抗していた。ウォーカーを必死で押さえるカールの目には新たなウォーカーが迫ってきているのが見えた。セディクは何とか反撃していたが、カールは動けずに2体のウォーカーが覆いかぶさろうとしていた。カールは銃を取り出して覆いかぶさる2体のウォーカーの頭めがけて引き金を引いた。

 

周りのウォーカーを退治した2人。セディクは「大丈夫か?」と声をかけると、カールは「あぁ」と答えるが、カールの着ていたシャツはウォーカーの血なのか馬の血なのかは分からないが、真っ赤に染まっていた。セディクは「なぜだ?カール」と声をかけると呆然と立ちすくしていたカールが「知り合ったからには責任がある」と息を切らしながら答えた。セディクは「困らせたくない。親父さんは反対する」と言うとカールは「そうだけど、自分の道を見つけて親に示さないと」と言った。

 

 

 

 

ミショーンとロジータはある建物の中を慎重に銃を構えながら進んでた。薄暗い建物の中に灯りのついている場所を見つけた。

"RV車が丸焦げに"

"リックの野郎だ"

"ニーガンが燃やしたんじゃ?"

"奴らの仕業かも"

"いいか。門が破壊され死人が呼び寄せられた"

"戦ったってこと?"

"当たり前だろ"

"間違いなく戦闘が起きた。死人の群れに囲ませるのが目的だろう"

"何が起きたとしても、リックは【オペラ】のことは知らない。すぐに問題解決だよ"

"歌声で仲間を救う。昇格すれば調達なんてしなくて済む"

"速く準備してよ"

男と女が会話をしているのをミショーンとロジータは隠れながら聞いていた。そっと物音を立てないように2人に近づく。しかしミショーンが足元に落ちていたテニスボールを蹴ってしまう。そしてそのテニスボールが転がるのを男が見つけてしまう。

 

男と女は銃を構えて侵入者を捜す。ロジータが動いた影を見つけ、男と女は一気に発砲する。身を隠すロジータだったが、逃げえる途中で銃を落としてしまう。

「調べて。逃がさないよ」と言うと、男と女は捜索を始めた。ニーガンと同じような口笛を鳴らしながらじわじわとちかづいてくる男。武器のなくなったロジータは武器を捜す。

 

ミショーンが女を見つけて反撃するが、まだ治っていない肩の傷が痛むのか思うように動けなかった。女は「調子が悪い?誰かにやられた?」と言うと「レオ、聖域に急いで。こっちは任せて」と叫んだ。女の声を聞いたレオ(男)は小走りに走った。

ミショーンも女と格闘しながら「ロジータ、止めて」と叫ぶ。

 

先を急ぐレオの目の前を「銃を捨てて」と大きな武器を持ったロジータ立ちふさがっていた。「ベイビー。撃たないだろ」とレオが言った瞬間ロジータは引き金を引いた。ロジータが持っていたのはロケットランチャーだった。激しい爆発音とともに火の粉を上げ、レオは一瞬でいなくなった。レオが立っていた場所には激しい炎だけが残っていた。

 

爆発音を聞いた女はミショーンとの戦闘から逃げ出して急いで車に乗り込んだ。ミショーンが「ロジータ」と叫ぶが、女の乗る車は発車してしまう。

建物から出た女の車の荷台には大量のスピーカーが積まれていて、大音量で音楽を流しながら走っていた。これが【オペラ】の正体だった。

追いつかずに走り去ってしまう車をただ見つめるしかできないミショーンとロジータ。

しかし次の瞬間女の運転する車(オペラ)にトラックが突っ込んだ。大きな音を立てて荷台の大量のスピーカーが落ちた。

 

 

突っ込んだトラックからダリルとタラが降りてきて、車に乗っていた女を始末する。思わずロジータの口から「助かった」とこぼれた。ミショーンも「えぇ。そうだね」と息を切らしながら言った。

ダリルが「大量のスピーカーとは救世主だな」と言うと、ミショーンは調達から聖域に戻ってウォーカーを見たらしいと、盗み聞きした内容を話した。ミショーンとロジータがここにいる事を不思議に思ったタラが「あなたたちは?」と何故ここにいるのか聞いた。ミショーンが「聖域を見たい」と答えると、ロジータも「私も。そっちは?」と質問で返した。ダリルは「仕事が残ってる。全員そうだろ」と言うと、4人はそれぞれ顔を見合わせた。

 

 

 

 

キャロルはヘンリーを連れて王国へと戻っていた。またエゼキエルの家を尋ねようとすると、門番のジェリーが「まだダメだ」と言った。キャロルはジェリーにヘンリーを頼むと「耳を塞いで」と銃をエゼキエルの家の玄関に向けた。「おい。鍵は開いている」と慌ててジェリーが言うと、キャロルは銃を閉まって中へと入って行った。

キャロルが来たことに気付いたエゼキエルが「分かってる、何をすべきか。だが無理だ。」と言った。

 

キャロルは「みんなが待ってる」と言いながらエゼキエルに近づく。シヴァをつないでいた鎖を手に座り込みながら「私が行く必要が?」とエゼキエルが聞く。「王でしょ」と言ったキャロルにエゼキエルが話し始めた。

「出まかせを言った。演じただけだ。最初は住人の命を守るためだった。王のフリをして。演じていた。笑っていたんだ。もうできない。演じられない。だから頼む。1人にしてくれ」と情けない言葉を吐くエゼキエルに背を向けてキャロルは出ていこうとした。しかひ立ち止まりもう一度エゼキエルの前に立った。

