ウォーキング・デッド ブログ

ウォーキング・デッド ブログ

大好きなドラマThe Walking Ded をシーズン1からあらすじ・感想を書いています。※ネタバレあり

スポンサーリンク

【ウォーキング・デッド シーズン3】16話「奇襲攻撃」 ストーリー・感想

f:id:mtomocha33:20170714145831j:plain

The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

  《Hulu》ウォーキングデットページはこちら

 

シーズン3 エピソード16

題:奇襲攻撃(Welcome to the Tombs)

 

 

息を切らした総督は誰かに向かって話していた。

「お前を見くびってた。リスクを冒し、手を汚すとは…。ミショーンをバイターに食わせようとしてたのに」

顔は見えないが総督が話しかけている相手の男は、総督に拷問されているかのような苦しそうな声で「来たもの全員を食わせる気だった」と言った。

「そうだ。起きろ。計画がぶち壊しだ。お前が燃やしたから。8人も殺された」と総督は、その男を殴った。

 

 

総督に殴られた男はミルトンだった。顔は殴られ腫れて血が出てメガネもなく、そして縛られていた。

 

 

総督はミルトンの顎を掴み、「仲間だったろ。町を守り食料を調達してくれた」と言うと、顎を掴まれたままのミルトンは話しずらそうだったが、しっかりとした声で「黙って目をつぶればだ」と言った。

総督は「いい子のフリはそろそろ卒業だ」と掴んでいた顎を離した。そして腫れて血が出ているミルトンの顔を触り、「教えてやろう。命を脅かす者を倒すのは気分がいい。火薬のにおいと血しぶきは何を意味する?生きてる証だ。勝利だよ。記憶に残すために頭を取る。殺すか生かすかだ」と続けた。

 

 

黙って聞いていたミルトンは「娘さんは、どう思う?今の父親を‥」と聞くと総督はミルトンの目を見て「恐れるだろうな。だが最初からこうなら娘は生きていた」と答えた。

 

ミルトンは「アンドレアを殺したのか?」と総督に聞いた。

 

ミルトンは総督にある部屋に連れてこられていた。部屋に投げ込まれ、膝をついたミルトンの目の前には拷問椅子に縛り付けられているアンドレアの姿があった。「まだ生かしてある」と総督が言うと、部屋に入ってきた顔が腫れたミルトンを見てアンドレアは驚き「ミルトン…」と思わず声を出した。総督はアンドレアを生かしているのはいずれ使えるからだと話した。

 

アンドレアは別の部屋のミルトンと総督の会話が聞こえていたようだった。

「もう死者を出さないで‥やめるのよ」とお願いするが、総督は刑務所の奴らは全員殺すと宣言した。総督は町民にウソを話して騙し、町民を戦いに参加させようとしていた。

 

総督はもう必要ないから荷物を運び出せとミルトンに命じると、ミルトンは言われるがままアンドレアの椅子の脇にあった拷問に使う器具を片付け始めた。ミルトンは動揺し器具を落とし、総督に拾うように言われ慌てて床に落ちた器具を拾う。

 

アンドレアの椅子の後ろに落ちている器具に気付いたミルトンだったが、「もたもたするな。早くしろ」と総督から言われ、ミルトンはわざとその器具を残したままアンドレアの部屋から出て行こうとした。「ちょっと待て」総督が部屋を出るミルトンを呼び止めた。

総督はミルトンに器具をテーブルに置くように命じると、ミルトンを壁に押さえつけた。

ビクビクしているミルトンに総督は「彼女を殺せ。俺から学んだと証明しろ。ミルトン。殺さなければお前もここから出られない。手を煩わせるな。やれ」とナイフを握らせた。

 

ナイフを握ったミルトンはアンドレアに向かって1歩ずつゆっくりと向かっていく。

 

 

しかし、すぐ振り返り、総督にナイフを向けた。

 

 

ウォーカーも倒せないミルトンには総督に勝つことなど不可能だった。総督はあっさりミルトンの攻撃を避け、ミルトンが握っていたナイフをミルトンのお腹に刺した。

もう一度奥深くまでナイフを刺した総督は「失望させやがって。お前は死ぬ。そして転化し、彼女の肉を食いちぎる」とナイフを抜いた。

 

 

驚いて声も出せないアンドレアに総督は「この世界じゃ殺すか死ぬか…死んで殺すかだ」と言うと、お腹を刺されたままのミルトンを置いて扉を閉めた。

部屋の中には椅子に縛られているアンドレアと、瀕死のミルトンの2人きりになった。

 

 

 

 

