ウォーキング・デッド ブログ

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大好きなドラマThe Walking Ded をシーズン1からあらすじ・感想を書いています。※ネタバレあり

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【ウォーキング・デッド シーズン3】1話「厳しい冬を超えて」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

《Hulu》ウォーキングデットページはこちら

 

シーズン3 エピソード1

題:厳しい冬を超えて(Seed)

 

 

民家にいた2体のウォーカーを、入ってきたTドックとリックが手早く退治すると、銃を持ったカールが後に続く。懐中電灯で照らしながら、ウォーカーがいないか確かめていく。

カールはウォーカーを見つけると銃で退治し、ウォーカーのいなくなった家にグレンやマギー、キャロル、ベス、ハーシェルそしてお腹の大きくなったローリが入ってきた。

カールはキッチンで食べ物を探して、みんなの前で缶詰を開ける。空腹なのか、みんなの視線は缶詰に向けられていた。しかし、カールが開けた缶詰が食べれなかったのか、リックは無言でその缶詰を投げる。

ピリピリとした空気の中で、外を見張っていたTドッグが数体のウォーカーを発見すると、裏口から逃げるように全員が避難した。慣れた手つきで車に荷物を乗せて、素早くその場を立ち去った。

 

 

道路の真ん中で止まると、リックは銃を持ったカールに見張りを頼み、ベスも武器を持って見張りをし、リックは地図を広げた。

ウォーカーを避けながら移動していたリック達は、次の行先を話し合っていた。リックは移動生活を終えて、数週間滞在できる場所を探していた。

 

立ち止まっている間、ダリルとリックは刑務所を見つけると、リックはニヤリと笑った。

 

 

リック達は刑務所に入る網を壊し、中に入った。刑務所の庭にはウォーカーが大量にいたが、柵で囲われた刑務所は滞在するには完璧だった。

リックは大量のウォーカーがいる庭を通り、刑務所の開いているゲートまで行き、ゲートを閉じる事にする。一丸となってリックを援護し、他の仲間が気を引いている隙にリックは走ってゲートまで走る。監視台の上からカールとハーシェルが銃で狙い、別の監視台からはキャロルとダリルも援護する。ベスやマギー、グレンは柵の外からウォーカーの気を引いて退治する。

 

リックがゲート封鎖に成功すると、庭に残ったウォーカーを一掃した。以前とは違い、男も女も子供も銃や武器を持ち、次々とウォーカーを倒していく。

ウォーカーを一掃するとみんなに笑顔が戻り、キャロルはこんな広い場所は久しぶりと喜んだ。

 

日が暮れ、すっかり暗くなった柵に囲まれた刑務所の庭の真ん中で、少ない食料を分け合いながら火を囲んでいた。ベスは「ここで産めるわね」とローリの出産ができる場所を見つけたと喜んだ。

 

キャロルが慣れないライフルを使って肩を痛めた事を知ったダリルは、優しくキャロルの方をマッサージした。

 

皆で火を囲みながら、ハーシェルは懐かしい歌をベスに歌って欲しいと頼み、ベスは歌った。ベスの歌声を聞きながら、マギーも一緒に歌いだす。皆の顔が優しくほころんだ。

 

リックは歌が終わると、疲れているのは知っているが、明日あとひと踏ん張りする為に寝るように指示した。刑務所の中には食料も医療品、武器もあるはずだから、協力し合って

刑務所の中に入ると言う。今まで乗り越えてきたんだから、今度も乗り越えられると言うと、また見回りに戻って行った。

 

リックを追いかけたローリは皆リックに感謝しているが、数日だけでも休ませてあげられないか?と聞いた。リックはいつ産まれてもおかしくない子供の事を考えていた。そして、「俺が間違ってると?」とローリにイラつきながら聞く。ローリは「正しいわ」と言うが、リックはケンカ腰でローリの言う事を聞こうとしない。

ローリは子供を産む前に今まで避けてきた話をしたいと言うが、ハーシェルにでも聞いてもらえとリックは冷たくあしらう。そして、「まだ俺は君といる、それが答えだ」と言うとローリは「そうね。ごめん」と何も言えなくなり、寂しそうな表情をした。

 

 

夜が明けた町の店の中に日本刀を持った黒人女性が入ってきた、その女性は、店内にいるウォーカーを次々とウォーカーの首を日本刀で斬った。

 

 

夜が明け、リック達はフェンスを開けて刑務所内の外にいるウォーカーの一掃を始めた。リック、Tドック、グレン、マギー、ダリルがかたまりとなって、360度の方向を注意しながら一丸となって進んでいく。残りの仲間達はフェンスの外からウォーカーの気を引くため大声を出し、フェンスの外からウォーカーを1体でも多く倒す。

拳銃を使わず、ナイフ1本で進んでいくリック達。

 

刑務所の建物の中に入る手前で、建物裏側の方にはうじゃうじゃとウォーカー達がいるのが見える。すると、防護服をきたウォーカーが近づいてきた。ダリルの矢は防護服によって弾き飛ばされてしまい、ナイフで攻撃するが、効き目がない。

リックとダリルは、防護服のウォーカーを避けて裏側のフェンスを閉め、うじゃうじゃいたウォーカーを一旦閉じ込める。マギーやグレンは防護服のウォーカーに手こずっていた。すると、マギーは防護服のウォーカーののど元から上に向けてナイフを突き刺すと、そのウォーカーは倒れた。それを見たTドッグ、グレンは残りの防護服ウォーカーを同じようにのど元からナイフを突き刺して倒した。

 

リック達はフェンスから刑務所内の建物へ入る道のウォーカーを一掃した。ウォーカー達の中には、一般市民が混じっていたので、外からきたウォーカーが刑務所を襲ったと推理した。

 

そして、いよいよ刑務所の塀の中に入っていく。塀の中は暗く荒れていたが、ウォーカーの姿はなかった。リックは倒れた看守を発見すると、腰にぶら下がっている鍵をゲットした。その鍵を使って奥へと進んでいく。1部屋1部屋檻に囲まれた独房棟には鍵が閉まっていて逃げれなかったと思われるウォーカーを2体発見するが、個別の部屋とベットがある安全だった。

 

外で待っていた残りの仲間も、刑務所内に入ってきて、翌日に食堂と医療室を探すこととした。皆が安全に安心して眠れる空間ができ、ローリはリックに「ありがとう」と笑顔で言うが、リックは目を合わすことなく無視をした。

 

グレンとマギー、ハーシェルとベス、キャロルとローリが同部屋となり、久しぶりのゆっくり休める空間で、張り詰めた緊張感から解放された。

 

 

昼間の町には日本刀を持った黒人女性がある建物へと入って行った。その建物の中には鎖で繋がれたウォーカーが2体いて、その奥へと進んでいくと、そこにはぐったりしたアンドレアの姿があった。その黒人女性はアンドレアに薬を飲ませた。

その黒人女性はアンドレアに気を使って数日はここに留まるというが、アンドレアは自分を置いて先に行くように促す。そして、黒人女性は自分の為にここに留まるのは危険だときかないアンドレアを連れて、移動を開始する事にした。

鎖に繋がれたウォーカー2体を連れて…。そのウォーカーは手と足、そして顎を切られていた。

 

 

リック達は刑務所内にある武器を確認していた。

すると、キャロルがローリの元へとハーシェルを呼んだ。ローリは胎動がなく、赤ちゃんはダメかもしれないとハーシェルに相談した。そして、もしお腹の中で赤ちゃんが死んでいた場合は赤ちゃんも感染しているので、お腹の内側から食いちぎられる…と不安を口にした。ハーシェルは恐怖に怯えるローリを励ました。

