ウォーキング・デッド ブログ

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大好きなドラマThe Walking Ded をシーズン1からあらすじ・感想を書いています。※ネタバレあり

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【ウォーキング・デッド シーズン3】16話「奇襲攻撃」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

  《Hulu》ウォーキングデットページはこちら

 

シーズン3 エピソード16

題:奇襲攻撃(Welcome to the Tombs)

 

 

息を切らした総督は誰かに向かって話していた。

「お前を見くびってた。リスクを冒し、手を汚すとは…。ミショーンをバイターに食わせようとしてたのに」

顔は見えないが総督が話しかけている相手の男は、総督に拷問されているかのような苦しそうな声で「来たもの全員を食わせる気だった」と言った。

「そうだ。起きろ。計画がぶち壊しだ。お前が燃やしたから。8人も殺された」と総督は、その男を殴った。

 

 

総督に殴られた男はミルトンだった。顔は殴られ腫れて血が出てメガネもなく、そして縛られていた。

 

 

総督はミルトンの顎を掴み、「仲間だったろ。町を守り食料を調達してくれた」と言うと、顎を掴まれたままのミルトンは話しずらそうだったが、しっかりとした声で「黙って目をつぶればだ」と言った。

総督は「いい子のフリはそろそろ卒業だ」と掴んでいた顎を離した。そして腫れて血が出ているミルトンの顔を触り、「教えてやろう。命を脅かす者を倒すのは気分がいい。火薬のにおいと血しぶきは何を意味する?生きてる証だ。勝利だよ。記憶に残すために頭を取る。殺すか生かすかだ」と続けた。

 

 

黙って聞いていたミルトンは「娘さんは、どう思う?今の父親を‥」と聞くと総督はミルトンの目を見て「恐れるだろうな。だが最初からこうなら娘は生きていた」と答えた。

 

ミルトンは「アンドレアを殺したのか?」と総督に聞いた。

 

ミルトンは総督にある部屋に連れてこられていた。部屋に投げ込まれ、膝をついたミルトンの目の前には拷問椅子に縛り付けられているアンドレアの姿があった。「まだ生かしてある」と総督が言うと、部屋に入ってきた顔が腫れたミルトンを見てアンドレアは驚き「ミルトン…」と思わず声を出した。総督はアンドレアを生かしているのはいずれ使えるからだと話した。

 

アンドレアは別の部屋のミルトンと総督の会話が聞こえていたようだった。

「もう死者を出さないで‥やめるのよ」とお願いするが、総督は刑務所の奴らは全員殺すと宣言した。総督は町民にウソを話して騙し、町民を戦いに参加させようとしていた。

 

総督はもう必要ないから荷物を運び出せとミルトンに命じると、ミルトンは言われるがままアンドレアの椅子の脇にあった拷問に使う器具を片付け始めた。ミルトンは動揺し器具を落とし、総督に拾うように言われ慌てて床に落ちた器具を拾う。

 

アンドレアの椅子の後ろに落ちている器具に気付いたミルトンだったが、「もたもたするな。早くしろ」と総督から言われ、ミルトンはわざとその器具を残したままアンドレアの部屋から出て行こうとした。「ちょっと待て」総督が部屋を出るミルトンを呼び止めた。

総督はミルトンに器具をテーブルに置くように命じると、ミルトンを壁に押さえつけた。

ビクビクしているミルトンに総督は「彼女を殺せ。俺から学んだと証明しろ。ミルトン。殺さなければお前もここから出られない。手を煩わせるな。やれ」とナイフを握らせた。

 

ナイフを握ったミルトンはアンドレアに向かって1歩ずつゆっくりと向かっていく。

 

 

しかし、すぐ振り返り、総督にナイフを向けた。

 

 

ウォーカーも倒せないミルトンには総督に勝つことなど不可能だった。総督はあっさりミルトンの攻撃を避け、ミルトンが握っていたナイフをミルトンのお腹に刺した。

もう一度奥深くまでナイフを刺した総督は「失望させやがって。お前は死ぬ。そして転化し、彼女の肉を食いちぎる」とナイフを抜いた。

 

 

驚いて声も出せないアンドレアに総督は「この世界じゃ殺すか死ぬか…死んで殺すかだ」と言うと、お腹を刺されたままのミルトンを置いて扉を閉めた。

部屋の中には椅子に縛られているアンドレアと、瀕死のミルトンの2人きりになった。

 

 

 

 

 

朝を迎えた刑務所の独房でカールはミショーンと取りに行った家族写真を眺め、そしてバッグにしまった。個々それぞれが荷造りをしていた。荷物をまとめたバッグを持ち、車に運ぶカールをリックが呼び止めるが、カールはその手を払いのけた。その様子を見ていたグレンがリックに話しかけた。カールはローリが亡くなった時以上に、腹を立てていた。リックはまだ子供だから仕方がないと言うと、そのまま荷造りを続行したが、リックにはまたローリの幻覚が見えていた。

 

荷造りをしているダリルにキャロルが近づくと「兄貴が身を投げ出すとは‥」とダリルが口にした。キャロルはメルルがチャンスをくれたと言い、ダリルに手を差し伸べて座っていたダリルを立たせた。

 

忘れ物がないか独房を見回りしていたリックをミショーンが準備ができたと呼びに来た。「総督との取引のこと、悩んだ末だよね。理解できるよ」と生贄にされそうになっていたにも関わらずミショーンはリックを思いやり、思いとどまったリックを許した。さらにミショーンは初めて会ったとき、刑務所の中に入れてくれたお礼を言った。リックは粉ミルクを持っていたから入れただけだったが、奪う事も出来たのにそうしなかったリックにミショーンは感謝していた。

リックはお礼を言うなら、ミショーンは仲間になれると確信したカールに言ってくれと言った。

 

 

 

ウッドベリーでは相変わらず総督のウソに町民は騙されていた。リック達に8人も殺されたと話す総督は、町民の怒りを煽っていた。「殺さなければ、また襲われる」と言い、戦い町民を操っていた。

作り話を聞いていたタイリースは総督を呼び止め「総督、言いにくいんだが、俺たちは辞退する」と言った。サシャも「戦いたくない」と言うと総督は顔色を変え、睨むように2人を見た。タイリースは「バイターとは戦うが、人とは戦わない。ここで子供たちを守る。戻った時出ていけと言うなら黙って従う」とハッキリ言うと、総督は何も言わず部下が持っていた銃を奪い、タイリースに銃を渡した。総督は「ありがとう」と口では言ったが、明らかに顔は怒っていた。無表情のまま総督は戦車に乗り込むと「いくぞ」と車を発進させた。

 

 

刑務所に総督たちの戦車数台が到着した。マルチネスがバズーカで監視塔を壊すと、他の部下たちも銃を乱射した。戦車はノンストップでフェンスを突き破り、刑務所の敷地へと入っていく。

 

グレンの仕掛けたパンクさせる罠に引っかかった戦車は止まり、そして刑務所の建物に向かって銃を乱射し続ける。刑務所の周りにいたウォーカー達が次々と倒れていく。

銃の音が鳴りやむと車から降りた男たちは、総督の「突撃だ 行け」の命令で一斉に刑務所に向かう。

 

 

しかしリック達の姿はどこにもない。

 

 

フェンスを壊し、どんどん奥へと進み、建物の扉を開く。独房に侵入するが、生活していた形跡はあるものの、どこにもいない。

 

 

緊迫した空気が流れていた。

 

 

総督は悔しそうな表情をして、引き返そうとすると、独房内のテーブルに置かれた一冊の本も見つけて手に取った。その本には"善を行った者はよみがえって命を。悪を行った者は裁きを受ける"と聖書の1節に黄色のマーカーが引かれていた。

聖書を投げた総督はイライラしていた。

 

 

すると、どこからか物音が聞こえた。

2人手に分かれるように指示した総督は懐中電灯を手に、奥へと進んでいった。

 

 

 

 

ウッドべリーで監禁されているミルトンはまだ生きていた。アンドレアが話しかけるとミルトンは苦しそうな声で「道具を落とした時、ペンチを床に残した。君の後ろだ。足を伸ばせ。右足を後ろに伸ばせば届く」と言った。

アンドレアは急いで右足を後ろに伸ばす。「いいぞ。そうだ」とミルトンが言うが、なかなか足が届かない。早く逃げようとアンドレアは焦っていた。

「大丈夫よ」とミルトンを励ますアンドレアだったが、ミルトンは「外せた時は、何か鋭いものを探してくれ。僕の頭を刺すんだ」と頼んだ。アンドレアがミルトンを見ると、ミルトンは「必ずそうしてくれ」と言い「早く拾って」と絞り出したような声で言った。

 

 

 

総督たちは慎重に刑務所の奥へと進んでいった。総督がかすかに聞こえる音を頼りに誘導する。

 

 

タイリースはウッドベリーで、老人や子供たちを守り、サシャは行く当てのない自分たちがこの先どうなるか不安になっていた。サシャの見回りの番なのにタイリースは交代をせず、自ら進んで見回りに行ってしまった。

 

 

アンドレアは何とか足がペンチに届いた。喜ぶアンドレアだったが、話しかけてもミルトンは何も答えない。ミルトンが転化してしまうと思ったその時、ミルトンが大きく息を吸い、アンドレアはホッとする。「なぜ残った?元の仲間を見つけたのに」ミルトンは最後の力を振り絞って聞いた。「みんなを救いたかった。総督でさえも。殺す機会はあったのに…」アンドレアが答えるとミルトンはさらに「なぜやめた」とまた質問した。

アンドレアは総督を寝室でナイフで刺そうとした時、誰にも死んでほしくなくて別の方法で総督を止めたいと思い実行しなかった事を後悔していた。

泣きながら話すアンドレアに、ミルトンは懸命に息をして「生きてるよ。まだ生きてる」と言い、アンドレアは少し微笑んだ。しかし、ミルトンの死は時間の問題だった。アンドレアは早く脱出しないと、転化したミルトンに襲われてしまう為、ミルトンはもう一度アンドレアを急かした。

アンドレアは落ちているペンチを拾う為、靴を脱いだ。

 

 

 

奥へと進んだ総督たちをいきなり手榴弾が襲う。

火花が散り、非常アラームが大音量で鳴り出した。

「腰を低く」総督は部下にアドバイスをするが、みんなパニックになっていた。悲鳴が聞こえ、ウォーカーも侵入し、慌てて建物の外へと出た総督の部下たち。

 

飛び出してきた部下を、刑務所に初めて侵入した時に見つけた防護服を着たグレンとマギーが銃で狙う。

 

 

銃声は森の中に身を隠しているカールとハーシェルとベスにも聞こえていた。不安げな様子のベスの肩を抱くハーシェル。しかしカールは自分も戦うべきだと険しい顔をしていた。

 

 

総督たちは刑務所の住人からの四方八方からの襲撃を避けながらなんとか車に戻った。戦車に積まれている大砲を撃とうとするが、何かが差し込まれていて大砲は動かない。

総督たちは、それぞれ車に乗り込み、一時退散することとなり、引き返していった。

 

 

 

刑務所の外の森を1人の少年が銃を構えて走っていた。その先にはカールやハーシェルがいた。少年を見つけたカールとハーシェルは少年に銃を向ける。

ハーシェルが少年に「銃を渡せ」と言うと、少年は素直にゆっくりと銃をカールに渡そうとした。

次の瞬間、カールは銃の引き金を引いた。

少年は倒れこみ、カールの行動にハーシェルは驚いた。

 

 

リック達は勝利したが、総督たちを追いかけるべきかどうか話し合っていた。リックこの先どうするか答えを出す前に、無事を確認するため全員が集合した。ベスと一緒に森に隠れていたジュディスも無事で、リックは安心してジュディスを抱きしめる。そしてカールも抱きしめるが、カールは「僕もウッドベリーへ行く」と言い出した。カールは兵士を一人始末したと、みんなと一緒に戦っていたと自慢げに話した。ハーシェルは「兵士か?逃げた子供に出くわした」口をはさむが、カールは威嚇してきたと反論した。その場にいなかったリックは「大変だったな」とカールに声をかけるが、カールは戦いに参加すると言い張り、歩いて行ってしまった。

 