 

朝を迎えた刑務所の独房でカールはミショーンと取りに行った家族写真を眺め、そしてバッグにしまった。個々それぞれが荷造りをしていた。荷物をまとめたバッグを持ち、車に運ぶカールをリックが呼び止めるが、カールはその手を払いのけた。その様子を見ていたグレンがリックに話しかけた。カールはローリが亡くなった時以上に、腹を立てていた。リックはまだ子供だから仕方がないと言うと、そのまま荷造りを続行したが、リックにはまたローリの幻覚が見えていた。

 

荷造りをしているダリルにキャロルが近づくと「兄貴が身を投げ出すとは‥」とダリルが口にした。キャロルはメルルがチャンスをくれたと言い、ダリルに手を差し伸べて座っていたダリルを立たせた。

 

忘れ物がないか独房を見回りしていたリックをミショーンが準備ができたと呼びに来た。「総督との取引のこと、悩んだ末だよね。理解できるよ」と生贄にされそうになっていたにも関わらずミショーンはリックを思いやり、思いとどまったリックを許した。さらにミショーンは初めて会ったとき、刑務所の中に入れてくれたお礼を言った。リックは粉ミルクを持っていたから入れただけだったが、奪う事も出来たのにそうしなかったリックにミショーンは感謝していた。

リックはお礼を言うなら、ミショーンは仲間になれると確信したカールに言ってくれと言った。

 

 

 

ウッドベリーでは相変わらず総督のウソに町民は騙されていた。リック達に8人も殺されたと話す総督は、町民の怒りを煽っていた。「殺さなければ、また襲われる」と言い、戦い町民を操っていた。

作り話を聞いていたタイリースは総督を呼び止め「総督、言いにくいんだが、俺たちは辞退する」と言った。サシャも「戦いたくない」と言うと総督は顔色を変え、睨むように2人を見た。タイリースは「バイターとは戦うが、人とは戦わない。ここで子供たちを守る。戻った時出ていけと言うなら黙って従う」とハッキリ言うと、総督は何も言わず部下が持っていた銃を奪い、タイリースに銃を渡した。総督は「ありがとう」と口では言ったが、明らかに顔は怒っていた。無表情のまま総督は戦車に乗り込むと「いくぞ」と車を発進させた。

 

 

刑務所に総督たちの戦車数台が到着した。マルチネスがバズーカで監視塔を壊すと、他の部下たちも銃を乱射した。戦車はノンストップでフェンスを突き破り、刑務所の敷地へと入っていく。

 

グレンの仕掛けたパンクさせる罠に引っかかった戦車は止まり、そして刑務所の建物に向かって銃を乱射し続ける。刑務所の周りにいたウォーカー達が次々と倒れていく。

銃の音が鳴りやむと車から降りた男たちは、総督の「突撃だ 行け」の命令で一斉に刑務所に向かう。

 

 

しかしリック達の姿はどこにもない。

 

 

フェンスを壊し、どんどん奥へと進み、建物の扉を開く。独房に侵入するが、生活していた形跡はあるものの、どこにもいない。

 

 

緊迫した空気が流れていた。

 

 

総督は悔しそうな表情をして、引き返そうとすると、独房内のテーブルに置かれた一冊の本も見つけて手に取った。その本には"善を行った者はよみがえって命を。悪を行った者は裁きを受ける"と聖書の1節に黄色のマーカーが引かれていた。

聖書を投げた総督はイライラしていた。

 

 

すると、どこからか物音が聞こえた。

2人手に分かれるように指示した総督は懐中電灯を手に、奥へと進んでいった。

 

 

 

 

ウッドべリーで監禁されているミルトンはまだ生きていた。アンドレアが話しかけるとミルトンは苦しそうな声で「道具を落とした時、ペンチを床に残した。君の後ろだ。足を伸ばせ。右足を後ろに伸ばせば届く」と言った。

アンドレアは急いで右足を後ろに伸ばす。「いいぞ。そうだ」とミルトンが言うが、なかなか足が届かない。早く逃げようとアンドレアは焦っていた。

「大丈夫よ」とミルトンを励ますアンドレアだったが、ミルトンは「外せた時は、何か鋭いものを探してくれ。僕の頭を刺すんだ」と頼んだ。アンドレアがミルトンを見ると、ミルトンは「必ずそうしてくれ」と言い「早く拾って」と絞り出したような声で言った。

 

 

 

総督たちは慎重に刑務所の奥へと進んでいった。総督がかすかに聞こえる音を頼りに誘導する。

 

 