そして、カールもだんだん離れていき、リックにツライ思いをさせていて話そうとしても話してくれない現状をハーシェルに話した。

ローリはシェーンと仲たがいをさせて殺させてしまい、自分はリックに憎まれていると涙を流しながらハーシェルに打ち明けた。

 

ウォーカーが着ていた防護服を身にまとい、刑務所内の捜索の準備をしていた。カールも行きたいと言うが、リックは何かあった時にここを守って欲しいと鍵を渡した。納得したカールは鍵を受け取り、捜索へと向かった。

 

 

鍵を開けて、暗闇に刑務所内を懐中電灯で照らしながら進んでいく。1部屋1部屋確認をし、道に迷わない様に印をつけながら進んでいく。リックが先頭となり、慎重に進むと、その先にはウォーカーの群れが。急いで戻り身を隠すが、グレンとマギーは戻り道に別方向からのウォーカーの群れにも会ってしまい、みんなとは別の違う部屋へと逃げ込んだ。リック、ダリル、ハーシェル、Tドッグはグレンとマギーを捜しに戻る事にした。

 

小声で「グレン、マギー」と呼びながら探すハーシェルに「リック、父さん」と呼ぶ声が聞こえる。座ったウォーカーをまたぎ、声のする方へと進むハーシェルの足をウォーカーが持つと、嚙みついた。ハーシェルが死んでいると思ってまたいだウォーカーはまだ生きていたのだ。ハーシェルの足を食いちぎるウォーカー。ハーシェルの叫び声を聞き、戻ったリックや、グレン。マギーは泣き崩れるが、その間も別のウォーカーの群れは迫ってくる。リック達がハーシェルを抱え、拾い部屋へと身を隠した。

 

ダリルとTドッグが部屋の扉を押さえてウォーカーの侵入を阻止する間、リックは痛がるハーシェルの太ももにベルトを巻き付け圧迫し、痛がるハーシェルにマギーが寄り添ってた。

 

リックは「他に方法はない」と言うと、ハーシェルの足に向けて何度も斧を振りかざし、切断をした。

 

切断をすると、ダリルが部屋の奥の檻の向こう側に人影を発見した。その人影はウォーカーではなく囚人服を着た人間だった。

囚人はリック達の様子を見て言った。

 

「なんてこった」

 

 

感想

 

 

今回、新しいシーズンがスタートしてかなりの衝撃をうけました。文字だけじゃ伝わりずらいですよねー。

みんなの成長がすごいんです。リック、ダリル、グレン、Tドッグはグレードアップした感じでさらに強くなってました。

でも驚くのが…

カール→少し成長して、銃も持つし、ウォーカーも倒す。もうローリも子供扱いしてないです。

ベス→泣いて自殺しようとしていた人とは思えないくらいにたくましくなって、ウォーカーも殺します。

キャロル→何もしず「なんとかして」と言っていた前シーズンとは違って、銃をかまえて、ウォーカーを撃ち殺します。

ハーシェル→ウォーカーは病気なんて言っていた人とは別人で、髪もヒゲも伸びて戦闘にも参加するし、よき相談相手としてグループの中心に。

マギー→危険なシチュエーションでも男の中にただ一人混じって戦闘に参加している。

ローリ→お腹が大きくなってもう臨月。

 

こんな感じで、みんなの成長がすごい。冬の間移動を繰り返しながら戦ってきたんだろうね。サバイバル感がグッとでて、農場に住んでいた頃とは全く別人です。

 

で、刑務所いいね!スゴイ!

フェンスあって、個室もあるけど檻になっているからみんなから丸見えで逆に把握できるし、そこら中に鍵あるし…。ここ最高じゃないか?

今シーズンからリックに頼ってはいるものの、確実に個々がスキルアップしてるし、チームワークもいいし、この刑務所でなんとか生活していけそう!

 

居住スペース確保したけど、ローリとリックはかなりヤバそう。リックの態度怖い…。でも、シェーンを殺したのはリックの判断で、ローリが殺させたわけじゃないし、それをローリに当たるのは可哀想だよ。この世界では「別居しましょ!」みたいにできなくて四六時中一緒にいなきゃいけないから大変だろうけど‥。出産前の妻をもう少しいたわって欲しい。まあそれほど、親友に手をかけたショックが大きいんだろうけど。

 

刑務所いいじゃんと思っていたら…ハーシェル。

 

うそでしょ?って思った。私も座ったウォーカーは死んでると思ってたから、動いた瞬間めちゃ怖かった…。

で、噛まれたとこ切断すれば大丈夫なの?

そんな事今まで言ってたっけ?

かなりグロテスクな光景だったけど、ハーシェルはまだ生きているの??

最後にでてきた囚人達どうするの……

 

あ!!忘れてたけど、アンドレア生きてた!

よかった~~!!

助けてくれたのは多分今一緒にいる黒人女性だよね?無口っぽいけどいい人そう。強いし。ただ、ウォーカーを連れて歩いてて、気味悪いけど…。この黒人女性の正体って??

 

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ウォーキングデッド シーズン3 エピソード一覧

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シーズン3 エピソード一覧表

 

EP1    Seed(厳しい冬を越えて)
EP2  Sick(縄張り争い)
EP3  Walk with Me(暗黒の楽園)
EP4  Killer Within(命の決断)
EP5  Say the Word(愛が狂った時)
EP6  Hounded(届かぬ想い)
EP7  When the Dead Come Knocking(隣り合わせの恐怖)
EP8  Made to Suffer(悲しい再会)
EP9     The Suicide King(死闘の果て)
EP10      Home(宣戦布告)
EP11       Ain't a Judas(表と裏の狭間で)
EP12     Clear(守るべき思い出)
EP13        Arrow on the Doorpost(休戦協定)

EP14      Prey(逃れられない呪縛)

EP15       This Sorrowful Life(この世の定め)

EP16       Welocome to the Tombs(奇襲攻撃)

 

シーズン1 エピソード一覧はこちら

シーズン2 エピソード一覧はこちら

 

 

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【ウォーキング・デッド シーズン2】13話(最終話)「壊れゆく人格」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

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シーズン2 エピソード13(最終話)

題:壊れゆく人格(Beside the Dying Fire)

 

アトランタ市内。

ウォーカーは動物をむさぼり食っていた。大きなエンジン音に1体のウォーカーが反応し、音の鳴る方を見た。アトランタ市内の上空をヘリコプターが飛んでいた。つられる様に他のウォーカー達も音の鳴る方へと誘導される。

ウォーカーの群れは道を埋め尽くす程の大群で、日が暮れてもひたすら歩き続ける。

日が明け、歩き続けたウォーカーの群れは広い草原の柵をなぎ倒し、さらに進み続ける。

そしてまた日が暮れ、ウォーカーの群れは森の中にいた。

 

そこへ銃声が聞こえた。

 

音に反応したウォーカーは、銃声の鳴った方角へと進路を変えると、また歩き続けた。

何百体もいようかというウォーカーの群れが、リック達の住むハーシェルの農場へと迫っていた。

 

 

ハーシェルの家では、アンドレアがランダル捜索に出た4人の帰りが遅いので探しに行こうと腰を上げた。その時ダリルとグレンが捜索から戻った。2人は銃声がしたのに、リック達が戻っていない事を心配していた。ランダルを見つけたというダリルに、ローリは「ランダルは小屋にいるの?」と聞くが、ダリルとグレンはランダルはウォーカーになっていたと告げた。ランダルを噛んだウォーカーがうろついているのでは?と心配するハーシェルに、首が折れていて、噛まれていなかったと報告した。