ハーシェルは残されたリックに「相手の子供はおびえ、銃を渡そうとしていた」と真実を話した。威嚇してないと分かったリックだったが、カールの行動は正当防衛だと言い出した。自分の目で見ていたハーシェルは撃つ必要などなかったと主張するが、リックはカールをかばおうとする。ハーシェルは「リック。彼は無抵抗な相手を撃ち殺した」と目を背けないように強い口調で言った。リックは悲しげな顔でたたずんでいた。

 

 

 

車はクラクションを鳴らし、かなりスピードを出して進んでいたが、総督が「止まれ」と別のトラックに乗っている町民達に命令をした。

道路に真ん中で急ブレーキをかけて止まった車から総督が降りてきた。町民を乗せたトラックに向かって歩き、「何をやってる。戻るぞ」と恫喝した。

町民は「無理だ」「殺される」「手に負えない」と口々に反対する者と、息子を殺され復習したいと総督に賛成する者などと意見が対立し、小競り合いになっていた。

 

唇をかみしめながら、町民同士の意見の対立を聞いていた総督は、いきなり町民に向かって銃を乱射した。

 

 

悲鳴声を上げる町民達を次々と撃つ総督に、さすがのマルチネスも引いていた。マルチネスは部下に車に乗るように指示した。タイリースと共に町の住人になった父子の父親が総督に向かって銃を構えた。総督は表情を崩さず、そして引き金を引き、父親は倒れた。

 

車の影に隠れていたマルチネスを起き、総督は倒れている人々の頭に向かって転化しないようにダメ押しで引き金を引き出した。その中に遺体の下敷きになり息をひそめている町民がいたが、総督は弾切れとなり気付かずに車に乗り込んだ。

 

 

暴走した総督にどうしていいかわからず、ただ見つめるマルチネスと部下の男1人。総督は2人を見ると、無言で車のドアを閉め、2人も無言で車に乗り込むと車は発進した。

 

 

 

アンドレアは必死で足元のペンチを拾おうとしていた。なかなか取れず、焦るアンドレアはミルトンはまだ生きてると口に出し、自分で自分を励ましていた。あと一歩のところでペンチを落としてしまったアンドレア。もう一度チャレンジし、無事ペンチを手に取った。アンドレアがペンチで自分の拘束をほどこうとしている最中、ミルトンの血で真っ赤になった指が少し動いた。

 

 

 

ウッドべエリーに向かう事に決めたリックは、拗ねているカールに「ハーシェルから聞いた」と声をかけた。カールは相変わらず悪いと思っていな様子で相手が銃を持っていたからと言い訳をした。リックは優しく相手は銃を渡そうとしていたんじゃないのか聞いた。カールは自分たちを襲ってきたウッドベリーの住人だから‥と答えると、リックは「そのとおりだ」と理解を示したが、もう一度銃を渡そうとしていたかを聞いた。カールは自分の考えを話し始めた。

「ウォーカーを見逃し、デールが殺された。アンドリューを見逃しママが殺された。総督と2人きりだったのに見逃したからメルルが殺された。僕はすべきことをした。これで彼は誰も殺さない」と力強い口調で話すと立ち上がり去って行った。

リックは改めて、こんな世界で育ってきたカールのツライ経験を思い知った。

 

 

グレン達は総督がもう一度襲撃してきた時に備えて残り、ウッドベリーに向かうのはダリルとリック、ミショーンの3人になった。少し進むと、路上に止まった車の側で遺体をむさぼり食べているウォーカーを発見し、3人は車とバイクからそれぞれ降りる。

ウォーカーを退治していくと、車の中から生きた1人の女性が助けを求めてきた。チックが銃を向けると手を上げて車から降りてきた。

 

 

 

ミルトンを気にしながら脱出を試みるアンドレアは、ミルトンの転化に怯えていた。しかし、ミルトンがうなり声を上げ始めた。ミルトンはウォーカーと化してしまった。

気付いたアンドレアは急いでペンチを使い、鎖を外そうとする。「うぁぁぁ…」と声を上げながら必死で拘束具を外そうとするアンドレアに、ウォーカー化したミルトンが襲いかかった。アンドレアの悲鳴が部屋の外まで聞こえていた。

 

 

 

夜中リック達は、車の中に取り残された女性とウッドベリーに侵入しようとしていた。取り残されていた女性の名前は「カレン」。見張りをしていたタイリースとサシャはリック達に気付き銃撃戦になったが、カレンが出ていき、タイリースは撃つのをやめた。カレンの身を心配し、そして「総督は?」と聞いた。

カレンは「総督はみんなを撃った。撃ち殺したの」と話した。「そいつらは?」とタイリースが一緒に侵入したリック達の事を聞くと、「私を助けてくれた」と話した。隠れていたリックは「出ていく」とタイリース達の前に手を上げて出てきた。

 

 

タイリースはウッドベリーの門を開け、出てきた。

 

 

「何しに来た?」タイリースがリックに尋ねた。リックは正直に襲撃するつもりだったが、総督がウッドベリーの町民を殺し、事情が変わったと話した。リックはさらにアンドレアが刑務所に向かったと聞いたが刑務所には来ていない事を報告し、ウッドベリーの街の中にいるかもしれないと言った。

リックたちはマギー達が監禁されていた部屋を調べるため、監禁部屋に向かっていた。総督がマギー達を人質に取り、拷問をしていたことなど知らないタイリース達は驚いていた。

ゆっくりと監禁部屋へと進むと、監禁部屋のドアの下からは血が流れていた。

 

ダリルとミショーンが銃を構え、リックが鍵を開ける。

中には拷問椅子の前に横たわり死んでいるミルトン。

そしてドアの後ろのアンドレアの姿にリックが気づき、ミショーンが慌てて近寄ると、アンドレアの体温は高かった。

 

 

アンドレアが服めくると、肩を噛まれていた。

 

 

痛がるアンドレアはジュディスやカール達の無事をリックに聞いた。リックは「仲間だ。君の仲間たちだ」と答えた。

「生きてる?」と聞くアンドレアに「あぁみんな無事だ」とリックが答えるとアンドレアは安心した表情をし、ミショーンに向かって「仲間ができたわね」と微笑んだ。泣きながら頷くミショーンにアンドレアは「1人じゃ生きられない」と言った。立ったままのダリルが「そうだな」と答えた。

 

アンドレアは「みんなを救いたかった」とリックの目を見て言った。そして自分の最後は自分でやるというアンドレアをミショーンが止めた。しかしアンドレアの意思は固かった。

「まだやれるうちに…お願い」と自ら命を絶つことを決めていた。出会った頃、アンドレアは銃の使い方を知らず、リックに安全装置を外すように言われた事があった。アンドレアはその時の事をジョークにして「安全装置は外す」と笑った。

 

リックはしぶしぶアンドレアに銃を握らせる。

ミショーンは「そばにいるよ」とアンドレアの顔を見つめた。アンドレアはダリルの顔を見て、そしてリックに「努力したわ」と言った。リックも涙をこらえながら「あぁ頑張ったよ。本当…」とかえし、ダリルとリックは部屋から出て行った。

 

 

 

ミショーンと2人きりになった部屋の中から銃声の音が1発聞こえてきた。

 

 

 

夜が明けた刑務所にダリルのバイクと車と、そしてバスが到着した。そのバスからはウッドベリーに残されていた老人や住人達が降りてきた。

 

 

「誰なの?」カールが尋ねると、リックは「新しい仲間だ」と紹介した。

キャロルやハーシェル、ベスはウッドベリーの住人を温かく迎え、リック達は新しい生活を迎えようとしていた。

陽が上り、太陽が刑務所を照らしていた。

 

 

 

 

感想

 

 

さすが最強軍団!!!

見事総督たちを撃退!!!

いやースカッとした!

けれど、総督…死んでないのよね‥。シーズン3もこれで終わりなんだけど、本当にこれで終わり?まじで??

しぶとい総督はまだ何か仕掛けてきそうな気がしてならないんだけど…。

 

 

っていうか、ミルトン(涙)まさかの最後…。

やっぱりキチガい総督はやる事が残酷。

最近のミルトンはとても好きで、特にハーシェルと2人で話すシーンとかはほっこりして好きだったな…。いつかはミルトンは殺される役だとは思ってたけど、悲しい。

そして、アンドレア。

なんだかんだしぶとく生き残ってきたアンドレア。今回もミルトンの残したペンチがあったし、助かると思い込んでた。そんな感じで物語も進んでたし…。

まさか、噛まれてるとは。しかも自ら命を絶つ事になるなんて…。

いつも冷静なミショーンが、泣いて鼻水垂らしてて、余計に総督への憎しみが増した。

恋人だった女性にする事じゃないよね‥。

 

 

今回のエピソードの中で強く残ってるのが、カールの件だよね。

始め、こんな世界で生きてたら残酷な子供にもなっちゃうよ~くらいにしか考えてなった。けど、カールは大きな傷を背負ってたんだね。

確かにデールが殺された時、自分のせいだと責めてた。カールという性格を形成する中で、あまりにも残酷な出来事が多すぎたんだね…。ツライことばっかりだもんね…。

でも、カールには躊躇せず人間をバンバン撃つ子になって欲しくない。善悪のつけかたを誤って欲しくない。ハーシェルとリックでカールを正しい判断ができる子に育てて欲しい…。

もしかしたら、そんなカールを見てリックはウッドベリーの住人を引き受ける気になったのかもしれない。弱い者を助ける…そんなお手本になりたかったのかもしれない。

今回はなかなか深い回だった…。ただ、ミルトンとアンドレアを失ってしまったけど、総督はまだ生きてる‥。

 

なんだか不安を残したままシーズン3は終わってしまいました…。

食べるものとか生活スペースとか、これから刑務所はどうなっていくんだろう‥。

 

シーズン4も見逃せない!

 

 

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【ウォーキング・デッド シーズン3】15話「この世の定め」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

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シーズン3 エピソード15

題:この世の定め(This sorrowful Life)

 

 

 

リックはハーシェルとダリルと秘密の作戦会議をしていた。リックは今日密かに作戦を決行して、終わってからみんなに報告するつもりらしい。ダリルが聞くとリックは「話があると言って、彼女を呼び出す」と手順を話し始めた。しかし、ダリルとハーシェルは浮かない顔をしていた。ダリルはこの作戦には反対し、ハーシェルにいたっては自分たちらしくないと反対して、その場を立ち去ってしまった。

 

 

リックは残されたダリルに「これなら他のみんなが死なずに済む」と説得すると、ダリルはしぶしぶ了承し、リックは抜けたハーシェルの代わりに誰かもう1人メンバーが必要だと言う。ダリルはリックの表情で誰を誘うかを気づいた。ダリルが「話してみる」と言うとリックは「俺が話す」と言う。ダリルは「一緒に…」と提案するが、リックは断った。リックが立ち去る姿を不安そうにダリルが見ていた。

 

 

リックは秘密の作戦に協力してくれるように頼むため、独房の2階にやってきた。独房の2階ではメルルがマットレスを破っていた。メルルは囚人達が隠したかもしれない"ドラッグ"がないか探していた。しかしメルルはドラッグを見つけられなかった。

リックは単刀直入に「手を貸せ」と言うとメルルは笑った。

「自分の行動の意味を把握してるか?選択の意味を。ミショーンを総督に渡せば攻撃をやめると。不本意だが従うしかない。手を貸してくれ。」

総督がミショーンを渡したとしても、皆殺しにするつもりな事を知らないリックは、総督が出した条件に従うつもりだった。

 

メルルは皆に内緒でミショーンを渡す作戦に気付き、そしてウッドベリーで生活していた時の総督の人柄について話し始めた。

「あいつは物資調達の時、頭を殴り潰したり、喉を切り裂いたりしてた。"弾をムダにするな"とね。だがそれはただの言い訳だ。あの女を渡してみろ。殺しはしない。苦痛を味わわせる気だ。片目か両目をくりぬいたりしてな。それと引き換えに休戦か。ずいぶん冷たい保安官だ。ワイヤで縛れ。ロープだと噛み切られる。そうさ。お前は正しい。俺は向こう見ずだ。昔からな。自分の行動が読めない。だがお前の事はよく分かってる。お前にそんな根性はない。」

総督の残虐でイカれた性格を聞いたリックだったが、メルルに挑発されたからか、正午に引き渡す約束であることをメルルに伝え、作戦は中止にしない口ぶりで去って行った。

 

 

 

 