タイリースはウッドベリーで、老人や子供たちを守り、サシャは行く当てのない自分たちがこの先どうなるか不安になっていた。サシャの見回りの番なのにタイリースは交代をせず、自ら進んで見回りに行ってしまった。

 

 

アンドレアは何とか足がペンチに届いた。喜ぶアンドレアだったが、話しかけてもミルトンは何も答えない。ミルトンが転化してしまうと思ったその時、ミルトンが大きく息を吸い、アンドレアはホッとする。「なぜ残った?元の仲間を見つけたのに」ミルトンは最後の力を振り絞って聞いた。「みんなを救いたかった。総督でさえも。殺す機会はあったのに…」アンドレアが答えるとミルトンはさらに「なぜやめた」とまた質問した。

アンドレアは総督を寝室でナイフで刺そうとした時、誰にも死んでほしくなくて別の方法で総督を止めたいと思い実行しなかった事を後悔していた。

泣きながら話すアンドレアに、ミルトンは懸命に息をして「生きてるよ。まだ生きてる」と言い、アンドレアは少し微笑んだ。しかし、ミルトンの死は時間の問題だった。アンドレアは早く脱出しないと、転化したミルトンに襲われてしまう為、ミルトンはもう一度アンドレアを急かした。

アンドレアは落ちているペンチを拾う為、靴を脱いだ。

 

 

 

奥へと進んだ総督たちをいきなり手榴弾が襲う。

火花が散り、非常アラームが大音量で鳴り出した。

「腰を低く」総督は部下にアドバイスをするが、みんなパニックになっていた。悲鳴が聞こえ、ウォーカーも侵入し、慌てて建物の外へと出た総督の部下たち。

 

飛び出してきた部下を、刑務所に初めて侵入した時に見つけた防護服を着たグレンとマギーが銃で狙う。

 

 

銃声は森の中に身を隠しているカールとハーシェルとベスにも聞こえていた。不安げな様子のベスの肩を抱くハーシェル。しかしカールは自分も戦うべきだと険しい顔をしていた。

 

 

総督たちは刑務所の住人からの四方八方からの襲撃を避けながらなんとか車に戻った。戦車に積まれている大砲を撃とうとするが、何かが差し込まれていて大砲は動かない。

総督たちは、それぞれ車に乗り込み、一時退散することとなり、引き返していった。

 

 

 

刑務所の外の森を1人の少年が銃を構えて走っていた。その先にはカールやハーシェルがいた。少年を見つけたカールとハーシェルは少年に銃を向ける。

ハーシェルが少年に「銃を渡せ」と言うと、少年は素直にゆっくりと銃をカールに渡そうとした。

次の瞬間、カールは銃の引き金を引いた。

少年は倒れこみ、カールの行動にハーシェルは驚いた。

 

 

リック達は勝利したが、総督たちを追いかけるべきかどうか話し合っていた。リックこの先どうするか答えを出す前に、無事を確認するため全員が集合した。ベスと一緒に森に隠れていたジュディスも無事で、リックは安心してジュディスを抱きしめる。そしてカールも抱きしめるが、カールは「僕もウッドベリーへ行く」と言い出した。カールは兵士を一人始末したと、みんなと一緒に戦っていたと自慢げに話した。ハーシェルは「兵士か?逃げた子供に出くわした」口をはさむが、カールは威嚇してきたと反論した。その場にいなかったリックは「大変だったな」とカールに声をかけるが、カールは戦いに参加すると言い張り、歩いて行ってしまった。

 

ハーシェルは残されたリックに「相手の子供はおびえ、銃を渡そうとしていた」と真実を話した。威嚇してないと分かったリックだったが、カールの行動は正当防衛だと言い出した。自分の目で見ていたハーシェルは撃つ必要などなかったと主張するが、リックはカールをかばおうとする。ハーシェルは「リック。彼は無抵抗な相手を撃ち殺した」と目を背けないように強い口調で言った。リックは悲しげな顔でたたずんでいた。

 

 

 

車はクラクションを鳴らし、かなりスピードを出して進んでいたが、総督が「止まれ」と別のトラックに乗っている町民達に命令をした。

道路に真ん中で急ブレーキをかけて止まった車から総督が降りてきた。町民を乗せたトラックに向かって歩き、「何をやってる。戻るぞ」と恫喝した。

町民は「無理だ」「殺される」「手に負えない」と口々に反対する者と、息子を殺され復習したいと総督に賛成する者などと意見が対立し、小競り合いになっていた。

 

唇をかみしめながら、町民同士の意見の対立を聞いていた総督は、いきなり町民に向かって銃を乱射した。

 