そしてダリルは足跡がシェーンとランダルの足跡が重なっていたから、2歩とは一緒にいて、シェーンは襲われていないと話した。

リックが心配になったローリは、ダリルにリックとシェーンを捜して欲しいと頼み、ダリルは了承した。

 

 

リックはカールと、暗い農場を歩いていた。カールはリックに銃声が聞こえたけど、ウォーカーが見当たらず、なぜシェーンが死んだのか聞いた。リックは立ち止まって、何と説明するべきか言葉を詰まらせた。

その時暗闇の中からウォーカーのうめき声が聞こえ、リックはカールを連れて逃げた。

 

 

ダリルやアンドレアはハーシェルの家から外の様子を伺っていた。大量のウォーカーに気付き、家の明かりを消してウォーカーが通り過ぎるのを待つか悩んでいた。

 

 

リックとカールは家が遠くてみんなに知らせに行く事が出来ず、小屋に隠れたがその小屋もウォーカーに囲まれた。

 

ローリは2階にカールがいない事に気付き、パニックになっていた。リックと一緒に居る事を知らないローリは、カールを置いて逃げられないと、もう一度カールを探し始めた。

ハーシェルは自分の農場だからここで死ぬと言うと、戦う気で銃を準備した。銃も車もあるとハーシェルは自信を持っていたが、グレンとダリルはウォーカーの群れの数に不安を抱いていた。

 

 

ウォーカーに囲まれた小屋の中で、リックとカールは小屋の中にあったガソリンをまいた。カールを小屋の2階に上がらせ、合図とともに火をつけるように指示した。不安がるカールを「お前ならできる。愛してるよ」と勇気づけ、リックはウォーカーをおびき寄せる事に。

リックは大声をあげてウォーカーを小屋の周りに集めた。そして、小屋の扉を開けると、「来てみろ」と大声で威嚇して、ウォーカーを小屋の中に集めた。リックは威嚇しながら2階に上がると、カールに合図を出した。

 

小屋は一気に炎に包まれた。

 

 

Tドッグやグレン、アンドレアなど車数台に別れ、できる限りのウォーカーを射殺し、家からウォーカーを遠ざけていた。

 

家の中でカールを探していたローリだが、やはりカールがいないと慌てていた。

 

ダリルはバイクに乗りながら、森の方へとウォーカーを誘導していた。そして、キャンピングカーからウォーカーを撃っていたジミーに、小屋に火をつけたのはリックかシェーンかもしれないから、見に行くように指示を出した。

 

2階から降りられなくなっていたリックとカールの元に、ジミーが運転するキャンピングカーが来て、リックとカールはキャンピングカーの天井へと飛び移った。しかし、ウォーカーがキャンピングカーの中に侵入し、ジミーは襲われてしまう。

天井から降りたリックとカールは、キャンピングカーの中の状況に一瞬戸惑うが、走って逃げた。

 

農場は一気に大量のウォーカーに囲まれ、銃では対処できなくなっていた。

 

ローリはまだカールを探そうとしてたが、キャロルが「無事を信じて、母親が助からなきゃ」と必死に説得した。家の目前までウォーカーが迫り、ベス、パトリシア、キャロルは逃げる準備をした。何度呼んでもハーシェルは逃げようとせず、ただ黙々と迫ってくるウォーカーを撃ち続けていた。仕方がなく、ハーシェルを置いて女性達は裏口から逃げた。

 

ベスと手を繋ぎながら、走っていたパトリシアがウォーカーに捕まって噛まれてしまう。叫び声をあげながら噛まれるパトリシアの手がベスの手を握りしめているのか、ベスが手を離さないのか、ベスは泣きながらパトリシアの手を離せずにいた。ウォーカーがパトリシアに気を取られている隙にローリが手を引き離すと、ベスを連れて逃げた。

 

ローリとベスが逃げた先にTドッグとアンドレアが乗る車がきて、2人はその車に乗り込むが、アンドレアはキャロルを助けに行く。

 

キャロルは1人ウォーカーに囲まれ逃げれずにいた。アンドレアがキャロルを救出するが、アンドレアの真後ろにウォーカーがいた。その様子を見ていたTドッグやローリは、アンドレアがウォーカーに捕まったと思い、アンドレアを待つのを諦めて車を発進させた。

しかし、アンドレアは危機一髪のところでウォーカーを倒して無事だった。

 

 

グレンとマギーは車で迫ってくる大量のウォーカーを振り切れずにいた。グレンは農場から出るように指示するが、マギーは農場に残っている人がいると従わない。しかし、ウォーカーが車を取り囲みそうになり、仕方がなく農場を出る。

 

家の前で1人ひたすら銃を撃ち続けるハーシェルは、銃の弾が切れた。補充している隙に、後ろからウォーカーがハーシェルを狙っていた。間一髪のところで、リックが助け、「ローリはどこだ?」と聞くがハーシェルの答えは「分からん」だった。

農場が…と言うハーシェルを連れて、リックはみんなを捜しに車に乗り込むと、「リック待ってー」と叫び手を振るアンドレアに気付かず、車は発進してしまう。

 

燃える小屋をじっと見つめていたダリルの耳に「助けて」と声が聞こえた。ダリルは急いでバイクを走らせると、1人ウォーカーから逃げるキャロルを見つけた。ダリルはバイクの後ろにキャロルを乗せて走り去った。

 

ハーシェルは静まり返った車内で、ウォーカーで溢れかえり、燃える農場を寂しそうに見ていた。

 

キャロルを乗せたダリルのバイクは夜が明けそうな森の中の道を進んでいた。

グレンは家族が逃げたか心配で動揺するマギーを慰めていた。「愛してる」とマギーに言うと、2人はハイウェイを目指した。

 

夜が明けたハイウェイにリックとカール、そしてハーシェルが到着したが、誰の姿もなかった。ローリがいるハズだと聞かされていたカールは「なぜ逃げたの?捜しに戻らないと」とリックを責めた。カールが説得しようとしたが、カールはふてくされてしまう。

 

その様子を見ていたハーシェルは「息子の無事が第一だ。私がここで娘達を待つ。安全な場所で落ち合おう」と提案するが、リックは安全な場所などないから離れないと言う。ハーシェルは、娘たちが生きているか分からないが、カールは生きているんだから守れと言う。リックは少し怒りながら、「神に仕える身だろ、信じろ」と諦めかけているハーシェルに喝を入れた。

 

ローリは憔悴したベスとTドッグと一緒に居た。車はTドッグの決断でハイウェイとは逆の東の海岸へと向かっていた。ローリは仲間たちはハイウェイにいるはずだと引き返すように説得したが、聞き入れてもらえない。ローリは車から飛び降りようとした。ローリを1人降ろすことができないTドッグはしぶしぶハイウェイに向けて車を引き返した。

 

ハイウェイで待つリック達はうまくウォーカーから身を隠しながら、みんなの無事を祈っていたが、ハーシェルは安全な所へ移るべきだと主張した。ハーシェルは何よりもカールの安全を第一に考えていた。ハーシェルは予想外の事で判断力を失っているリックに、カールを守るようにと話した。リックがカールにこの場を離れるよう説得しようとした時、バイクと車の音が聞こえた。

 

嬉しそうに顔を見合わせた3人は車に駆け寄った。

 

ダリルとキャロル、グレンとマギー、ローリとTドッグとベスがハイウェイに到着した。

それぞれの家族達は抱きしめあって喜んだ。

 

ここにいない者達の確認をしていたが、アンドレアだけは、倒れたのを見たというTドックの不確かな証言だけしかなかった。捜しに行こうとするダリルを、リックは生きていればどこかに逃げたはずだと捜索しないと言う。