銃を持ったリックが走って刑務所の庭に飛び出してきた。マギーとカールがフェンスにウォーカーをおびき寄せる為に大声で叫んでいる声が聞こえる。マギー達がおびき寄せている間にグレンとミショーンとダリルが車に乗り込んでいた。3人は1台の車に乗り、リックがゲートを開けると3人の乗る車がフェンスの中に入ってきた。

どうやらグレン達は、総督が突入してきた時に備えて庭にパンクさせる罠を設置していた。ダリルがミショーンのアイデアだと言うと、ミショーンは向こうが諦めれば勝たなくてもいいと言い、刑務所の一員として懸命に戦おうとしていた。リックはそんなミショーンを見て気まずそうな顔をしていた。

その様子を2階の窓からメルルが眺め「無駄だ」とつぶやいた。

 

 

メルルは子守りをしているキャロルにお酒がないか聞くと「冗談でしょ」と鼻で笑われてしまう。メルルも笑うと、キャロルはメルルに「私たちと共に?」と質問した。

メルルは「いるさ」と答えるが、キャロルは「一緒に暮らすと言う意味じゃなく、私達の仲間?」と聞いた。「弟のためだ」と答えたメルルに「彼は私たちの仲間よ。どっちにつくか選択する時だわ」とキャロルは意見を言った。夫に暴力を振るわれても何も言えなかった昔とは別人のキャロルに、メルルは驚いた。色んなことを乗り越え強くなったキャロルに「遅咲きだ」と褒めたのかけなしたのか分からないセリフを言ったメルルに、キャロルもまた「あなたもね」と返すとメルルは真剣な表情になった。

 

 

バリケードを作っていたグレンに、ダリルはメルルの居場所を聞く。しかしグレンはまだメルルを許せておらず、少しイヤそうな顔をした。ダリルはバリケード設置の手伝いをしながら、メルルがちゃんと謝ったかを聞いた。何も答えないグレンに「反省してる」とメルルのかたを持つダリルだったが、グレンはバリケード作りは続けているが何も話そうとしない。ダリルはさらに「償わせる。必ず。過去の事として許してやってくれ」と言った。

グレンは作業していた手をやめ、真剣な顔でダリルの前に立ち「椅子に縛り殴ったことも、ウォーカーを放ったことも水に流そう。だけどマギーをあの男に差し出し、辱めた。彼女にしたことは許せない。」と本音を言うと、また作業を始めた。

グレンの気持ちを聞いたダリルは何も言わずに立ち去った。

 

 

 

独房にいるはずのメルルをダリルが呼ぶが、メルルはいない。刑務所を進んでいくと奥にメルルの姿があった。メルルは丁度呼ぼうと思っていたと言う。ダリルはメルルに「何してた」と聞くとメルルはメスを探していたと言うが、メルルのウソはダリルにはバレていた。メルルはまたドラッグをやっていたが、ダリルからは何も言わなかった。

メルルは「分かってる。クスリは人生をメチャメチャにするってな」と笑った。

ダリルはリックと話したのか聞くと、リックから話を聞いたメルルはミショーンを渡すことに賛成だった。しかしメルルはリックはどうせおじけづいて出来ないと言った。ダリルもそうかもしれないと感じていたが、リックに従うと決めていた。そんなダリルにメルルは「お前はタマを失っちまったのか?」と挑発した。

ダリルはメルルの挑発には一切動じず、逆に「兄貴はグレンとマギーをどうした?」と責めた。メルルは情けをかけていてはこの世界で生きていけないず、あれは任務だったと言った。

 

「お前の仲間たちは俺を悪魔扱いし、あの2人を哀れんでる。だが俺と同類だ。いけにえを差し出す。俺と同じだ。生きるためになら何でもする。」とメルルは自分を責めるリック達も同じだと言った。そしてメルルは自分みたいなヒール役が必要だと感じていた。嫌な汚れ役を担い、悪者になれば満足か?とダリルに聞いた。ダリルは元のメルルに戻れと言うが、メルルは「出てけ」とダリルを追い出し、荷物に武器を詰めた。

 

 

 

ハーシェルは独房で、娘2人に聖書を読んでいた。そのころリックは1人自分が選んだ選択に悩んでいた。またローリの幻覚を見たリックは目頭を押さえ、自分を保とうとする。しかしローリは消えてくれない。リックはその場から離れた。

ハーシェルもまた、リックの選択に苦しんでいた。何か感じたベスが大丈夫かと声をかける。「こんな方法でお前たちを救いたくない」と手を握った。

するとリックが独房にきたので、ハーシェルは呼び止めた。「例の件だが…」とハーシェルが話そうとすると、リックがいきなり「できない。やめた」と言うと、どこかへ行ってしまった。ハーシェルはホッとしていた。

 

 

 

「次の角の先だ。倒した後封鎖する。総督にあっさり侵入されちまう」

刑務所の奥ではメルルがミショーンを呼び出していたのだ。ウォーカーを発見したと言ってミショーンを呼び出したメルルはウォーカーを退治しようとしたミショーンを後ろから殴るとミショーンは気絶してしまう。ウォーカーを倒したメルルはミショーンを安全な場所まで引きずって運び、手をワイヤーで縛り、頭に布を被せた。

 

 

 

 

道路を歩くメルルとミショーン。

「お前を差し出せば、他には手を出さないと言ったらしい。リックなら断るだろう。」

メルルが真実を話すと、手を縛られたままのミショーンは「あんたは違う」と落ち着いた様子で答えた。メルルはリックの代わりに悪役を引き受けていた。

ミショーンも受け入れたのか、メルルがウォーカー退治をしている隙でも逃げようとはしなかった。逃げなかったミショーンは刀を返してもらったら逃げると笑って冗談を言った。

 

 

 

リックはダリルにも「戦う事にした」と総督条件を飲まない事にしたと報告した。ダリルもリックの決断に賛成だった。しかし、リックは捜しまわったがメルルとミショーンがいないとダリルに言うと、ダリルはさっきメルルがいた場所にリックを案内した。

 

 

メルルがいた場所で手がかりを探しながら、ダリルはメルルとの会話の内容をリックに話す。ダリルがミショーンとメルルがいた形跡を見つけ、リックは追おうとする。ダリルは自分が追うから、リックには襲撃に備えて家族を守れと言うと、2人を追いかけた。

 

 

 

ウッドベリーへ向かい歩くメルルと捕虜となって歩かされているミショーン。メルルは相変わらずおしゃべりで、自分の事をミショーンに話していた。

「俺は弟といたい。弟は刑務所にいたがっている。こうすれば…安全が守られるかもしれない。俺の行いも許されるかも」

メルルが道沿いに見つけた車をメルルが捜索していると、ミショーンは「すべきことをすると言ったね。手段を選ばず悪者は…真の極悪人は冷淡なんだよ。何も感じやしない。」と遠回しに話し始めた。

メルルは「この世界になって16人も殺した。行くぞ」とまた歩き始めた。

 

 

 

独房の自分の部屋にいたハーシェルの元を尋ねたグレンは「あいつのせいでこのザマだ」と相談に来ていた。「ああいう人間は他にもいる。どこにでもだ」とハーシェルが話すと、グレンはウォーカーと同じでどこにでもいると言い、ハーシェルの前の椅子に腰かけた。

グレンはハーシェルからもらった懐中時計を握りながら話し始めた。

「これをもらったとき、本当に意味を理解してなかった。単純な事なのに…。でも今は分かる。その責任も。マギーと結婚したい。式は必要ない、でも俺の気持ちを知って欲しい。先は見えないから」

ハーシェルはすぐに祝福した。お礼を言って出て行ったグレンの後ろ姿を幸せそうな表情でハーシェルは眺めていた。

 

 

 

メルルとミショーンは廃墟になったモーテルのような建物に到着していた。メルルは柱にミショーンを繋いでいるワイヤーを縛り付けると、動く車を探した。鍵をネジ開け、運転席の裏側をいじる。エンジンはかかったが、防犯アラームが大音量で鳴ってしまう。その音に引き寄せられるようにウォーカー達が集まってくる。それに気づいたミショーンは大声でメルルを呼ぶが、大音量のアラームのせいでメルルは聞こえず、アラームを止める為作業を続ける。手を縛られ、柱にも縛られているミショーンは焦っていた。

メルルは運転席の裏に夢中で迫っているウォーカーに気が付かない。

ミショーンは襲いかかってきたウォーカーを蹴りとばすし頭部を踏みつける。もう一体襲ってきたウォーカーは自分と柱を繋いでいるワイヤーでウォーカーの首を絞めた。

 

メルルにもウォーカーが襲いかかってきたが、間一髪退治した。作業に喪中だったメルルが、大量のウォーカーに囲まれている事に気付いた。ミショーンにまたウォーカーが襲いかかると、気付いたメルルが銃でそのウォーカーを倒す。メルルが銃で近くにいるウォーカーを倒し、ミショーンを縛った柱のワイヤーを切り、2人は車に乗り込み、なんとか脱出することが出来た。

 

 

ミショーンは車の中で、リックも総督も尻ぬぐいは全部メルルにやらせていると言った。メルルは笑っていたが、ミショーンは「弟は違うよ」と続けた。メルルはダリルはリックの言いなりだと感じていた。しかしミショーンは「必要とされ認められてる。こんな仕事はしない」と言った。メルルの自分が汚れ役な事を自覚していた。

しかしミショーンはそれを自覚してしまっているメルルに「チャンスかもしれないよ。その腕なら頼られる存在になれる。でもあんたはわざとはみ出す。誰も嘆かないよ。ダリルでさえも。彼には新しい家族が…」と言った。

ズバズバと言われたメルルは、少しイラつき「リックは自分を守るためお前を犠牲にした。お前もはみ出し者だ」とミショーンに向かって言った。

 

 

 

刑務所でグレンはフェンスの向こう側にいるウォーカーを見ていた。そしてある女性ウォーカーの左の薬指と小指を切り取り持ち帰った。

 

 

 

車中にいるミショーンはメルルにこの世界になる前も人を殺したのか聞くと、メルルは1人も殺してないと答えた。メルルは総督に出会う前はこの世界になっても人を殺した事はなかった。ミショーンはメルルが相当に出会ってからの事を推測で話した。

「あいつに救われ、身なりを整えられて言いくるめられた。あいつの為に人殺しを?まだ戻れるよ。2人で戻ろう」ミショーンはメルルを説得した。

しかしメルルは刑務所には自分の居場所はないから戻れないと思っていた。車を停めてミショーンの腕のワイヤーを切りうなずくメルル。

「お前は戻れ。覚悟するんだぞ。俺にはやることがある。」と言うと、助手席のドアを開けてミショーンの刀を返した。ミショーンが車を降りて車のドアを閉めると、メルルの乗る車はそのまま真っすぐ進んでいってしまった。

 

 

 

 

2人を追っていたダリルはミショーンを見つけ、メルルの居場所を聞いた。ミショーンは解放されたと告げると「誰も来させるな」と言い走ってメルルを追った。

 

 

 

メルルはさっきミショーンと一緒に大量のウォーカーに襲われかけた廃墟のモーテルに来ていた。車内で爆音の音楽をかけて酒を飲むメルル。ウォーカーが車を取り囲むが、メルルは慌てる様子がない。それどころかさらに音楽の音量を上げた。

メルルの運転する車はまるでウォーカーを誘導するように少しずつ進む。そしてメルルは進む車から飛び降りると、誰もいない爆音で音楽が流れる車はある建物の前で止まった。

メルルは別の建物の中に身を隠す。

 

 

音楽が聞こえ、異変に気付いたマルチネスは部下に調べに行かせる。マルチネス達は誘導されてきた大量のウォーカーに向かって発砲する。メルルは隠れた建物の割れた窓から、部下たちをめがげて発砲し、1人、また1人と倒れていく。総督も加わりウォーカーの大群をつぎつぎと倒していくウッドベリーの住人。メルルに撃たれた部下は歩くことができず、倒れこんだところをウォーカーに襲われてしまう。

メルルは建物の中から総督を狙う。しかし建物内に侵入したウォーカーに気を取られた隙にマルチネスに見つかってしまう。殴り蹴られたメルルは総督に捕まり、一方的に暴行される。総督は抵抗するメルルの左指を食いちぎり、首を絞める。

 

 

縄で縛られたメルルは「好きにしろ。命乞いはしない」と総督に向かって言った。「そうだろうな」と総督は言うと、メルルに向かって発砲した。

 

 

 