「なぜ私を気にかけたの」と質問した。エゼキエルは「確かめるためだ。君が大丈夫か」と言うと、キャロルは「大丈夫だった。本当の理由は?」ともう一度質問した。「君といると‥‥自分でいられた。演技ではない、本物の自分だ」と答えた。キャロルは「あなたは本物よ。私にとっては。王国にとっても。人々を導く王が必要なの」と涙ぐむが、エゼキエルは「君が導いてくれ」とそっぽを向いた。

 

「あなたじゃなきゃ。あなたが王国を築いた。彼らは信じたのよ。きちんと悲しませて。前進し終わらせるの。あなたの役目よ。ヘンリーだって、エゼキエル王が必要だわ。王になれなくてもできる限り役を演じて。私も演じてきた。嫌気がさしたわ。でもこれが私。今も生き延びてる。平穏が戻るまで演じ続けるわ。あなたも彼らが望む人間でいて」とキャロルが説得をした。エゼキエルは変わらず斜め下を向き「できない」と答えた。

 

 

 

 

ヒルトップの壁の中で囚われている捕虜のロン毛男は監視の目を盗んで後ろに縛られた縄を外そうとしていた。しかし捕虜の中のマギーにヒルトップの中に入れてくれたお礼を追った男が「一度失敗したろ。みんな殺される」と阻止する。ロン毛男は「殺すと思うか?」と笑いながら「ここは俺たちのものになる」と言った。

 

ヒルトップの元グレゴリーの部屋にはイーニッドとマギー、そしてアーロンがいた。アーロンはエリックを失った悲しさを話していた。「ふと彼がいないことを忘れる。すごく苦しい。彼に会えるかもと思う瞬間がある。彼に…今の気持ちを伝える日が来ると‥。だが我に返る。そして苦痛に襲われる。叶わない夢だと実感して」と言うと、グレイシー(リックが見つけた赤ん坊)を抱いたマギーが「分かるわ」と答えた。アーロンは「苦痛は和らぐ?」と質問するが、マギーは「いいえ。だからこそ戦える」と答えた。

 

3人が話していると、ジーザスが部屋にやってきた。マギーがグレゴリーの様子を聞くと、ジーザスは「救世主にこびてる」と言った。そして「君は正しいことをした。ありがとう」とお礼を言うが、マギーは「やめて」と突き放す。マギーは「彼らを切り札にするかも。仲間を救うために。利用するためよ。ジーザス。不要なら生かしておけない」と泣きだしたグレイシーをあやしながら言うと、アーロンは無言で部屋から出ていってしまった。

 

部屋から出ていき車に乗り込もうとしているアーロンをイーニッドが追いかけて「どこへ?」と聞いた。アーロンはため息をついて「勝利を確かめに」と答えるとイーニッドも一緒に行くと言い出した。「そうよ。勝たないと」と言うイーニッドにアーロンは「荷造りをして。食料も。しばらくかかる」とアーロンは連れていく事を決めた。

 

 

 

 

 

トラックに乗ったダリル、タラ、ミショーン、ロジータが聖域近くに到着した。双眼鏡で聖域を見ると、聖域を大量のウォーカーが取り囲んでいた。自分の目で確かめたロジータが「どうする?」と聞くと、ダリルは「今すぐケリをつける」と言いトラックを降りた。

 

 

 

 

 

 

 

ゴミ山のリーダーのジェイディスはコンテナの穴の開いた場所にチョークで"A"と書いた。コンテナの穴からリックが覗いていた………。

 

 

感想

 

もう全然話が進まない(笑)1話につき1日どころか数時間しか進んでないのかもしれない。みんな別々の場所にいて時間軸が分からない……。

 

ていうか、リックまたゴミ女のコミュに来てるし、なぜか1人で乗り込んでるけどプランあるの?最後コンテナの中にいたのはリックだと思うんだけど、だとしたら監禁されてんじゃん(笑)これも計画?また裏切られるよ?って計画の全貌が未だに掴めない。

それよりもリックがアジトに行った時、ゴミ女ジェイディスが裸に赤エプロンで何かのオブジェ作ってたんだけどww 笑かさないでwww

ネットだと偽物ミラジョボビッチとか言われてるゴミ女ジェイディス。ミラジョボビッチに謝って欲しい……

 

 

で、情けない男エゼキエルね。やっぱりキャロルはエゼキエルが好きなんだろうか?イヤだなー。何がいいんだろう。キャロルが涙流しながら説得してんのに、斜め下むいてうつむいちゃって王でもなんでもないよね。でもキャロルはじめ、ジェリーや王国の戦士や住人の信頼は絶大なんだよねー。エゼキエルの魅力が全く分からない。

 

大暴走中なのはダリルだけかと思いきや、ミショーン、ロジータ、タラまで計画を無視しだした……。団結しなきゃいけないところで何やってんだ。やっぱり何かやるときはバラバラじゃなくでみんなで一緒にやった方がいいのかもしれないね。

そして今回のサービスショットはロジータのロケットランチャー!!迫力がヤバかった!!レオが一瞬で飛んでいなくなった。アレ最強武器じゃない?持ち帰ってよロジータ。

なんか聖域の幹部会議でオペラがどうのこうのって言ってたけど、スピーカー搭載車だったんだね。勝手な行動してるミショーンとロジータだったけど、お手柄!Good JOB!

 

そうこうしてる間にカールも勝手に行動して危険な目に合ってるし…。発言とか大人になったなーとか思うけど、物事つくころからこの世界なせいか無謀すぎる。危険をビビらなさすぎる。セディクを早くアレキサンドリアに連れてって待機しててほしい(笑)

 

なかなか進まないストーリ展開を見てると、ニーガンを倒すのはまだまだ先になりそうですね……

 

スポンサーリンク