そして、2台の車とバイクに別れて幹線道路を避けて、移動を始めた。

 

森の中でアンドレアは1人ウォーカーから逃げ、手持ちの銃弾は残り少なくなっていた。

 

リック達はガソリンが無くなって道路で立ち往生していた。今夜は道路で1泊して、明朝に食料とガソリンの調達をするというリックの提案に、みんな不安になっていたが、リックは団結して乗り越えるから離れちゃいけないと言う。そして、腰を据えて共に生きていく場所を見つけるとリックは言った。

ベスがランダル達が追ってくるかもしれないと言うと、ダリルはランダルは噛まれてないのにウォーカーになっていた事実をリックに告げた。そして、シェーンがランダルを殺したんじゃないか?みんなの前でリックに聞いた。

何か答えづらそうに、ようやくリックが口を開いた。

 

「皆 感染してる」

 

ローリを含め、皆がリックが何を言っているのか分からずにいた。

リックはCDCでジェンナーが言ったと告げた。キャロルやグレン達は今まで隠して黙っていた事を怒った。リックは知らない方がいいかと‥というが、みんなのリックに対する不信感は募っていた。

 

1人皆から離れて今日の寝床を探していたリックに、「考えがあったのよね」とローリが後ろから抱きしめた。するとリックは「俺が殺した」とシェーンを殺害した事をローリに話した。リックはその時の状況を詳しくローリに話した。

寂しそうな表情をしながら親友を殺した話をするリック。そしてシェーンがウォーカーになった時、ジェンナーの言っていた事が正しいと確信したと言った。ウォーカーとなったシェーンをカールが撃ったと話すと、今まで冷静に聞いていたローリが取り乱した。怒り、軽蔑した表情でリックを睨みつけると、何も言わずその場を去った。

 

 

森の中でアンドレアはナイフ1本でウォーカーと戦っていたが、足をくじいてしまう。そこへ、謎の3人組?が現れ、アンドレアを助けた。

 

リック達は火を囲みながらキャンプをし、夜が明けるのを待っていた。キャロルは隠し事をしていたリックへの不満をダリルに話したが、ダリルはリックは誠実な人間だと聞き入れなかった。みんな暗闇の中で、不安で気持ちがバラバラになりかけていた。

 

不安で移動したがるマギーやキャロルに、リックは危険だからと聞き入れず、意見は対立した。「何とかして」というキャロルに、リックは「何とかしてるだろう。グループを守ろうと必死だ。今までもそうだ。みんなの為、親友だって殺したんだぞ」と声を荒げた。リックはシェーンは自分を責め、みんなを危険にさらして脅し、ランダルを利用して自分を殺そうとし、仕方がなかったと自分の潔白を主張した。

リックの話をきいてカールは泣き出した。

 

 

そしてリックは恐怖と不信な目でみる仲間たちに、独裁者のように告げた。

 

 

「安全な場所なんて幻想かもしれない。きっと無謀な希望だ。だから自分で見つけろ。行っていいぞ。」「残るなら二度と俺に逆らうな」

 

 

感想

とうとう農場が無くなってしまった。そんな気がしたんだよね‥‥

何とかなるかもしれないと思ったけど、あのウォーカーの数ではどうしようもないか…。

シェーンが死んだ事すごく重大なのに、それよりもスゴイ出来事が起こって、もうよく分からない。。。

 

ってか、今回のリックってめちゃくちゃ身勝手だったと思うのは私だけかな?

ジミーはリック親子を助けようと小屋に近づいてウォーカーの餌食になったのに申し訳なさそうじゃないし、アンドレアを捜しに行こうとするダリルを止めるし……。

いやいや、それがアンドレアじゃなくてローリなら絶対自分は行くくせに。

アンドレアはなんだかいつも損な役割をしてるような気がしてきた。みんなを助けて最後置き去りとか、ちょっとヒドイ。

でもアンドレアを助けた3人組誰だろう??鎖でつながれてたよね???怖かったけど、アンドレアは大丈夫?

 

頭おかしいと思っていたハーシェルが、中立に立ってなんとかグループまとめてるって感じで、もうこのグループだめだよね…。

キャロルにはイライラMAX。

助けてもらったアンドレアを放っておいて、リックに「何とかして」って言うとことか、何考えてるんだろう?いつまでみんなに守ってもらう気満々なんだろう?何でそんな偉そうに言えるんだろう‥‥。ダメだ。このオバハン、ウザい。

 

リックもシェーン殺して自暴自棄になってるのか、独裁者だよね。今までみたいに、みんなで話し合おう!的な民主主義なリックはどこ行った?みんな怯えてるし、どうか、ハーシェルとダリルの力でリックの目を覚まさせてやって!

 

で、大事な事が今回分かったね。CDCが爆発する前、ジェンナーが耳元でコソコソとリックに話した内容がコレか。

つまり、みんな感染してるから死ねば噛まれてなくても、ウォーカーになるって事だよね。だからランダルもシェーンもウォーカーになったんだね…。

もう希望とか言ってられなくない?

希望も何もなくない?

あ、だからジェンナーな希望を失くして自殺したのか…。

 

ってか、家も失ってシーズン3どうするんだろう‥‥‥

 

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【ウォーキング・デッド シーズン2】12話「深い森の中で」 ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

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シーズン2 エピソード12

題:深い森の中で(Better Angels)

 

夕暮れの農場でデールのお葬式を行っていた。リックがみんなの前でデールに最後のお別れをしていた。

「デールには手こずらされた。厄介だった。思った事を口に出すからだ。率直だった。その正直さはまれで、勇敢だ。決断を下す時には彼を思い出そう。彼のあのまなざしが、きっと答えてくれる。彼は俺たちの心を読めた。どんな人間か分かっていたんだ。真の俺達の姿を。彼は最後に人間性を訴えた。グループ崩壊とも。彼に恥じぬためにも、違いを超え1つになろう。悲観するのをやめ、生きるために闘うんだ。命や未来を守ろう。崩壊していないと彼に証明するんだ。今後は彼の遺志に従う。デールへの敬意だ」

 

 

ハーシェルはデールの死をきっかけに、外でテントを張って生活をしていたリック達を家の中で生活できるように招き入れた。農場は50頭ほどいる牛がウォーカーを呼び寄せてしまうという深刻な事態に直面していた。

入口を車で封鎖し、監視台を作ることにし、農場の安全を確保するためにそれぞれ役割分担をした。

そしてリックはデールの遺志通り、ランダルを解放する事を決めたが、シェーンは納得のいかない様子だった。決定事項だと決めたリックに「相棒はダリルか。勝手にしろ」といってシェーンはふてくされた。

 

ハーシェルは依然としてシェーンに対していい印象を持っていなかった。リックが彼も変わり始めていると緩衝材のような役割を担っていた。リックはダリルとランダルの解放に行く間の農場とシェーンの事をアンドレアに頼んだ。シェーンの子守りをさせられるアンドレアは少し不満気だったがリックは自分がいない間の秩序を守ってほしいとお願いした。

 

カールはシェーンの所にやってきて、両親に言わないと約束してくれる?と秘密の話をシェーンに話した。

カールはダリルのバイクから盗んだ拳銃をシェーンに渡し、「デールの事は僕のせいなんだ」と打ち明けた。デールを襲ったウォーカーは、カールが石を投げつけていた沼にはまっていたウォーカーだったのだ。カールはあの時自分が逃げずに拳銃で撃っていれば‥と後悔をしていた。シェーンは「自分を責めるな。お前は悪くない。自分を守るんだ」と言うと、受け取った拳銃をもう一度カールに渡そうとした。カールは「銃は持たない」と拒否したが、常に一緒に居られるわけではないからとカールに所持するように言った。カールは「ダリルに返して」と言うと銃を受け取らず逃げるように去っていた。