刑務所ではグレンが言っておきたいことがあるとマギーのところへ来ていた。

これを‥とマギーの手に指輪を渡した。

「イエスよ」すぐにマギーは返事をすると2人はキスをした。

 

 

 

リックは仲間を全員集めていた。プロポーズを終えたグレン達も集まり、リックは話し始めた。

「総督から条件を出された。あいつはミショーンを渡せば手を出さないと言った。そうする気だった。個々の安全のために…」みんな驚き、そして寂しそうな表情のままリックの話を聞いていた。

「だが思い出した。メルルがミショーンを連れ出し、ダリルが追ってる。隠したのは間違いだった。悪かった。農場を追われた夜、俺が言った事を覚えてるだろう。あれは取り消す。間違ってた。俺たちがどんな生き方をするのかは俺が決める事じゃない。それは許されない。誰か1人を犠牲になんてできない。ここで生きているのは俺だけのためではないのだから。生と死の問題だ。どうやって生き、どう死ぬか。俺次第ではない。俺は総督じゃない。去るにしてもここに残るにしても、全員一緒だ。決断しよう。残って戦うか逃げるかだ。」

そう言うと、1人リックは見張りに行ってしまった。

 

 

見張りに行ったリックは1人で歩く人を見つけ、銃を向けた。ミショーンだ。リックはメルルがミショーンを差し出していなくて安心した。

 

 

 

メルルが総督たちと対決していた建物周辺まで追ってきたダリル。

倒れたウォーカー達の死体を見ながら、生きてむさぼり食べるウォーカーを後ろからボーガンで撃つ。すると、もう1体倒れた死体をむさぼり食べるウォーカーを発見し、目が合う。そのウォーカーはメルルだった。

声にならず涙を流しながら、立ちすくむダリル。

ウォーカーと化したメルルはダリルに近づく。

ダリルは泣きながら、メルルを押して遠ざける。

しかしメルルはダリルに近づく。

何度も押した後、ダリルは無我夢中で泣きながらメルルに向かってナイフを突き刺す。

何度も何度も突き刺した後、ダリルは座り込む。

 

 

 

感想

 

 

衝撃の最後でした…。

ここ最近メルルは本当はいい人なんじゃないかと感じていただけに、かなりショック。

 

メルルは本当に不器用な男だったのかもしれない。

自分を守る為に、嫌な役回りを引き受けてきた。そんな自分を受け入れるしかなかったんだと思う。リックが出来ない事を自分がやる事によって、仲間に入れてもらえると思ったのかもしれない。弟のためにやったのかもしれない。

 

そんなメルルにミショーンは気づいていたんだと思う。

ミショーンはメルルが心のどこかで罪悪感を感じている事に気付き、メルルも自分のその気持ちを、押し殺して悪者になっているのかもしれない。キャロルも他の仲間もそんなメルルを少しづつ気付いていたのかもしれない。

 

そういう風にしか生きられなかったんだな…きっと。

 

最後ミショーンを解放したとき、本当のメルルに出会えたのかもしれない。

 

そして自らの危険をかえりみずに、総督を狙うために忍び込んだんだよね。弟や自分の為にやるべきことをやりに行った…。

メルルかっこよすぎる最後でした…。

 

乱暴で、協調性はゼロ。おしゃべりで、非情にも思えるメルルは、本当は弟思いの不器用な勇敢な男だった。

 

最後、ダリルにあんな姿を見せた総督は鬼畜。

もうダリルの気持ちを考えると、いたたまれない…。

 

今までは逃げろ!と思ってたりしたけど、今はそうは思わない。

誰か総督の首を捕ってください。

 

ダメだ。今回はなかなかキツイ回だった…。ダリルの泣き顔が頭から離れない。

今日はこれでおしまい……

 

 

ウォーキング・デッド コンパクト DVD-BOX シーズン3

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【ウォーキング・デッド シーズン3】14話「逃れられない呪縛」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

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シーズン3 エピソード14

題:逃れられない呪縛(Prey)

 

 

~アンドレアとミショーンが2人きりだった頃~

真っ暗な森の中、手と顎を切断したウォーカーを鎖でつないで火を囲んでいるアンドレアとミショーン。凍える体を温めるように缶詰を温めて食べる。鎖に繋がれたウォーカーは落ち着かない様子で少し暴れていたが気にせず、2人は話をしていた。

アンドレアは今まで聞かなかかったことをミショーンに聞いた。

「彼ら(連れて歩いているウォーカー)を どこで?襲われた?捕まえた?」

ミショーンは食べていた手が止まり、「知り合い?」とアンドレアが聞くと、ミショーンはアンドレアの顔を見た。

アンドレアは自分が踏み込んだ質問をしてしまった事に謝るが、ミショーンに「話したくない?」と聞く。ミショーンは何も言わず、少し目を潤ませながら首を横に振った。アンドレアは「分かった」と言うとミショーンは「自業自得だよ。元々クズだった」と話した。

 

~現在~

総督は両側の柱に先端に大きなリングが取り付けられた鎖をつけ、部屋の中央に膝まづくと右手左手両方とも鎖を持って引っ張る。まるで拷問するためのような鎖だ。

総督は鎖を持ち、息を切らしていた。

 

 

 

ウッドベリーではマルチネスが仕切りながら、戦車に武器を積んでいた。通りかかったミルトンは総督の命令か聞くと、マルチネスは念のためだと答えた。ミルトンが総督の居場所を聞くが、マルチネスは知らない様だった。マルチネスは戦車に武器を積む5~6人を連れてどこかに行くらしい。

アンドレアも通りがかり「話をつけたはずじゃ?」と聞くがマルチネスは答えず、代わりにミルトンが「万一に備え威嚇するだけだ」と答えると下を向きながら立ち去ってしまった。アンドレアは嫌な予感を感じたのか、不安そうな顔をしていた。

 

 

 

総督は医療器具なのか拷問器具なのか分からないが、シルバーの器具を机に並べていた。相変わらず総督の息は荒かった。まるで興奮でもしているように…。

机に器具を並べる総督をドアの向こうからミルトンが見ていた。ミルトンの姿に気付いた総督は「ミルトン」と呼ぶが、ミルトンは立ち止まらずそのまま立ち去ろうとする。総督がもう一度大きな声で呼ぶと、ミルトンは足を止めた。

「何か用か?」総督はミルトンに尋ねると、ミルトンは先ほど総督がいた部屋を見て「そこは?」と聞いた。総督は自分の作業場だと答えると、ミルトン総督への違和感をぶつけた。

「それが町のため?」

総督は「なんだと?」と反抗的なミルトンに近づくが、ミルトンは話を続ける。

「新たなスタートを切るって。そう話しただろ。これじゃ後戻りだ。ミショーンの件は理解できるが刑務所の人たちは…」

言葉を詰まらせたミルトンに総督は「なんだ?忘れろと?」と上着を気ながら質問した。

ミルトンは「そうだ」と答えるが、総督は「これが終わったらな」と返事をした。

 

納得のいかないミルトンは「フィリップ」と総督を本名で呼んだ。

総督は変わらず冷静な口調で「教えてくれ。今でもバイター(ウォーカー)には記憶の残像があると思うか?」と聞くとミルトンはあると思うと答えた。

総督は「あの子は俺の娘だ」と娘のペニーを殺したミショーンへの恨みは消えていなかった。ミルトンは「あれがペニーだったとしても過ぎたことだ。もう終わりだ」と総督を説得しようとするが、「まだ終わっちゃいない」とミルトンの肩を叩き、立ち去った。

 

 

 

ミルトンはアンドレアにミショーンの引き渡しが条件だと告げ口をする。驚いたアンドレアは信じようとしないが、ミルトンはリックがミショーンを渡しても皆殺しにする気なことも話す。止めようとするアンドレアにと「止められない」と話したミルトンは、アンドレアを秘密の場所へと連れていく。そこは総督がつくっていた拷問部屋が見える部屋だった。拷問部屋をみたアンドレアは総督の恐ろしさを実感する事となった。

ミルトンはアンドレアアに刑務所に行き、逃げろと伝えるように指示した。ミルトンはリック達が逃げれば総督も諦めると思っていた。しかし、拷問部屋をみたアンドレアは総督は諦める事はないと感じ、自分が総督を殺すと言った。ミルトンは近づくより先に総督に射殺されてしまうかもしれないと、アンドレアの身を心配した。

 

2人が話していると、拷問部屋に総督がやってきた。2人はバレないように話をやめ身を隠し、総督が何をするかこっそり見ていた。

総督は拷問に使うつもりなのか、針と糸を準備していた。そして総督は拷問に使うための椅子を見ながら口笛を吹き始めた。総督本人が拷問椅子に座ると、アンドレアは腰から銃を抜き、総督に銃口を向けた。それに気づいたミルトンは、静かに制止する。

総督が部屋を出ていき、総督暗殺のチャンスを逃したアンドレアは怒った。

 

ミルトンとアンドレアは先ほどの部屋から出て、アンドレアの部屋にいた。ミルトンは目から知っているが、総督は悪い人間じゃないとかばった。総督の異常さにやっと気づいたアンドレアは「どうかしら」と笑う。ミルトンは「だったら殺してみろ。君も死にマルチネスがリーダーに…。総督を殺しても意味はない」と町の未来までしっかりと考えていた。

アンドレアは考え直し、刑務所に警告しに行くから一緒に来て欲しいと言うが、ミルトンはウッドベリーを離れないと言う。ミルトンは刑務所では自分は部外者だからと言うと、アンドレアはメルルも受け入れられたんだから溶け込めるはずだと説得した。

しかしミルトンは「ここが僕の居場所だ」とあくまでもウッドベリーの住人であることにこだわった。アンドレアはウッドベリーに残るなら目を背けないでと言うと、ミルトンの頬にキスをして「気を付けてね」と言い残して家を出て行った。

 

 

家を出たアンドレアは武器を集めているマルチネスに呼び止められ、無視をするがもう一度呼び止められて仕方がなく足を止めた。マルチネスは総督の指示で住民から武器を全部回収していた。自分は例外にというアンドレアの言葉をマルチネスは無視して、銃と弾を渡すように言ってきた。アンドレアは「イヤよ」と抵抗するが、マルチネスには効かず、銃を渡すはめになった。その様子を見ていた総督は「話しておくべきだった」とアンドレアに話しかけた。「君を危険な目に合わせたくなくて」と調子のいい事を言う総督に、アンドレアは笑顔になって「でも、力になりたい」と甘えてみせる。総督はリックが血迷ったら説得して欲しいと頼み、アンドレアもそれを了承したが、総督の本心を知っているアンドレアは総督がいなくなると真顔に戻った。

 

 

ゲートの上に立ち、壁のウォーカーを狙う練習をしているタイリースとサシャ。どうやら2人は兄弟らしい。サシャがタイリースにウォーカーを狙うように指示する。力の入っているタイリースはうまく弾をウォーカーに当てることが出来ない。かすりもしないタイリースに小言を言うサシャだが、練習のためにタイリースにやらせる。数発目でウォーカーの頭部に当てる事が出来た2人は笑いあって、和やかなムードに包まれる。

するとアンドレアが「ウォーカーが正面入り口に向かってる。2人を呼んでる。ここは私が」と話しかけてきた。ここを離れるなと指示されたとタイリースが言うが、アンドレアはマルチネスからの指示だとウソを言った。しかしタイリースはマルチネスから直接聞かないといけないと言い出し、サシャもアンドレアが正面入口の応援に行けばいいとごねる。

 

思うように2人を追い払えなかったアンドレアは観念して、強引にゲートを出ていこうとする。アンドレアのいきなりの行動に驚くサシャとタイリースは、アンドレアを止めようとする。アンドレアは「放っておいて」とナイフをタイリースに向ける。タイリースは争いはなしだというと、あんどれあも「ごめんなさい。どうしてもここにはいられない」と謝った。タイリースが「なぜだ?」と聞くと「総督を信用しないで。残忍な男よ。凶行を企んでる。あなたたちも逃げて」と本当の事を話した。

しかしタイリースはアンドレアが疲れ切って混乱してると聞く耳を持たなかった。

タイリースとサシャは出ていくアンドレアをただ見ている事しかできなかった。

 

 