 

悲鳴声を上げる町民達を次々と撃つ総督に、さすがのマルチネスも引いていた。マルチネスは部下に車に乗るように指示した。タイリースと共に町の住人になった父子の父親が総督に向かって銃を構えた。総督は表情を崩さず、そして引き金を引き、父親は倒れた。

 

車の影に隠れていたマルチネスを起き、総督は倒れている人々の頭に向かって転化しないようにダメ押しで引き金を引き出した。その中に遺体の下敷きになり息をひそめている町民がいたが、総督は弾切れとなり気付かずに車に乗り込んだ。

 

 

暴走した総督にどうしていいかわからず、ただ見つめるマルチネスと部下の男1人。総督は2人を見ると、無言で車のドアを閉め、2人も無言で車に乗り込むと車は発進した。

 

 

 

アンドレアは必死で足元のペンチを拾おうとしていた。なかなか取れず、焦るアンドレアはミルトンはまだ生きてると口に出し、自分で自分を励ましていた。あと一歩のところでペンチを落としてしまったアンドレア。もう一度チャレンジし、無事ペンチを手に取った。アンドレアがペンチで自分の拘束をほどこうとしている最中、ミルトンの血で真っ赤になった指が少し動いた。

 

 

 

ウッドべエリーに向かう事に決めたリックは、拗ねているカールに「ハーシェルから聞いた」と声をかけた。カールは相変わらず悪いと思っていな様子で相手が銃を持っていたからと言い訳をした。リックは優しく相手は銃を渡そうとしていたんじゃないのか聞いた。カールは自分たちを襲ってきたウッドベリーの住人だから‥と答えると、リックは「そのとおりだ」と理解を示したが、もう一度銃を渡そうとしていたかを聞いた。カールは自分の考えを話し始めた。

「ウォーカーを見逃し、デールが殺された。アンドリューを見逃しママが殺された。総督と2人きりだったのに見逃したからメルルが殺された。僕はすべきことをした。これで彼は誰も殺さない」と力強い口調で話すと立ち上がり去って行った。

リックは改めて、こんな世界で育ってきたカールのツライ経験を思い知った。

 

 

グレン達は総督がもう一度襲撃してきた時に備えて残り、ウッドベリーに向かうのはダリルとリック、ミショーンの3人になった。少し進むと、路上に止まった車の側で遺体をむさぼり食べているウォーカーを発見し、3人は車とバイクからそれぞれ降りる。

ウォーカーを退治していくと、車の中から生きた1人の女性が助けを求めてきた。チックが銃を向けると手を上げて車から降りてきた。

 

 

 

ミルトンを気にしながら脱出を試みるアンドレアは、ミルトンの転化に怯えていた。しかし、ミルトンがうなり声を上げ始めた。ミルトンはウォーカーと化してしまった。

気付いたアンドレアは急いでペンチを使い、鎖を外そうとする。「うぁぁぁ…」と声を上げながら必死で拘束具を外そうとするアンドレアに、ウォーカー化したミルトンが襲いかかった。アンドレアの悲鳴が部屋の外まで聞こえていた。

 

 

 

夜中リック達は、車の中に取り残された女性とウッドベリーに侵入しようとしていた。取り残されていた女性の名前は「カレン」。見張りをしていたタイリースとサシャはリック達に気付き銃撃戦になったが、カレンが出ていき、タイリースは撃つのをやめた。カレンの身を心配し、そして「総督は?」と聞いた。

カレンは「総督はみんなを撃った。撃ち殺したの」と話した。「そいつらは?」とタイリースが一緒に侵入したリック達の事を聞くと、「私を助けてくれた」と話した。隠れていたリックは「出ていく」とタイリース達の前に手を上げて出てきた。

 

 

タイリースはウッドベリーの門を開け、出てきた。

 

 

「何しに来た?」タイリースがリックに尋ねた。リックは正直に襲撃するつもりだったが、総督がウッドベリーの町民を殺し、事情が変わったと話した。リックはさらにアンドレアが刑務所に向かったと聞いたが刑務所には来ていない事を報告し、ウッドベリーの街の中にいるかもしれないと言った。

リックたちはマギー達が監禁されていた部屋を調べるため、監禁部屋に向かっていた。総督がマギー達を人質に取り、拷問をしていたことなど知らないタイリース達は驚いていた。

ゆっくりと監禁部屋へと進むと、監禁部屋のドアの下からは血が流れていた。

 