 

シェーンは風車に監視台を作るため作業を始め、ハーシェルの家では寝床を割り当てていた。マギーはグレンに自分の部屋で寝るようにと誘ったが、グレンは皆と一緒の場所でいいと断った。トラックから重い荷物を運ぶローリを見てTドッグが心配して代わりに荷物を持つと、ハーシェルはその荷物を自分の部屋へ運ぶように指示した。ハーシェルは妊婦のローリを気遣い、カールと一緒にベットで寝るようにと提案してくれた。ローリがハーシェルの家だからと遠慮していると、ハーシェルはみんなの家だと言って自分はソファーで寝ると言ってくれた。ローリはお礼を言って残りの荷物を運ぼうとした時、1人風車に上って監視台を作るシェーンを見つけた。

 

ローリはシェーンの所へとやってきて、「誰かに手伝ってもらえば?」と声をかけ、シェーンに降りてきてと言った。ローリは降りてきたシェーンに話し始めた。

「ソフィアの死後、じきに解決して元に戻れると思っていた。でもデールが死んで、目をそらしちゃいけないと実感したわ。わだかまりが残ってる。あなたとリックを私が混乱させた。誰の子か分からない事であなたを苦しめてる。アトランタから連れ出してくれた。あの夜を覚えてる。あなたの車の中で"シェーンがいるから私たちは大丈夫"と思ってた。お礼を言ってなかった。私達の関係は複雑になってしまったけど、そばにいてくれた。本当に感謝してるわ。ひどい状況だったからなんて言い訳はできない。ごめんなさい。シェーン。心から悪いと思ってる。」

そう言うと泣きながらその場を離れた。シェーンは切ない表情のまま立ち尽くした。

 

 

リックとダリルは地図を見ながら、ランダルの解放場所を確認していた。そして、リックが自分の代わりに苦しむデールにむけて引き金を引いてくれた事を話そうとした。するとダリルは「全部あんたが背負う事はない」と言った。リックは頷くと、ランダルの件に関して異議はないか?と聞いた。ダリルは「あんたとは争わないよ。意味がない」そう言ってトイレへ向かった。

 

1人になったリックのところへシェーンがきて、カールに秘密にと言われたデールを襲ったウォーカーの話をしゃべった。リックはローリと話させるると言うが、シェーンは父親と話したいはずと助言した。ランダルの件で忙しいと言うリックにそれは待てるだろう?とシェーンが言うと、ムッとした表情で「それは俺が判断する」と言った。シェーンはリックの代わりにランダルを解放しに行くと言い出すが、リックは断った。

シェーンはカールから預かった拳銃をダリルに渡すように頼み、「カールより囚人の方が優先か」と嫌味言って去って行った。

 

 

アンドレアはデールが大事にしていたキャンピングカーを移動させようとしたが、エンジンがかからない。見かねたグレンがデールに教わった方法で修理を始めた。その光景をアンドレアは懐かしむように優しい笑顔で見守っていた。グレンは最後の話し合いの時にデールを失望させたと悔いていた。アンドレアは涙をぬぐいながら修理するグレンに彼は私たちの思いを感じてたはず‥と慰めた。グレンは修理したキャンピングカーのカギを回すと、エンジンがかかった。

 

 

リックはローリにカールの居場所を尋ねて小屋の2階にいるカールの所へやってきた。カールは家の手伝いは疲れたので、小屋の2階で見張りをしていた。リックはカールに拳銃を渡し、シェーンと同じく「持ってろ」と言い、そしてリックはデールの事故はカールの責任じゃないと優しく言ったが、カールはデールの死に動揺している様子だった。リックは「お前が必要だ。子ども扱いは終わりだ」と言うと、「死に溢れた世界で、人は準備など出来ずに、いつか死ぬ。できる事は死を避ける努力をする事だ」と言い、もう一度拳銃を差し出すとカールは素直に受け取った。

 

 

魔かくしをされて小屋に閉じ込められているランダルは、何とかして脱出しようと手錠をかけられた手首から出血をしながらも、もがいていた。

そこへ誰かが納屋に入ってきた音と気配を感じたランダルは恐怖で怯えていた。

その人物は椅子をドカンとおいて、目隠しをされているランダルの前に座った。

シェーンだ。

怯えるランダルの目の前に座り頭を抱えるシェーンは何も言わず、ランダルをにらみつけた。そして、自分の頭を叩き、喝を入れるとランダルの頭部に銃口を向けた。

ランダルはテープで口が塞がれているので声は出せないが、必死に声を上げようと抵抗していた。そして息を荒くしたシェーンは、何か考えるようにその場にたたずんでいた。

 

ランダルの解放の準備をしていたダリルに、Tドッグがボーガンだけでは危ないからとデールの形見のナイフを渡した。そしてリックが合流してランダルの解放を実行にうつす時が来た。Tドックがランダルを連れてこようと小屋に向かったが、小屋はもぬけの殻だった。Tドックが急いでリック達のもとへと戻った。

 

 

ランダルは森の中にいた。

シェーンに連れ出され、目隠しと口にテープをしたまま歩くランダルはつまずきこける。シェーンはランダルを起こすと、目隠しを取った。そして、逃がしてやると言うと、外してやるから大声を出すなと言うとシェーンはランダルの口のテープを外した。騒ごうとするランダルを制止すると、助けてやるからと仲間の居場所を聞き出した。そして8キロ先のハイウェイのそばにキャンプがある事を知ったシェーンは連れてってくれと言った。ランダルが不思議に思い理由を聞くと、シェーンは今のグループにはうんざりなんだと言った。そして2人は森の中を歩き始めた。シェーンはおしゃべりが止まらないランダルに黙って歩くように指示するが、癖なんだと話し続ける。シェーンは周りの様子を気にしながら進む。木の陰に2人が隠れた時、ランダルの「あっ!」という大きな声が響いた。

そしてシェーンがきの陰から姿を見せると、目はうつろで挙動不審だった。シェーンは木に自分の頭を打ち付け、血を流しながら倒れこんだ。

 

 

ランダルがいなくなったことでパニックになっていたメンバー達の様子を、草むらの陰から額から血を流したシェーンが見ていた。

シェーンはしゃがみ込んで銃を草むらに隠し、深呼吸をすると、「リック」と大声を上げて、リックの元へ向かった。ただならぬ様子のシェーンにリックやローリ達が心配すると、シェーンは「銃を奪われた」と言った。額から血を流すシェーンは、背後から襲われ顔を殴られたと言い、リックは慌てて皆を家の中に避難させてカギをかけるように指示した。そしてグレン、ダリル、リック、シェーンはランダルの捜索に向かった。

 

 

気を失う前に森へ消えるのを見たというシェーンの証言を基に、捜索した。ダリルが小柄なガキにやられたのか?とシェーンに言うとシェーンは岩を武器されたと言い訳をした。ダリル・グレンチームとリック・シェーンチームの2組の別れて捜索する事にした。

 

 

家の中に避難したメンバーはカギをかけて用心し、2階からはカールが外の様子を監視していた。

 

日が暮れた森の中でグレンとダリルは懐中電灯を頼りに捜索していた。ダリルは足跡の痕跡を辿っていた。足跡は2人分あり、シェーンはランダルを追い続けた事が分かり、さらに血痕のついた木を発見する。ダリルは2人が並んで歩いていた事を突き止め、何者かが争った痕跡も見つけた。その場所にはランダルを縛っていた紐が落ちていた。