サシャとタイリースは総督にアンドレアの事を報告しに来ていた。総督は2人が無事でよかったと心にもない事を言った。タイリースは見張りはウォーカー対策であって、彼女は捕虜じゃないから‥と言い訳をすると、総督はアンドレアは弱っていると言い出した。サシャは「そうは見えないけど…」と総督に意見をした。総督はアンドレアは冬の間1人で森の中で戦っていて、助けたくて連れてきたが馴染めなかったようだとまたウソをついた。そして「彼女は何か言ってたか?」と逆に探りを入れた。タイリースとサシャは「いいえ」と答えた。タイリースはアンドレアが刑務所の人たちの仲間だと言う事を知っていて、今の状況を複雑だと話すと、総督は動揺したのかいきなり、タイリースとサシャにマルチネスを手伝うようにと命令した。

 

 

総督が家から出ると、ミルトンがいた。「逃げ出した?追わせる?」とアンドレアの事を聞くと、総督は自分が追うと言い出した。ミルトンは「放っておけ。仲間といたいんだ」と止めようとすると、総督は「お前もグルか?」と怖い顔で睨みつけた。「いいや」とミルトンは答えたが「知ってたな。彼女が逃げると」と総督には通じなかった。仕方がなく「そう言ってた」と言ったミルトンの首を掴んで壁に押し当て「他に何を話した?条件の事は?ミショーンのことをバラしたのか?言ったんだな」と言うと怒ってどこかに行ってしまった。首を絞められていたミルトンは何も言わなかったが、表情で総督にはバレてしまったようだった。

 

 

アンドレアはひたすら走って刑務所に向かっていた。

 

 

タイリースがアンドレアを追う気なのかとマルチネスに聞くと、だったら何だと言われてしまう。タイリースはアンドレアが怯えていた事を伝えると、マルチネスはアンドレアの事は放っておくと答え、タイリースは少し安心した。

マルチネスは5分後にどこかへ出発すると言い残して去った。タイリースと一緒に仲間に加わった親子の父親がサシャにアンドレアを監視中に逃がしたのかと言うと、アンドレアは厄介だと言った。タイリースはアンドレアが言っていた言葉が気になると伝えるが、父親はアンドレアがおかしいからで、自分たちを巻き込むと言う。そして父親はタイリースに自分たちの心配をして波風を立てないように忠告した。

どうやら父親は死んだ妻(ドナ)を以前助けた事があるタイリースに嫉妬していたようだった。そして当時は自分だけでも妻を守る事が出来たと言うと、タイリースは父親の気持ちを逆なでしない様に偶然自分が近くにいたから助けただけだと弁解した。

え人が話している最中にマルチネスから呼ばれた2人は、話し合いを一時中断して車に乗り込んだ。

 

 

道路をひたすら走っていたアンドレアは車が来たことに気付き、森の中の木に身を隠す。車が通りすぎホッとしたアンドレアだったが、木の後ろからウォーカーに掴みかかられてしまう。前からももう2体別のウォーカがやって来て、ピンチの状況になってしまう。

アンドレアは前からくるウォーカーを足で押さえながら、ナイフで1体目のウォーカーの頭部を刺す。そして後ろから掴まれていたウォーカーの腕を折ると、前から来ていたもう一体目の頭部にもナイフを突き刺す。最後に腕を折ったウォーカーの頭部にナイフを刺してなんとかピンチから脱出した。

そしてまた刑務所に向かって走って行った。

 

 

 

マルチネスは以前メルル達と来ていたウォーカーがいる落とし穴に来ていた。それを見てサシャとタイリースは疑問に感じる。何にこのウォーカーを使うのか聞くが、マルチネスはしっかりと答えてくれない。タイリースは嫌な予感を感じ、「刑務所の連中と何か関係が?」と聞くとマルチネスは「大当たり」と答えた。

残りの人達が、落とし穴にハマったウォーカーを出そうとしている中、タイリースは「やめろ」と意見した。イカれてると気付いたタイリースは手伝おうとしない。刑務所には女や子供もいると説得しようとするが、マルチネスは作業をしながら「総督に追い出されたきゃ言ってろ」と脅してきた。

一緒に町にやってきた親子の父親は、マルチネスの作業を手伝っている。

タイリースはこの父親を見ながら「今までも俺たちだけでやってきた。俺たちは出ていく」と勝手に話した。しかし、この父親は「勝手に決めるな。息子は俺が守る」とタイリースに反発する。タイリースはこの父親を挑発するように「ドナ(妻)のように?」と言うと、2人は取っ組み合いのケンカになる。

 

この父親の息子が止めに入るが、2人は取っ組み合いをやめない。タイリースは落とし穴に父親の体を近づけると、父親は「やれよ、やれ」とタイリースを挑発する。

サシャがタイ―リースに「お願い」と止めに入ると、タイリースは父親を落とし穴から離れた場所へと投げ飛ばし、父親は無事だった。

その一部始終を見ていたマルチネスはタイリース達の事を"役立たず"と呼んだ。

 

 

 

刑務所を目指すアンドレアは、広い高原のような場所を走っていた。遠くにまた車が見え、急いで地面に腹ばいになる。車が見えなくなり体を起こそうとすると、車はアンドレア目掛けて走ってきた。気付かれてしまったアンドレアは、急いで森に逃げ込もうと走る。

車を運転する総督は、クラクションを鳴らしながら、猛スピードでアンドレアを追いかける。ギリギリのところで、車が入り込めない森へと逃げ込んだアンドレアは、とある廃墟を見つけ、その中に隠れるが、総督もその廃墟を発見し、車が廃墟の前で止まった。

 

 

電気もない廃墟を彷徨うアンドレア。

そして、逃げ込んだアンドレアを追う総督。

総督はアンドレアに気付かせる為になのか、口笛をふく。

アンドレアは暗闇からいきなり襲おうとしたウォーカーにもすぐ反応して退治するが、そのウォーカーの倒れる音が、廃墟に響く。

総督はその音を頼りにアンドレアを探す。

音を立てないように進むアンドレアは、前に進まずに身を隠す。

 

「アンドレア。戻ってこい。一緒に帰ろう。みんなが君を必要としてる。あの町が君の家だ。君の仲間はあの町にいる。見捨てないでくれ。頼む。一緒に帰ろう」

そう暗闇の中でアンドレアに話しかけた総督。

しかし次の瞬間「好きにしろ」といきなり態度を変えると、ガラスを割り、部屋中を破壊し始めた。

別の場所に身を隠したアンドレア。

 

総督はまた口笛を吹きながらアンドレアを探す。

身を隠していたアンドレアだったが、総督が別の部屋でウォーカー退治している隙に逃げ出そうと、音を立てないようにそっと歩く。

ウォーカーの頭部を何度もスコップで刺す総督。

アンドレアがもたれかかった壁の横からウォーカーが現れ、アンドレアはそのウォーカーを退治する音で、総督はアンドレアの居場所を特定した。

迷路のような廃墟で、アンドレアは逃げ場を失って総督に見つかってしまう。

 

 

総督は「帰る時間だ」とアンドレアに近づく。

アンドレアは後ろのドアを開けて逃げる。すると横から大量のウォーカーが総督に襲いかかる。アンドレアはドアについた窓からその様子を眺める。次々と押し寄せるウォーカーに発砲する総督。アンドレアはその隙に廃墟の出口を探す。

総督の叫び声が聞こえ、一瞬あ火を止めるが、アンドレアはそのまま廃墟から出ていく。

 

 

 

大量のウォーカーを積んだコンテナ、そして落とし穴にはまったウォーカーにガソリンをかけて謎の人物が火をつける。その人物は暗くて誰か分からない。

火をつけた人物は車で走り去っていった。

 

 

 

森を抜け、アンドレアはようやく刑務所にたどり着き、安心して笑い、監視塔に向かって手を上げた。しかし、後ろから生きていた総督に取り押さえられてしまう。

監視塔にいたリックは少し違和感を感じたような表情をするが、リックはアンドレアが来ている事に気付かない。銃から覗いても何も変化がなく、リックは自分の気のせいだと思い銃を下ろした。

総督はアンドレアの口を押え、アンドレアは声をだすことも身動きをとる事も出来なかった。

 

 

見回りにきたマルチネスの部下は焼け焦げたコンテナ、焼けた落とし穴の中のウォーカーを発見する。落とし穴の中のウォーカーは、まる焦げになりながらも動いていた。

 

 

ウッドベリーへ帰った総督はマルチネスに「見つけた?」とアンドレアの事を聞かれるが「ダメだった」と報告をした。マルチネスは捕獲場のウォーカーが焼き払われたことを報告して、犯人はタイリースとサシャだと言った。

総督はタイリースとサシャ、そして親子を倉庫に呼ぶように指示し、マルチネスにウォーカーをかき集めるように命令した。

 

 

倉庫に呼ばれた4人に総督は捕獲場での件を聞いたと話しかけた。タイリースは「リックた達を憎む気持ちは分かるが、子供まで餌食に?」と質問した。総督は誰も餌食にはしないと言うと、脅しの道具に使うだけだと説明した。

町を守る為だと説明した総督に、タイリースはそうとは聞いてないと反論した。総督は部下は部外者に作戦を漏らしたりしないと言い訳をすると、タイリースは親子の顔を見て「偉そうな口を叩いて悪かった。ここに残りたい。二度と逆らわない。」と謝った。総督は「安心したよ」と言うと、タイリースに「ガソリンはどこで?」と聞いた。しかしタイリースは「なんのことだ?」と返す。総督は笑って「まあいい」と言うと倉庫を出て行った。

 

 

 

倉庫から出てきた総督を見つめたミルトンは「死んだ?」とアンドレアの事を聞いた。総督は「生きてるといい」とあいまいな返事をする。ミルトンは「大丈夫か?」と神妙な面持ちで聞くが、総督は笑顔で「絶好調だ」と答える。

「捕獲場は残念だった」とミルトンが言うと、総督はニヤっと笑って「聞いたのか」と答える。「犯人は誰かな?」のミルトンの質問に「もう分かった」とミルトンを睨みつけた。

ミルトンは総督のかを見ると、その場から立ち去った。

 

 

ウッドベリーに町の隅っこに作られた総督の拷問部屋の椅子には、口を塞がれたアンドレアが座っていた。

 

 

感想

 

今回ビックりしたことが1つ。タイリースとサシャは兄弟だったー!!!!

えぇぇぇぇ!そんなこと前言ってた?見逃してた???

カップルだと思い込んでたんだけど(笑)

兄弟か…。なんかしっくりくるね(笑)

今回改めて分かったのは、タイリースとサシャ、そんだけいい奴なんだよ!

総督やマルチネスにもしっかり意見を言うし、見直した!

刑務所に帰ってきておくれ。

 

というか、今回刑務所の話全くでなかったね…。

 

ミルトンもどうやら、総督の暴走についていけず、アンドレア派になったみたいだし、総督の元からは誰もいなくなっていけばいい。マルチネスもやめちゃえよ~

 

廃墟でのアンドレアVS総督の闘いドキドキした。

やっぱり暗闇ってすごい怖いね。いきなりウォーカー出てくるんだもの(笑)

でも、正直総督はウォーカーにやられて死んだと思ってた。

多分アンドレアも思ってたよね‥。

だから、刑務所に向かって手を振るアンドレアをいきなり抑え込んだ総督にめちゃくちゃビビった。

 

あと一歩だったのに……。

 

総督は緊迫したシーンとかなのに口笛ふいてたり、本当に不気味。

 

 

アンドレアの伝言がリック達に届くことはなかったから、いったいどうなるんだろう。

全面戦争間近ってとこかな。

 

わたしも捕獲場燃やした犯人分かっちゃった。

ミルトンだ……

ウォーキング・デッド コンパクト DVD-BOX シーズン3

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【ウォーキング・デッド シーズン3】13話「休戦協定」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

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シーズン3 エピソード13

題:休戦協定(Arrow on the Doorpost)

 

 

ダリル、ハーシェル、リックの3人はある廃墟となった工場跡地に来ていた。あたりを警戒しながら奥へと進んでいくリックとダリル、一方ハーシェルは車の中で待機していたが、足にはばれない様にガムテープで銃を固定し、ズボンのなかに隠し、手にはライフルを持ち、ものものしい雰囲気だった。

 

 

奥へと進んだリックとダリルはある小屋の前で、死んだウォーカーを見つける。誰かが来て退治したようだ。あたりを警戒しながら小屋の中へと入っていくリック。真っ暗の部屋を銃片手に進む。物音が聞こえ振り向くとそこには、右目に眼帯をした総督の姿があった。窓から光が差し込み、明るくなっている場所で総督は両手を上げて武器を持っていない事をアピールする。そして総督は「話し合おう」と言った。