ダリルとミショーンが銃を構え、リックが鍵を開ける。

中には拷問椅子の前に横たわり死んでいるミルトン。

そしてドアの後ろのアンドレアの姿にリックが気づき、ミショーンが慌てて近寄ると、アンドレアの体温は高かった。

 

 

アンドレアが服めくると、肩を噛まれていた。

 

 

痛がるアンドレアはジュディスやカール達の無事をリックに聞いた。リックは「仲間だ。君の仲間たちだ」と答えた。

「生きてる?」と聞くアンドレアに「あぁみんな無事だ」とリックが答えるとアンドレアは安心した表情をし、ミショーンに向かって「仲間ができたわね」と微笑んだ。泣きながら頷くミショーンにアンドレアは「1人じゃ生きられない」と言った。立ったままのダリルが「そうだな」と答えた。

 

アンドレアは「みんなを救いたかった」とリックの目を見て言った。そして自分の最後は自分でやるというアンドレアをミショーンが止めた。しかしアンドレアの意思は固かった。

「まだやれるうちに…お願い」と自ら命を絶つことを決めていた。出会った頃、アンドレアは銃の使い方を知らず、リックに安全装置を外すように言われた事があった。アンドレアはその時の事をジョークにして「安全装置は外す」と笑った。

 

リックはしぶしぶアンドレアに銃を握らせる。

ミショーンは「そばにいるよ」とアンドレアの顔を見つめた。アンドレアはダリルの顔を見て、そしてリックに「努力したわ」と言った。リックも涙をこらえながら「あぁ頑張ったよ。本当…」とかえし、ダリルとリックは部屋から出て行った。

 

 

 

ミショーンと2人きりになった部屋の中から銃声の音が1発聞こえてきた。

 

 

 

夜が明けた刑務所にダリルのバイクと車と、そしてバスが到着した。そのバスからはウッドベリーに残されていた老人や住人達が降りてきた。

 

 

「誰なの?」カールが尋ねると、リックは「新しい仲間だ」と紹介した。

キャロルやハーシェル、ベスはウッドベリーの住人を温かく迎え、リック達は新しい生活を迎えようとしていた。

陽が上り、太陽が刑務所を照らしていた。

 

 

 

 

感想

 

 

さすが最強軍団!!!

見事総督たちを撃退!!!

いやースカッとした!

けれど、総督…死んでないのよね‥。シーズン3もこれで終わりなんだけど、本当にこれで終わり?まじで??

しぶとい総督はまだ何か仕掛けてきそうな気がしてならないんだけど…。

 

 

っていうか、ミルトン(涙)まさかの最後…。

やっぱりキチガい総督はやる事が残酷。

最近のミルトンはとても好きで、特にハーシェルと2人で話すシーンとかはほっこりして好きだったな…。いつかはミルトンは殺される役だとは思ってたけど、悲しい。

そして、アンドレア。

なんだかんだしぶとく生き残ってきたアンドレア。今回もミルトンの残したペンチがあったし、助かると思い込んでた。そんな感じで物語も進んでたし…。

まさか、噛まれてるとは。しかも自ら命を絶つ事になるなんて…。

いつも冷静なミショーンが、泣いて鼻水垂らしてて、余計に総督への憎しみが増した。

恋人だった女性にする事じゃないよね‥。

 

 

今回のエピソードの中で強く残ってるのが、カールの件だよね。

始め、こんな世界で生きてたら残酷な子供にもなっちゃうよ~くらいにしか考えてなった。けど、カールは大きな傷を背負ってたんだね。

確かにデールが殺された時、自分のせいだと責めてた。カールという性格を形成する中で、あまりにも残酷な出来事が多すぎたんだね…。ツライことばっかりだもんね…。

でも、カールには躊躇せず人間をバンバン撃つ子になって欲しくない。善悪のつけかたを誤って欲しくない。ハーシェルとリックでカールを正しい判断ができる子に育てて欲しい…。

もしかしたら、そんなカールを見てリックはウッドベリーの住人を引き受ける気になったのかもしれない。弱い者を助ける…そんなお手本になりたかったのかもしれない。

今回はなかなか深い回だった…。ただ、ミルトンとアンドレアを失ってしまったけど、総督はまだ生きてる‥。

 

なんだか不安を残したままシーズン3は終わってしまいました…。

食べるものとか生活スペースとか、これから刑務所はどうなっていくんだろう‥。

 

シーズン4も見逃せない!

 

 

ウォーキング・デッド コンパクト DVD-BOX シーズン3

ウォーキング・デッド コンパクト DVD-BOX シーズン3

 

 

 

 

次のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

 

スポンサーリンク