物音がして、ビックリした2人は木の陰に隠れた。近寄ってくるウォーカーを2人協力して倒し、倒したウォーカーを懐中電灯で照らすと、そのウォーカーはランダルだった。

 

 

一方、捜索を続けるリックはシェーンに「銃を奪われた?」と聞くとシェーンは悔しそうに「俺を殺さなかった事を後悔させてやる」と言った。リックは何か言いたげだったが、何も言わず、シェーンの言うままに捜索を続けた。

 

 

死んだランダルのウォーカーを見たダリルは、首が折れている事に気が付く。そして体をチェックするが、ランダルは噛まれてなかった。ダリルはランダルが首が折れて死んだと言うと、グレンは「どういうことだ?」と言い沈黙が流れた。

 

 

リックは「岩でやられたのか?」と聞くと、シェーンは「そうだ」と答えた。リックは小屋の扉は施錠されていたから、「小屋でやられたのか?」と聞いた。シェーンは屋根から出たんだろうとウソをついた。リックは立ち止まると、「目的地はここか?」と聞くとシェーンは「格好の場所だ」と答えた。リックは「何をするか口に出せるか?殺人だ」と言い、2人の間に不穏な空気が流れていた。シェーンはリックを殺害する筋書きを話始めた。前もそうだったから、ローリやカールも乗り越えられると言うと、リックに銃口を向けた。

リックは「なぜ?解決したはずだ」と言うと、シェーンはランダルを解放しに行ったときに殺し合おうとした事を忘れれずにいた。リックは「俺を殺せるのか?妻を寝取り、俺の子供にパパと呼ばせるのか?価値のない人生だ。お前は耐えられない」と怒った。しかしシェーンは「お前に何が分かる。どれだけ我慢してるか。お前には何ができる?銃を持てよ」と挑発をした。リックは挑発に乗らず、持たないと言ったが、シェーンは「家族を守るんだろう?俺が父親になる。ローリにもふさわしい。お前と違って彼らの為に闘える。お前が全てを壊した。銃を持て。」と醜い腹の内を話した。しかしリックは変わらず銃を持とうとはしなかった。「丸腰の男を撃ってみろ」そう言うと、リックはそっとガンホルダーから銃を取り出し、シェーンに差し出した。リックは銃を差し出したままの状態でゆっくりシェーンに近づきながらこう言った。「今なら戻れる。何もなかったことに。銃をおろすんだ。農場へ戻ろう。一緒に。ローリやカールの所へ。全てを忘れよう。」

シェーンは嬉しそうに少し笑いながら、向けていた銃をリックに渡そうとした。

 

その瞬間

 

リックがシェーンのお腹にナイフを突き刺し、そして引き金を引いた。

一瞬の事だった。

 

倒れこむシェーンを抱え、苦しそうに横たわるシェーンに、「お前がこうさせた。俺じゃなくお前のせいだ。俺じゃない。違う!俺じゃない。違う」とリックは泣き叫びながら、吐血しながらシェーンは息を引き取った。

錯乱してシェーンの返り血を浴びたリックは泣きながら、シェーンの遺体のそばで泣き叫んだ。

 

「パパ?」

 

カールの呼ぶ声が聞こえた。暗闇の中に立つカールにリックはよろよろと歩き近づいた。

カールは倒れているシェーンに気付き、不審な目と少し怒った表情でリックを見ていた。

リックは「カール」そういって近づき「違うんだ。ママの所へ戻れ」と言った。

するとカールは、リックに銃口を向けた。

 

ウォーカーとなったシェーンがリックの背後から迫っていたが、リックは気づいていない。

 

リックが「カール、よすんだ。勘違いだ」そう言うと、カールが引き金を引いた。

 

リックの後ろから迫ってきたシェーンのウォーカーが倒れた。

 

涙を浮かべながら、興奮しているカールにリックは「ここにいろ」というと、倒れたシェーンのウォーカーのそばへと近づいた。

 

その時森では、数えきれない数のウォーカーがうじゃうじゃと、うなり声をあげながらさまよっていた。

 

感想

 

とうとう、この時がきましたかー的な結末。

ローリがシェーンに謝るシーンとかもっとキチンと言えよ!とか思っちゃた。あれで十分なのかな?私的には少し未練があるような言い方で、なんか納得できなかったな。

シェーンはどう思ったんだろう??

もうシェーンは大丈夫かな?なんて思ってしまった‥。デールが死んで、自分の意見が通ると思ったのに、デールの遺志を継いでみたいになった事がダメだったのかな?

やっぱり、ローリの言った事が原因?

リックの相棒がダリルっぽくなった事が原因?

今回はなんでいきなりシェーンが暴走したのか分からないなぁ。

 

でもシェーンの暴走ってさすが暴走なだけあって、計画に緻密さが全くないよね。すぐにダリルにシェーンのウソ見抜かれちゃってるじゃん!もっと計画的に‥ってそうじゃないか(笑)でも、結局ランダルは悪者だったっぽいよね。シェーンには仲間の居場所しゃべったもん。8キロ先って割とちかいよね。歩いても行けるし。やっぱり危険人物だったか‥。なんか解放しなくて良かったのかもとか思ってしまった。前回デールの演説で心動かされたのに、あっさりとそんな薄情な事思ってしまった(笑)

 

最終シーンの暴走シェーンはもう恐怖しかなかったよね。

何言ってんの?みたいな。

堂々とお前殺して妻もらうぜ!その方がお前の妻も幸せだぜ!的な発言とかヤバすぎ。やっぱりローリとの会話にリックがいなければ的な節を感じちゃったのかな?

いつかはこうなるとは思ってたけど、意外と生々しいシーンだった。リックも衝動的っぽい雰囲気だったし。リックの精神状態がちょっと心配になるよね。

 

てか、最後の森の中のウォーカーのシーンって農場の横の森の事??

だとしたら大変じゃない?

大変どころの騒ぎじゃないか…。アトランタ市内レベルのものすごい数のウォーカーだった。次でシーズン2ラストだし、何か起こるよね、コレ。

こわい‥‥‥。

 

次のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

【ウォーキング・デッド シーズン2】11話 「生かすか殺すか」ストーリー・感想

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The Walking Dead(ウォーキング・デッド)

 

 

1話ごとのあらすじや感想を書いていきます。

※ネタバレあります。

 

前回のエピソードはこちら

kaigaidorama.hatenablog.jp

 

Huluウォーキングデットページはこちら

 

 シーズン2 エピソード11

題:生かすか殺すか(Judge,July,Executioner)

 

納屋でダリルがランダルを拷問していた。暴力を振るい、事実を聞き出そうとするダリル。

バーで襲ってきた仲間の数や拠点を聞き出していた。ランダルの太ももにナイフを刺し、脅迫してランダルの仲間の情報を集めていた。

ランダルは自分の他にも女性や子供も生き延びる為に、野蛮な人達の仲間になっていたと話し始めた。そしてランダルは思い出したくないモノを思い出すかのように、ある夜の出来事を話した。テントにいた父と娘2人を見つけた時、仲間のグループの男が2人の娘を強姦して父親に見せつけたが、自分はしなかったと告白した。泣きながら「奴らとは違う。頼む。信じてよ」と訴えるランダルをダリルは何度も蹴った。

 

 

リック達は集まって今後の対応を話し合っていた。そこへ納屋から戻ったダリルが合流した。ダリルはランダルの仲間はギャングで、30人以上いて武器も大量にあり、もし見つかれば男は殺され女は死ぬよりツラい目に合うと話した。

リックは「彼に近づくな」と言うと「どうする気?」というローリに向かって「脅威を放っておけない。排除すべきだ」と言った。

不満気にデールが「殺すのか?」と聞くとリックは「決定だ。今日やる」と言い切って、テントを離れて行った。

 