リックは厳しい表情で総督を睨んでいた。

 

 

リックは総督達から襲ってきたのは明白だと非難した。総督は皆殺しにもできたが、自分たちの力を思い知っただろうと悪びれもせずに言った。続けて「だが生かした」と言うと、リックは総督に向けて銃口を向けた。

総督は両手を上げ武器を外すから、お前も銃を置き、冷静に話し合おうと言ってきた。総督は自分の腰についた銃を外し、リックにも銃を下げるように言った。

 

総督がリックに椅子に座るよう声をかけたが、総督の座った椅子の上のテーブルには銃が隠されているのが見えた。しかし、リックからは見えず、小屋の外から見張るダリルからも見えなかった。

 

ダリルは車で小屋の近くに来たハーシェルに、リックの様子を伝えた。ハーシェルも辺りに車がなく総督の部下がいない事を伝えると、ダリルは違和感を感じて、辺りを見回ろうと話していた。その時1台の車がやってきた。ダリルはハーシェルに声をかけ、自らもボーガンを構える。

 

車からはマルチネスとミルトン、そしてアンドレアが降りてきた。

ダリルがなぜ総督が先に来ているのか聞くと、アンドレアは総督が来ている事に驚いた。アンドレアはマルチネスの顔を見てため息をつくと、小屋の中へと入っていた。

 

小屋の中に入ったアンドレアは総督に向かって「何してるの?」と聞いた。総督は「別に。お友達は無口だ。話したければ話せ」と言った。

アンドレアは大勢が無意味に死んでしまい、もう争うのはやめて本当の脅威に備えるように話し合って欲しいと言った。アンドレアが和解の為にリックと総督を呼び出したようだった。

リックは奇襲の事も生首の事やマギーの事など全部聞いたと厳しい顔で責めるが、総督はのらりくらりと「何を聞いたか知ったことではない。前へ進もう」と和解する気な様子だった。

 

小屋の外では、ダリルとハーシェルとミルトン、マルチネスが待機していた。ハーシェルが中の様子を見てくると言うが、ミルトンが総督がリックと2人で話したいと言っていると止める。ダリルはミルトンに名前を聞くと、ミルトンは冷静に「ミルトン・マメット」と答えた。ミルトンは自分の事をアドバイザーだと言い、詳しくは下っ端に説明する必要はないと強気な発言をした。

ダリルとマルチネスがケンカをしそうになるが、ハーシェルが「交渉が決裂したら殺し合えるから、今はよせ」と止める。

 

 

刑務所ではあらゆる事態を想定して、武器を隠したりする作業をしていた。その様子を見ていたメルルは総督の居場所が分かっているのだから、奇襲をかけ総督を殺すべきだと発言する。ミショーンはリックとここで待つと約束したと言うが、メルルは、ダリルの危機に黙って見ている事は出来ないと言い出した。グレンも慎重な姿勢を崩さなかったが、メルルはどのみち失敗すると、不吉な事を言う。

カールが「パパは失敗しない」と言い返すが、「残念だかじきに親父は首を取られる」と子供相手に脅した。しかし、カールはメルルの意見に耳を貸さず、出て行った。

そのやりとりを見ていたマギーは、メルルに「やめなさいよ」と言うと、グレンは「待機だ。今は。彼らが蜂の巣になる。俺が許さない」と総督に復讐したい気持ちをこらえて、壊れたフェンスの修理に向かった。

 

 

小屋ではアンドレアがリックと総督を説得していた。しかし、その言葉の最中に総督が「条件は?」とアンドレアの話を遮ってリックに聞いた。リックは川の西と東でテリトリーを決めようと地図を渡し、領域を侵さない条条件を提案した。アンドレアが話をまとめようとするが、また総督が遮り「これはなんだ。ありえない」と地図をテーブルに投げた。

リックはアンドレアに「交渉するんだろ」と怒る。

総督はアンドレアに条件を決める権限はないと言うと、自分の条件は1つ「降伏だ」

と言った。もちろんリックは「降伏させてみろ。次は容赦しない」と一歩も引かない。

 

ヒートアップしそうな2人を「話し合いに来たのよ」となだめるアンドレア。

総督はアンドレアにリックと2人で話したいと席を外すように言うと、抵抗するアンドレアにリックも2人きりにするように頼む。

 

話し合いの場から出ていったアンドレアは、外で待つミルトン達の元へ戻ると、うなだれるようにしゃがみこんだ。

 

 

2人きりになった総督はリックに椅子に座るようにうながした。

2人は椅子に座り落ち着いて話し始めた。総督はグレン達の拉致はメルルの凶暴さが役に立ち、泥をかぶってくれたと少し笑った。リックは責任の所在は総督にあると正論で返す。リックは自分たちの住みかを襲撃したことは事実だと責めると、「判断を誤ったことは?」と逆に質問で返され、総督はジュディスについて話し始めた。総督は相棒の子かもしれないのに育てるとは大したものだとバカにしたように話し、悪魔が側にいたのに見抜けなったと、遠回しにシェーンの事を話した。今は目の前に悪魔が見えてるというリックに総督は笑って立ち上がり、ウイスキーを持ってきたと言い出す。

 

 

外で待つダリルに、ミルトンがせっかくだからお互いを知ろうと話しかける。ミルトンは合戦は避けたいし、話し合っているのはいい兆候だと言った。ダリルは"合戦"の言葉に笑うが、ミルトンはこれも歴史の一部だからノートに記録したと言うと、ハーシェルはいい考えだと同意した。

ミルトンがインタビューしたいと言おうとした時、ウォーカーのうめき声が聞こえ、ダリルとマルチネスとアンドレアがウォーカーを発見する。退治できるのになぜか譲り合うダリルとマルチネス。みかねたアンドレアが退治すると、もう一体いたウォーカーをマルチネスがバットで倒し「腰抜けめ」とダリルを挑発した。奥から現れた数体はダリルとマルチネスが腕を競い合うように倒していった。

ダリルはウォーカーのポケットからタバコを見つけると、マルチネスにも差し出した。しかしマルチネスはメンソール以外は吸わないと言い受け取らない。

 

ダリルはマルチネスに陸軍か?と聞くとマルチネスは「違う。こんなの嫌だが、妻も子供達も殺されたから‥」と答えた。ダリルは「残念だ…」と答えマルチネスも「どうも…」と答えた。2人の距離は縮まったかに思えたが、マルチネスは話し合ったとしてもどうせ殺し合う事になると感じていた。ダリルも同じだった。

やっぱり吸いたくなったのか、マルチネスはダリルにタバコをもらった。

 

 

ミルトンはハーシェルと段差に座り「脚の事を聞いても?」と質問していた。ハーシェルは噛まれたと話すと、ミルトンは転化を防ぐために切断したと分かり、噛まれてからの時間を興味津々に聞いた。ハーシェルは直後に切断し、出血多量も仲間たちが救ってくれたと話した。医師もいないのに試行錯誤で学んだと聞いて、ミルトンは「僕もだ」と言った。どうやらミルトンはいしではないらしい。ミルトンは噛まれたとこから何センチ上か重要なデータだから切り口を見たいと言い出すが、ハーシェルは会ったばかりだから見せないと言うと、見たいなら一杯おごれとジョークを言い2人は笑いあった。

 

 

 

小屋の中では総督が仲間の死は水に流せず、町に侵入され銃撃を受けてこのまま放置すれば自分の威厳が損なわれると言った。総督はリックに選択を迫った。

選択次第では刑務所の仲間たちや自分のウッドベリーの人たちも愛する人達を失うと言うと、自分の昔話を始めた。

「年もIQも低いボスの下で働いていた時、妻が事故に遭ったと電話があり"手は尽くした"と言われ、座り込んだ。もう二度と彼女に会えないのだと悟った。消えちまった。誰のせいでもない事故だ。留守電に"かけ直して"と入っていたが、その機会を失ってしまった。なんの用だったのか。ただ声を聞くためか、夕食の頼み事か…。何が言いたかったのか」

リックは話を聞いて前にあったウイスキーを一口飲む。

 

 

刑務所ではグレンが壊れたフェンスを直し、室内へと戻った。

メルルが出ていく準備をしていたので「おい、行くな」と止めるが、メルルは許可は必要ないと言う。グレンが従わないメルルに、マギー「ここに住むなら従って。ミショーンは従ってる」と怒鳴る。しかしメルルも「弟が危険にさらされてる。なぜ行かない」と責め怒鳴った。扉の前で立ちふさがり「行けば彼らら危険だ」というグレンに「ふざけたこと言うな。女をナメ回されたのに戦う度胸もねぇのか。そこをどけ」と言う。グレンは明らかに怒った表情をしているが「イヤだ」と立ちふさがった。

「どきやがれ」とメルルは力づくでグレンをどかそうとする。2人は取っ組み合いになり、ミショーンが止めようとすると、マギーが天井に向かって発砲した。

なんとか2人の取っ組み合いは納まった。

 

 

ミルトンと座っていたハーシェルは松葉づえをつきながら、頭を抱えて悩んでいたアンドレアのところへ行った。ハーシェルは「中はどうだ?」と聞いた。

アンドレアは追い出されてしまって、自分は何をしているのかと感じていた。ハーシェルにはアンドレアの努力が分かっていた。

アンドレアはハーシェルに「マギーに何があったの?」と聞くとハーシェルは「あの男は異常だ」とだけ言うと、アンドレアはまた下を向いた。

「私はどうすれば?どこへ行けばいいの?」と泣きながら訴えるアンドレアに、ハーシェルは優しく「君は家族だ。私達のところへ。だが来るなら向こうへは戻れない」と言った。

「分かってる」アンドレアはそれも分かっていたから、悩んでいた。

 

 

 

小屋の中では総督がペラペラとしゃべっていた。望んで今の地位になった訳ではない

が他リーダーがいなく、みんなから頼りにされていると言った。そして武器を大量に手に入れたことまで総督はなぜか知っていた。自分たちは戦闘慣れはしていないが、人数はいるから最後の1人まで戦う事になると脅した。

そして総督は「終わりにしよう」と言った。

「今日終わらせるんだ。二度と会わない。俺が欲しい物をお前は持ってる。それさえ渡せば解決だ。」と総督はやっと本音を言い出した。

「刑務所は渡さない」ずっと黙っていたリックが口を開いた。

総督は笑って、妻も仲間も失っているのに刑務所が安全だとは思わないと否定し、逆に居場所が分かって安全だから刑務所を出ていけとも思っていないと話した。

眼帯をとり、潰れた右目をあらわにした総督は「望みはミショーンだ。差し出せば、水に流す。あの女に価値はあるか?仲間全員の命を懸ける価値が…あるか?」そうリックに迫った。

 

 

 

刑務所では少し大人しくなったメルルがミショーンに話しかけていた。「分かるだろ。ここの連中は強く優秀な戦士だが、殺し屋ではない」と言うと、ミショーンは「リックもマギーもカールは母親も…」とキチンと判断できると反論した。しかし、メルルは安楽死は殺しとは違うと言った。

メルルは必要なら自分はやると言うと、ミショーンはなぜ自分を殺さないのか聞いた。ミショーンの見上げた性格にひかれちまったからかなと冗談っぽく言ったメルルは、一緒にリック達の現場に行って総督を襲撃しないか?とミショーンを誘った。

メルルはダリルとの間で使う合図があり、ダリルに知らせれば、現場にいるハーシェルやリックにも伝わるから危険ではないと話した。ミショーンが総督を暗殺し、メルルが残りの部下を始末するという計画らしい。ミショーンはアンドレアの心配をしていた。メルルはアンドレア自身の決断によると言った。

ミショーンは話に乗るのかと思いきや、「1人で行きな。死者がでたらあんたのせいだ」と立ち去った。

 

 

グレンは外で見張りをしていた。そこへ交代しにマギーがやってきたが、グレンは「いいんだ」とこのまま見張りをすると言う。マギーは話し相手にと言うとグレンの横で見張りを一緒にした。2人はたわいもない話をしていたが、グレンはウッドべリーから戻った時の自分の身勝手な行動をマギーに謝った。グレンはマギーが自分と距離を置きたがっていたと思っていた。しかし、マギーはいつもそばにいるから、ただ自分を見て欲しかったと目を潤ませながら話した。グレンは素直に「ごめん、本当にごめん。愛してるよ。愛してる」とキスをして抱きしめあった。

盛り上がりかけた2人だが、ウォーカーのうめき声が聞こえ、ウォーカーの見えるこの場所じゃ無理だ…と見張りを中断し、シャッターを下ろして2人きりの空間を思いっきり楽しんだ。

 

 

小屋では今度はリックが話していた。総督はみんなを危機から救って、混乱も収拾でき、もっと壮大なプランがあるはずなのに、なせ危険を冒してまで抗争を続けるのか聞いた。黙ったままの総督に、総督像が立ちそうなくらい慕われているのに、ミショーンを殺せば、総督の栄光に傷がつくとは思わないか?と続けた。

しかし総督は「息子を救えるぞ。娘も。仲間たちも。選択しろ」と選択を迫る。

リックはミショーンを渡したとして、自分たちに手出しをしないという保障はあるのか?と聞くと、総督はリックに興味はないからお前たちは好きにすればいいと言うと、「考えておけ」と2日後の正午にまたこの場所で会う事を約束し、小屋から出て行った。

 

 

2人は小屋から出ると、それぞれの車に乗り込んだ。アンドレアは気になっている様子だったが、何も言わない2人の表情を見て車に乗り込んだ。

 

 

刑務所にダリルのバイクを先頭にして、リック達が帰ってきた。

リックはみんなを呼び、すぐに会議を開くようだった。

 

 

 

ウッドベリーの街にもアンドレアやミルトン達が帰ってきた。

総督はマルチネスにもし、リック達が襲ってきたらミショーン以外は全員殺すように命じた。ミルトンはそれが交渉の結果?と総督に尋ねると、リック達は襲ってくると言った。総督は笑いながらグレンやメルルを始末でき、殺戮(さつりく)を避けると言ったので、ミルトンはそれこそが殺戮だと総督を非難した。総督はミルトンに近づき、「町は守れる。リックは生かしておけない。共に生きる道はない」と言い切った。

しかし、総督はアンドレアには「君のおかげで話をつけられた」とお礼を言った。「リックと条件を話した。考える時間を与えたよ。2日後に会う」と笑って報告した。アンドレアが「条件って?」と聞くと、総督はまた笑ったが話さなかった。アンドレアは総督が話す気がない事に気付き「うまくいくといい」と前向きにとらえていた。

 

 

リックは全員を呼び、総督に会いじっくり話し合った事を報告した。しかしリックは総督のミショーンを渡せという条件を話さず、ウソの条件を話し始めた。

「総督は刑務所が欲しいと。俺たち全員を殺す気だ。街を襲った俺たちへの報復だ。戦争だ」

 

 

 

1人でフェンスから外の空気を吸っていたリックのもとにハーシェルがやってきた。2人きりの空間でハーシェルが話し始める。

「みんなの意見が分かれてる。メルルとミショーンは先制攻撃、キャロルと私は逃げるべきだと…。だが私たちは1つだ。残って戦うと言うならそれに従う」とリーダーにリックに全てを任せた。

リックは総督と2人で話し合った内容をハーシェルにだけ話した。

「選択肢を与えられた。条件だ。ミショーン。」

それを聞いたハーシェルは「殺すためか」と聞くとリックは頷き「俺たちも殺される。だが違ったら?これが解決法なら?」と心の迷いを打ち明けた。

ハーシェルは「彼女は私を救った。カールのことも。グレンやマギーも。彼女が連れ去られたと教えてくれた。もう立派な仲間だ」とミショーンをかばった。

リックも「そうだな。仲間だ」と言うと、続けてハーシェルに「彼女のために娘の命を懸けるか?」と究極の質問をした。ハーシェルは「なぜ聞く?」と逆に質問をすると「あんたに止めて欲しいからだ」と本音を言った。

 

 

感想

 

今週は、いままでよりも総督の2重人格っていうか腹黒さが全面にでてた…。

総督…まじでヤバイ。

言ってることがよくわからない…。

自分の過去の話とか必要だった?この世界になる前に嫁が死んだから何(笑)?

本当よく分からなかった(笑)

 

リックとの話し合いも、結局本音言うまでめちゃくちゃ時間かけて、余計な話ばっかりで、どうしたいの!?とイライラしてました。最初はリックを隙をみて殺すつもりなのかと思ってたけど、ただの用心深い総督の小細工で武器を仕込んでただけらしい。

ほんとあの人どうかしてる‥。

 

それに比べて、マルチネス×ダリル、ミルトン×ハーシェルの2人ずつの会話はほっこりした。総督以外誰も戦争は望んでいないんだよね。

マルチネスだってやりたくないんだよ。

気の合う友達を見つけたような雰囲気に少しだけほっこりしたけど、いずれこの人達同士が殺し合うかもしれないと思うと、複雑で寂しかった。

 

で、結局総督はミショーンかよ!って思った。

どんだけウォーカー化した娘と自分の右目への恨みがすごいんだよ!

それにみんなを巻き込むなよ!

って思ってたよ。そりゃ思うよね‥。

けど腹黒総督はそう言ってきながら、実はそもそもリック達を生かしておく気なんかサラサラなかったんだね。ガチクズ。交渉もくそもない。

 

多分リックも気づいているから、みんなにウソを言った。けど、もし、もしも、総督にミショーンを渡せば仲間や家族が助かるとしたら‥って揺れてるんだよね。そりゃそうだ。

ミショーンは仲間だけど、やっぱり子供達を危険にさらしたくないよ。しかも仲間になったの最近で、ずっと共に戦ってきた的なグレンとかとはまた違うもんね。

心の師匠というか、本音を打ち明けて導いてくれそうなハーシェルがリックの側にいて良かったと思った。どういう決断しても、ハーシェルがまとめてくれるだろうって安心感はあるよね。

 

ミショーンは本当はそんな条件を突きつけられてるって知ったらどうするのかな…。

私なら刑務所出ていくかな…。出て行ったらもっと困るか…。

 

今回もアンドレアは残念ながら役に立たず(笑)

頑張っているんだけど総督の方が何枚も上手ですな。

 

次回戦争になる?てか戦争って…。

ウォーカーとの戦いじゃなくて人間同士の戦いがメインになっている今シーズン。

本当に怖いのはウォーカーじゃなくて、人間だってことだね。

 

 

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次のエピソードはこちら

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【ウォーキング・デッド シーズン3】12話「守るべき思い出」 ストーリー・感想

 

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

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《Hulu》ウォーキングデットページはこちら

 

 

シーズン3 エピソード12

題:守るべき思い出(Clear)

 

 

武器を調達するため、ミショーンを連れて以前住んでいた街に向かうリックとカール。会話もなく静まり返る車内。すると、「止まってくれ。頼む。お願いだ」と男が1人車に向かって手を振っている。ミショーンも、リックも何も言わず、まるで気付いてないがごとくそのまま走り去る。

カールだけは後部座席から、走って追いかけてくる男を見た。男は諦めて道路に座り込んだ。

 

 

道路は立ち往生した車で通れず、脇道を通るが、タイヤがとられて動けなくなってしまう。車の音に反応したウォーカーが数体集まり車を取り囲む。

しかし、リックは冷静だった。耳をふさぐように言うと、少し開けた窓の隙間からウォーカーを退治した。

車からでた3人は立ち往生した車の中から、脇道にはまってしまった車を動かせそうな材料を探す。ミショーンは車で待ち、カールとリック2人で作業する。カールはミショーンに不信感を抱いていて、なぜミショーンを連れてきたのかリックに聞いた。リックはメルルと刑務所に残したくなかったし、総督という敵が同じだから協力して一緒に闘うと言った。カールは「今だけ?」と聞くとリックは「今だけだ」と答えたが、そのやり取りをミショーンは車内で聞いていた。

 

 

先ほど無視して、通り過ぎた男が、諦めず走って追いかけてきていた。「助けてくれ。待ってくれ」そう叫ぶ男をよそに、動くようになった車を発進させ、またその男に気付かないフリをして走り去った。

 

 

リック、カール、ミショーンはリックの以前の勤務先の警察署へと到着した。しかし、誰かに先を越され武器は残っていなかった。心当たりがある他に武器がありそうな場所を探すことになった。当てが外れ、大量の武器を手に入れられなかったミショーンが不満気な態度にみえ、リックに「異論はあるか?」と聞くと「異論はないよ」と答える。

 

街の一角に大量の人を燃やした形跡を見つけ、警戒しながら進む3人。そこには異様な町があった。壁には「NO GUILT  YOU  KNOW THAT(罪はない)」と書かれ、バリケードが張り巡らされていた。道路には「TURN ROUND AND LIVE(引き返して生きろ)」の文字、掲げられた旗には「JUST LISTEN(声を聞け)」の文字。鋭利な棒が突き出し、ウォーカーが迷い込んでも、引っかかる仕組みになっていた。棒をよけながら進む3人は誰かが立てこもっている事は容易に想像できた。しかし、リックの武器がありそうな心当たりのある店はすぐ近くの為、ワナに気をつけながら進んでいた。後ろからウォーカーが来たので、ミショーンが退治しようとすると、リックはワナに引っかかるからと放置するように言った。リックの読み通りウォーカーは有刺鉄線に引っかかるが、その時屋上からウォーカーにむけ何者かが発砲した。

 

「手を上げろ」とマスクをかぶった顔の見えぬ男が叫ぶ。リックとカールはすぐに両手を上げた。男は銃と靴、剣など荷物をすべて置いて10秒数えるうちに出てけという。男の視界から見えていないミショーンは自分が屋上に行って男から銃を奪うと言うと、リックはカールに車に戻るよう合図を出し、屋上の男に向かって発砲した。

銃撃戦となり、男は屋上から姿を消した。男の姿を見失ったリックだったが、男は地上に降りてきていた。男がリックを狙い発砲しようとしたところ、隙をついてカールが男めがけ発砲し、男は倒れこんだ。

 

リックはカールを心配して声をかけるが、成長したカールはたくましかった。車に戻るよう言ったが、カールは自分の判断で隠れていた。倒れた男は防弾チョッキを着ていて、気絶しているだけだった。リックが防弾チョッキを脱がせると、撃たれた場所はアザが出来ているだけで、男は生きていた。

 

ミショーンが「知り合い?」と聞くと、リックは男のマスクをとった。

顔を見たリックは驚き「あぁ…」と答えた。

リックが昏睡状態から目覚めた時、救ってくれたモーガンとデュエイン親子の父モーガンの姿がそこにあった。

 

 

「銃を頂いて出ていくんでしょ」とミショーンが聞くと、リックは「彼を置いていけない

」と言い出した。

そのマスクの男はリックが命を助けられた恩人で、今の彼は前とは別人になっているだけだと言った。そしてリックはミショーンに、モーガンには息子(デュエイン)がいたが、姿が見当たらない事を話した。

建物内に入ろうとするが、いたるとこにワナがあった。ミショーンが見抜き、リックはワナにかからずにすんだ。慎重にワナを見抜きながら、モーガンを建物内へと運んだ。

部屋には大量の武器があり、リックはモーガンに出会い、警察署の武器庫を見せた事を思い出した。ベットにモーガンを寝かせると、カールとミショーンは武器をバッグに詰めだした。

 

ベット脇の壁には「CLEAR(駆除)」など様々な文字が書かれ、精神異常をうかがわせる。

武器を詰めようとすると、リックはトランシーバーを見つけ、トランシーバーおでこにつけモーガンとの過去を思い出しているようだった。リックを助け、アトランタに向かうリックと離れる時、お互い陽が上る頃に電源を入れようと約束をしたが、通信する事はなかったトランシーバーだった。

 

リックは立ち上がると、壁に書かれたたくさんの文字からある文字を見つける「DUANE JURNED(デュエインは転化した)」。リックはカールとミショーンに、モーガンが起きるまで待って、無事かどうか確認すると言った。殺されそうになったと反対するミショーンだったが、リックは目を覚ますまで待つと言ってきかなかった。リックはモーガンはイカレ野郎ではないと主張するが、ミショーンは前とは違い危険だと言うが、リックは譲らなかった。モーガンをベットに固定し始めた。

 