離れていくリックを追いかけて行ったデールは「やめろ」と説得した。リックは一晩考えたが唯一の道だというが、デールは一人で決断すべきではないと反対し、誰にも反対する隙さえ与えなかったと非難した。デールは、ランダルはまだ子供で、ギャングと一緒にいただけで死刑はダメだと言うと、皆と話す時間が欲しいと訴えた。リックは安全が第一だと言うとデールの意見を聞き入れず再び歩き出したが、デールに「息子になんて言う?」と言われてしまう。リックは足を止めると、日没後にもう一度みんなで話し合って決定する事にし、デールに時間を与えた。

 

 

キャンピングカーの中でアンドレアは何か探していた。そこへやってきたデールはアンドレアに「頼みがある」と言うが逆に「銃を動かした?」と質問される。デールは「あぁ」と答えると、銃の入ったバックをアンドレアに渡し、ランダルを守って欲しいと頼んだ。

「なんで?」と聞くアンドレアに、デールはリックにみんなと話す時間はもらったが、シェーンはランダルを殺したがってるからと答えた。そしてデールは「君も賛成なのか?」と聞くとアンドレアは「彼は脅威よ」と答え、バックの中に入っていた銃弾の少なさに不満を漏らした。

デールは文明社会とは言えなくても、人間らしくいるかはそれぞれの選択だと言うと、ランダル殺害を反対するよう説得した。アンドレアは「囚人は見張るわ。同意はしないけど…」と言うと銃を手にキャンピングカーを出て行った。

 

 

納屋で拘束されているランダルは、必死に鎖を外そうとしていた。納屋の外に見える人影に「頼むよ。水をくれ」と訴えた。ランダルは納屋の隙間から見えるアンドレアに「殺すんだろう?」と聞くとアンドレアは目を背けた。

ランダルは椅子に登り、隙間から外の様子を見ると、カールが「人質は子供?見たい」とシェーンに言っていた。シェーンはカールに、大人の問題だから俺たちに任せろと言うとアンドレアの元へとやってきた。

 

シェーンはアンドレアがデールに見張りを頼まれたことを察していた。シェーンはデールに丸め込まれたのか?と質問するとアンドレアは「あなたに賛成よ」と答えた。自分に賛成なのにデールに頼まれて見張りをしているアンドレアにシェーンは「あいつらが問題を起こし俺らが巻き込まれる」と言うと問題の原因を作っているのは間違ったルールを作ってる人達だと言った。

「リックがリーダーでハーシェルの農場よ」というアンドレアに「変える」と言うシェーン。アンドレアが微笑みながら「閉じ込めて銃を取り上げる?」と言うとシェーンは、何も言わず何か企んでいそうな顔でアンドレアを見た。本気だとわかったアンドレアは「混乱するわ」と言うが、シェーンは「混乱はさせない。誰も傷つけたくない。安心して眠りたいだけだ」と言った。

その様子をずっと納屋の隙間からランダルが見ていた。

 

 

外の様子を見ていたランダルを見ていた人物がいた。カールだ。

ランダルはカールに気が付くと、「俺はランダル 君は?」と話しかけた。何も答えないカールにランダルは話し続けた。2階から納屋に入ったカールは1階のランダルのそばへとやってきた。「仲間の元に食べ物がある。助けてくれたらお礼をするよ。守ってあげるからここを出してくれ。鎖のカギを探してくれ。お願いだよ」何も話さないカールに向かって喋り続けていた時、納屋の扉が開いてシェーンがやってきた。納屋にカールがいる事に驚きシェーンは怒った。そしてランダルに「何を言った?今すぐ撃ってやろうか」と銃を向けた。

アンドレアがシェーンを制止すると、シェーンは「早く出ろ 行くぞ」と怒りながらカールを連れて納屋を出た。

 

カールは納屋を出ると「親に言わないで」とシェーンにお願いした。シェーンは危ないから近づくなと強く怒るとカールは「親に言わないでね」と念を押した。シェーンは同情を誘って隙を狙ってるんだから油断したら死ぬぞと注意し、分かったらママの所へ行けとカールを納屋から遠ざけ、走って去るカールに「もうムチャはするな」と声をかけた。

 

 

みんなと離れた所にテントを張るダリルの元にデールがやってきた。ダリルはグループは崩壊したから1人の方がいいと言う。デールはランダルの死に無関心なのか?と聞くとダリルは「そうだ」とと答えた。デールはどっちでもいいなら自分に加勢してくれるよう頼むと、ダリルは俺の意見は誰も聞かないと言う。

デールはキャロルも自分もリックも耳を貸すと説得するが、ダリルはリックの頼りはシェーンだけだと言うと、立ち去ろうとした。

デールは「ソフィアやグループを気にかけていたのに、拷問なんて君らしくない。リックやダリルはまっとうな人間だが、シェーンは違う」と言った。ダリルは「オーティスを殺したからか?」と言ったのでダリルが気づいていた事にデールは驚く。そしてダリルはリックは、シェーンの事もグループ崩壊の事も気づかないフリをしているだけだと言うと、立ち去って行った。

 

 

リックが小屋にいると、リックを捜してローリが来た。そしてローリはランダルを処刑する事が本当に最善策なのかとリックに聞いた。リックは初めてだし、分からないと答えた。ローリは以前は死刑反対派だったが、世界が変わって何が正しいのか戸惑っていた。賛成か?と聞くリックにローリはあなたが言うならと答えると続けて、「シェーンと何があったの?」と聞いた。リックはローリに「シェーンはもう危険じゃない」と言った。

 

 

ソフィアのお墓の前で座るカールにキャロルは「いつかソフィアと会えるわ。天国にいる」と話しかけた。カールは握りしめていた空の銃弾をポケットにしまうと、「いないよ。天国なんて嘘だよ。信じてるならバカだよ」と言って歩いて行ってしまい、キャロルは少し驚くと同時に怒っていた。

 

 

歩いてくるリック夫婦を見つけたキャロルは「息子をしつけて」と怒って抗議した。リックが何があったのか聞くと「無礼だわ。ソフィアの事よ」と言う。ローリが大丈夫よと軽く言うがキャロルの怒りは納まらず、「大丈夫じゃない」と言うので、リックが「俺が話してくる」とカールの元へと向かった。

ローリは対処するからあなたも落ち着いてと言うも、「みんな私を避けてるけど、正気は失ってないわ」とさらに怒りをかってしまう。

 

 

リックがカールを呼び止め、キャロルに失礼なことを言ったのか?と訪ねた。カールは「天国を信じるのはバカだ。そうでしょう?」と言った。リックは娘を失ってどこかにいると信じたいんだと言ったが、カールは反論しようとした。リックはカールの言葉を遮ると「しゃべらずに考えろ。」とキャロルに思いやりを持つように話した。そして誤りを正すためにキャロルに謝るように言った。

しかしカールは納得いかないのか「ランダルを殺すのも誤りを正すためなの?」と質問をするとリックは「それは違う」と答えた。カールはランダルを殺す方法を聞いてきたがリックはキャロルの事だけ考えろと怒った。

 

 

 

デールはハーシェルの元へとやって来ていた。ハーシェルは牛がフェンスを突き破ったので、その対処をしていた。デールはランダルの件でハーシェルに話をしに来ていた。ハーシェルはランダルの運命はリックに委ねると言い、意見を放棄した。デールはあなたの家だろう?と言うが娘達から遠ざけて欲しいだけだと言った。見て見ぬフリをしようとするハーシェルに呆れながらも、決断する前にランダルと話してくれるよう頼んだが、それもリックに任せると断られてしまう。