カールは壁に書か以前住んでいた家の近所の地図を見ていた。しかし、自宅は焼失と書かれていた。リックは「我が家を見たかったのか?」と聞いた。カールは「ただ来たかった…」と感慨深そうに壁の地図を見つめていた。そして、リックにベビー用品店が近くにあるからベビーベッドを取りに行くと言い出した。OKを出しそうにないリックを見て、ミショーンはベビーベッドは重いから手を貸すと言い、2人で取りに行くことにした。リックはミショーンが一緒ならと許可を出した。

 

カールは建物を出ると、ミショーンに向かって1で行けるから来なくてよかったと言い出した。ミショーンはリックと約束をしたからと後ろからついてくる。カールはミショーンにワナにかかっているウォーカーを退治するように頼み、その隙に姿を隠した。しかし、ミショーンは見つけ、「巻くつもり?」と問いただした。カールは「1人で行きたい」と言う。カールは他にもジュディスに渡すものがあると、ベビー用品店を通り過ぎた。ミショーンはカールと少し距離をとり、後ろからついて行った。

 

 

モーガンが目を覚ますのを待つリックは、眠っているモーガンに話しかけた。

「まさかこんなことに…」

モーガンは目を覚ましたが、リックは気づいていない。

モーガンはリックにばれないように、ベッド下に隠してあったナイフを取り、リックにむかって攻撃してきた。物音で先に気付いたリックがモーガンをはねのけると、「見ろ。俺を知ってるだろう」と話しかけた。しかし、パニックになっているのかモーガンは「みんな死人の顔だ。誰だ」と会話が成り立たない。リックが「俺だ」と言うが「知らねぇ」とまたリックに襲いかかるモーガン。ナイフで襲いかかるモーガンそ制止しながら「命を救ってくれた。モーガン。知ってるだろ。よく見ろ」と話しかける。

 

モーガンはリックに馬乗りになり、「お前を駆除する。時期に転化する。その前に殺す」といってナイフをリックに向ける。何度も俺だよと言うリックだったが、モーガンは気づかない。「お前を駆除してやる」というとリックの肩にナイフが突き刺さった。

 

リックはモーガンをはねのけ、「俺だ。このイカレクソ野郎が」と銃を向けた。モーガンは反撃するどころか「お願いだ。殺してくれ」と言い出した。リックは驚いて銃をモーガンから離した。

モーガンは何度も何度も「頼むから殺してくれ。殺せ」と言った。

 

リックは刺された肩を自分で手当しながら、モーガンの記憶を取り戻すべく、出会った時の話をしていた。

「去年、うちの庭で出会った。モーガン、あんたと……。助けられた。食事をくれ、状況を話して俺を救ってくれた。リック・グラムスを知ってるだろ。この顔をよく見ろ」

と言った。そしてトランシーバーを手に取り、話を続けた。

「これを渡した。毎日夜明けに電源を入れると言った」

 

すると、モーガンの顔が変わった。トランシーバーを見て、リックの顔を確認し、「リック?」と言ったのだ。「知ってるぞ。まさか、そんな…。あんたを知ってる。夜明けに電源を入れると言っていた。すぐには使わなかったが、待ってた。毎朝屋上で電源を入れた。何週間も息子と。そのうち俺1人で。でも雑音だけで何も聞こえやしなかった。あんたはは答えなかった」と言った。

リックはうつむき「違う‥」と小声で言ったが、モーガンは大きな声でリックを責めた。

「夜明けにと言ったじゃないか。電源を入れるって。だがあんたは答えなかった」

 

リックは他に方法がなく、ここから遠ざかり続けたと弁解をはじめた。

「妻と息子を見つけ、仲間もできた。彼らを守るために郊外に逃げるしかなった。神に誓って言う。仕方がなかった」

 

モーガンはリックの弁解を聞いても、怒っている様子で、再会できたから返すと言ってトランシーバーをリックの立っている方へと蹴飛ばした。モーガンは妻と息子を見つけて良かったなと皮肉を言った。リックは妻は死んだと伝えると、転化した姿を見ずに済んだなと少し笑った。そして「俺の妻は違った。見ただろ?覚えてるか?」と笑って話した。しかし、一瞬で表情が変わった。リックが警察署で銃をくれた事を思い出したモーガンは、すべきことをさせようと手を貸したのか?と意味不明な事を言い出した。

モーガンはリックと別れてからも、転化した妻を殺すことができなかったようだった。転化した妻を放置し、食べ物を探してモーガンはデュエインを残して地下室に行き、上に戻ると、デュエインの前に転化した妻が立っていた。デュエインは銃を握っていたが、撃つことが出来ず、転化した妻が息子に覆いかぶさり、見るもの全てが赤く染まり、やっとモーガンは妻を殺したたが遅かった…とリックと別れ1人になった経緯を話した。

 

あまりにも壮絶な経験にリックはただ何も言わず聞いていた。モーガンは自分伊身勝手で弱かったせいで息子が死んでしまったと、自分を責めていた。そしてリックに銃をくれたのに…と作り笑顔で笑いかけた。モーガンはリックに息子は生きているか聞き、生きていると答えたリックに、「そのうち死ぬ。あんたのような善人は死ぬ運命なんだ。悪人もそうだ。だが俺のような弱い人間はしぶとく生き残る」と語った。

 

 

ベビーベットを取りにきたはずの2人は、あるカフェにきていた。カールがガラスの扉の汚れを拭き、中の様子を確認して入ろうとするが「行かせるわけない」とミショーンが止める。カールは「放っといてよ。僕たちは無関係だろ。敵が同じという利害関係が一致しているから来ただけじゃないか。僕にはやるべきことがあるんだ。1人でできる。止めないで」と生意気な発言をした。

ミショーンは止めないけど手は貸さしてもらうと言い、大人の対応をした。

 

 

カールとミショーンは、モーガンが作ったワナの中にいた、生きたネズミをかごに入れて、カフェの店内に入れた。店内にいたウォーカーは、生きたネズミに群がった。その隙にカールとミショーンは店内へと侵入した。カールが店の奥のカウンターの上に張られた写真をとると、下からウォーカーがカールの足を掴もうとしていた。しかし、ミショーンがカールを守り、ウォーカーを退治する。他のウォーカーに気付かれないように音を出さずにそっと退治し、後は脱出するだけだったが、ウォーカーの注意をそらすためのネズミが運悪く、2人のいる方向へと逃げてきた為ウォーカーと鉢合わせになってしまう。大量のウォーカーから逃げる2人はなんとか逃げ切るが、カールは取りに来たはずの写真を扉の一歩手前で落としてしまう。

 

ウォーカーを店内に閉じ込めたミショーンは、もう一度店内へと戻ると言い出したカールに驚く。しかし、カールの熱意は本物のようで、「あれだけなんだ」と叫び、ミショーンを押しのけて店内へと戻ろうとする。

ミショーンは「行かせない。無関係なのは認める。でも頼むよ。ここで待って」と言うと、カールは行くとワガママを言う。しかしミショーンは今回は譲らず「いい加減にしな。ここで待って。私が行くから」と言うと、カールを扉の前で待たせて行ってしまった。

 

戻ったミショーンの手にはリックとローリ、そしてカールの2人が写る写真があった。カールに手渡すと、カールは嬉しそうに写真を眺めて「これをジュディスに見せたくて…。ママの顔を。ありがとう」と言った。ミショーンも笑顔で「私も戻る気だった。これが欲しくて…」とぬいぐるみを差し出し、カールとミショーンの距離は縮まったようだった。

 

リックは暴れるモーガンを縛っていた縄もほどき、殺すのが解決策とは思えないから、自分たちと一緒に来ないか?と誘っていた。モーガンはリックを殺そうとしたのに…と言うが、リックは生きているのも何かのサインだと、刑務所でフェンスがあり安全だともう一度モーガンを誘う。しかし、妻は死んだだろうと言われてしまう。モーガンは一緒に来るつもりはなかった。リックに後戻りせず、生き延びろと言う。

 

リックがモーガンを説得しようとするが、モーガンは何かを得ると奪おうとする者がいると言うと、武器を持っていこうとするリック達が何か争いに巻き込まれている事に気付いていた。モーガンは傷つくのを恐れ、二度と惨劇を見たくないと、ここに留まると言う。

リックは「始まりは同じだった。お互いに状況が悪化したが、あんたは目をそらしてる。つらい思いをしたのは分かるが、あんたならこの状況から抜け出せる。抜け出すんだ。こんな生き方はするな。ここにいてはダメだ」と最後の説得をしたが、モーガンの答えはNO!だった。「駆除しなければ‥だから俺は死ななかったんだ。それが俺の使命だ。駆除する」そう言うと、リックは諦めたように武器を持ち部屋から出て行った。

 

モーガンはワナにかかったウォーカーを、病院で使う担架に乗せて運ぼうとしていた。武器を持ったリックは、ベッドを捜しにいったカール達と合流した。マールはリックの肩の傷に気が付く。リックは大丈夫だと言うと、ミショーンは持っていた武器が入ったバックを1つ持ってあげる。「ありがとう」とミショーンにお礼を言ったリックは、モーガンのワナをすり抜けて車へと戻っていく。

ミショーンがモーガンを見ながら「彼は大丈夫?」とリックに聞くと「大丈夫じゃないが…」と答える。するといきなりカールが、ウォーカーを駆除していたモーガンに話しかける。リックは止めるが、構わず話しかけたカールは「モーガン、撃ったけど仕方がなかった。ごめんなさい」そう謝った。モーガンはカールに近づき「次もためらうな」とアドバイスをした。

 

荷物を車に積むカールは、リックに「仲間になれる。問題ないよ」そう言った。

カールに車に乗るように言ったリックは、少しぼーっと外を見ていた。するとミショーンが「見えるの?見えるんでしょ?死者が…。私も彼氏と話してた。よくあるよ」と話しかけた。リックは少しほっとしたのか、ミショーンに帰りの運転を頼んだ。鍵を渡すときリックは「見えるんだ」とミショーンに打ち明けた。

 

こうしてリックとカールは住んでいた街に、モーガンを残し車で帰って行った。帰り道、行きに「助けてくれ」と追いかけてきたが無視した男が、ウォーカーに襲われた形跡があった。道路には新しい血痕と、男の背負っていたバックがあった。リック達はそのバックだけ拾うと、刑務所を目指した……

 

 

感想

 

ほっこりしていいのか、よくわからなかった今回のエピソード…。

ちょっと驚いたのが、助けてくれ~っていう男の人を助けなかったとこ。今までのリック達なら助けてたよね‥。当たり前みたいに通り過ぎて行った。

あの人1人だったのに…

ちょっと冷酷になり始めてる?それとも刑務所襲われて気が立ってるだけ?

どっちにしてもなんだか後味が悪いな~~。

だって、最後その人死んでたから‥。助けてあげてれば、生きていられたかもしれないのに…。しかもその人の荷物はちゃっかり回収するあたりが、サバイバルだから仕方がないもかもしれないけど、嫌だったな。カールだけは男の人気にしてたね…。あんなむごい事をカールの前でしないでほしいと思ってしまった。

 

 

今回カールはワガママのガキって感じで、心配してたけどやっぱり母想いで、妹想いの優しい子でした。ミショーンがいなかったらどうなっていたか分からないけど、ミショーン過去良すぎます!カールのワガママを怒る事なく付き合い、大事な所はフォローして…男前すぎる。最後カールが仲間になれるよ!とか言うけど、逆だよ!「仲間になってください、お願いします。」って感じ(笑)写真のくだりは、ほんと心温まった。

 

で、モーガンね。

怖いわ(笑)精神的に追い詰められちゃってて、早く逃げろ!とか思ってたけど、そこで逃げないのが善人リック。というか、善人なのかどうなのか分からなくなってきちゃったけど…。最近はすっかり存在を忘れていたけど、アトランタでるあたりのリックがトランシーバーに語りかけるシーンで、いつかあの親子は再登場するだろうな…と思っていた。でもまさかモーガンだけになってるとは‥。しかもデュエインの亡くなり方がヒドイ。

あの時、転化した妻を退治したと思ってたけど、殺せてなかったんだね…。それは病むよね…。病み方怖いけど…。

 

いつか、また仲間になりそうな気がするモーガン。

でも弱っちいから、微妙かな?でもなかなか洞察力あって鋭いと思うんだけどな…彼(笑)

 

とにかく無事武器を手に入れたから、とうとう、総督との決戦ですか!?

ギャフンと言わせてほしいけど、また誰かが犠牲になりそうで少し怖い……

 

 

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