 

 

カールは1人でダリルのテントに来ていた。ダリルのバイクを嬉しそうに触っている時、バイクの後ろポケットに入っている拳銃を見つける。カールは拳銃を持って1人で森の中へと行ってしまう。森を進むと、沼に足を捕られて身動きできないウォーカーを発見する。はじめは驚いたカールだが、そのウォーカーが身動きできないと知ると、近づきウォーカーに向かって石を投げ始めた。そしてウォーカーをじーっと見つめていた。

 

 

デールはシェーンのところへやってきて、同じ場所で暮らすのだから1対1で話し合おうと言い、シェーンもそれを受け入れた。デールはランダルを生かすのは危険はあるが相手はたった1人だと言うと、シェーンは仲間は30人いると反論した。そしてシェーンはデールの根性は認め、皆を説得できたら俺は何も言わないがあんたは間違ってると言い切った。そして、もし誰かが殺されたらあんたの責任だと言うと、歩いて行ってしまった。

 

 

ハーシェルがベスの側にいると、グレンがベスの様子を見に来た。ベスの調子が良さそうで安心したグレンは部屋を出ると、ハーシェルがグレンに「家族の出身は?」と話しかけた。グレンはミシガン州で、その前は韓国に住んでいたと話すと、ハーシェルは「移民が国を作った。忘れるな」と言い、自らの出身の話を始めた。そして祖父が祖国(アイルランド)から持ってきて代々受け継がれてきた懐中時計を手に取り「娘を任せられるのは1人だけだ。受け取れ。私の気が変わらぬうちに」とグレンに差し出した。

グレンは手に取ると「ありがとう」とお礼を言った。

 

 

日が暮れ始めた農場では決断の時間が迫っていた。ローリはツライ決断をしなければいけないリックを思いやっていた。リックはランダルを殺害する覚悟ができていた。しかしリックは自分の意見に賛成しているローリだが、正しい行動とは思っていなさそうな雰囲気に不満を抱いていた。リックはこれが正しい選択だとローリとそして自分に言い聞かせた。

 

 

森の中でカールは沼に足を捕られて動けないウォーカーで遊んでいた。ウォーカーに近づき拳銃を向けたその時、沼にはまっていたウォーカーの片足が抜けた。ウォーカーはカールの足を掴むと、カールは必死で抵抗し何とか逃げ切る事に成功した。

 

 

カールが森から戻ると丁度話し合いが始まる時間だった。皆がハーシェルの家に集まった。皆の意見を聞き、選択肢を考える方法にした。デールは少し怒りながら殺害の反対派がいるとすれば自分とグレンだと言った。しかしグレンはデールは常に正しいが今回は…と賛成派だった。ランダルは仲間じゃないし、これ以上の犠牲はご免だと言うグレンにデールはマギーに君も賛成なのか?と聞く。マギーは監禁する方法を提案するが、冬が近づき、食料の事も考えると現実的ではなかった。デールはチャンスを与えようと言うが、危険にみんなが怯えていた。犯さないかもしれない罪のせいで殺す事に納得のいかないデールは最後まで抵抗する。デールの強い説得でリックが心を動かされ始め、別の方法を探そうと言い始めた。言い争いが始まるとキャロルは自分には関係ないから早く結論を出して欲しいと言うと、デールは口を閉ざすことはその手で殺す事だとキャロルを非難した。

リックが最終決定前に意見がある人を募ると皆が下を向いて口を閉ざした。デールは最後に「ランダルを殺害すれば強い者だけが生き残る醜い世界になってしまう。そんな世界に生きたくない。頼む。正しい事をしよう」と呼びかけた。

 

「彼は正しい」そう口を開いたのは意外にもアンドレアだった。しかし他の誰もデールに賛成する事はなかった。デールは「グループは崩壊だ。失望した」と言うと家から出て行ってしまった。

 

 

深夜、ランダルを小屋へと連れてきて目隠しをした。怯えて泣くランダルにリックは「最後の言葉は?」と聞いた。ランダルは泣きながら「お願いです。やめてください」と言った。リックはランダルに拳銃を向け引き金を引こうとすると、「撃って。パパ撃って」と声が聞こえた。カールがいた。リックは戸惑い、驚いたシェーンは怒りながら「何を考えてるんだ」と小屋の外へとカールを連れ出した。リックは引き金を引くことができずにランダルの殺害は中止された。リックは切ない表情でカールを見つめると拳銃を閉まった。

 

 

殺害を実行できなかったリックは、待っていたみんなに「しばらく拘束する」と報告すると、アンドレアは嬉しそうにデールを捜しに行った。ローリにテントの中へと行くように指示されたカールは大人しく従った。そしてリックは小屋の中へにカールがついてきたとローリに報告した。カールは見たかったと話した事を告げるとローリは「それでいい」とリックを抱きしめた。

 

 

デールは森の中でウォーカーに食べられて瀕死の豚を発見し、危険を感じていた。Uターンしようと振り返るとそこにはウォーカーがいてデールは襲われてしまう。デールの叫び声はリック達の所まで届いた。おのおの慌てながら、デールの元へと向かう。

一番早く駆け付けたのはダリルだった。デールからウォーカーを剥がし、ウォーカーを退治したが、すでにデールはウォーカーに腹部を噛まれていた。皆が到着し、アンドレアは必死でデールを励ました。皆が「頑張れ」と声をかけ続け、ハーシェルが到着した。ここで手術をしようとパニックになっているリックを制止し、ハーシェルは首を横に振った。

アンドレアが痛がるデールに泣きながら寄り添う中、デールを襲ったウォーカーを見てカールは何故か驚いて怯えながらローリに抱きついた。

アンドレアが泣きながら、痛み苦しんでいるデールを何とかしてあげてというとリックがデールに拳銃を向けた。しかし引き金が引けない。するとダリルがリックの手からそっと拳銃を取るり、「悪いな」というと引き金を引いた。

 

感想

 

今回は、本当に反省させられた。というか、かなり深~い内容の回だった。

今までデールの事ウザいとしか思ってなかった。まぁウザかったんだけど…。

話し合いの時のデールに心打たれたなー。

この物語の中にいる人は「生き残る」ではなくて「生きていく」と言う事。生き残るだけならみんなシェーンのように危険を回避して蹴落として生きればいい。けど生きるんだとすれば、人としての心を失っちゃいけないなって。本当に反省させられちゃった。

ランダルについての対処の正解はわからないし、この世界に生きる事とは時にはシェーンのような選択をしなければいけないけど、迷い悩み苦しみを経て選択しなければいけないのかもと考えさせられちゃった。

しかしランダルが悪人なのか?善人なのか?謎。

 

デールを見直した途端に、デールが襲われちゃった。

多分もう無理だよね。なんか裏でグループを統制していた人を失う感じで、今後のシェーンの暴走に拍車がかかりそうな予感。

しかし、最後のアンドレアにはちょっと泣けたわ。私と同じようにデールの説得の言葉が的確で、忘れてた人間の大事な部分を思い出させてくれて、ようやくデールとアンドレアのわだかまりが無くなるかと思ったのに…ね…。

これからどうなってくんだろう。ランダルどうするんだろう。

 

 

そしてカールね。なんかカールがサイコパスになるんじゃないかと不安だわ。平気で撃てとか言うし…。

 

今回の回は改めてウォーキングデッドの世界の深さを知った回だった。これからこのグループがどれだけ人間らしく生きていけるかも注目ポイントだぞっていうメッセージをしっかりとデールから受け取った。

 

はぁーしかしデール‥‥‥ショックだな。

 

次のエピソードはこちら

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